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三十九 最低で最高のパートナー


そして一年がたった

アドルフを貧民街で見たと目撃証言はあったけど、いなかった

もしかしたら兵役を逃れるためにドイツに行ったのかもしれない

けど、確かめようがない……


確かにアドルフは

口は悪いし、急に怒るし、仕事はしないし、外面だけはいいし、束縛するし

どこでもうろうろするし、突然演説を始めるし、色々と連れ回されるし

自作の詩を聞かされるし、犯罪の片棒を担がせようとするし、自分勝手だし

誰にだって喧嘩は売るし、民族主義者だし、妄想癖がすごいし、唯我独尊だし

秘密主義だし、気狂いだし、夢想家だし、ああ言えばこう言うし

訳の分かんないことばかり言うし、頑固だし、読みたくもない本を渡されるし

モテてムカつくし、そのくせガードは堅いし、何も言わずどっかに行ってしまう


こんな同居人ならいない方がいろいろと捗るかもしれない

でも、それじゃ駄目なんだ……

アドルフがいなければボクの人生は平凡で退屈

どんなにステキで優雅な芸術に触れても

一人だけじゃ感想も言い会えない…面白さも半減だ


ウィーン編 完

帝国宰相編に続く


参考・引用・元ネタ

彡(゜)(゜)「ワイはアドルフ・ヒトラー。将来の大芸術家や」(5ch)

アドルフ・ヒトラーの青春(三交社)

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