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二十七 夜の街②


ホテル内


紳士「さぁ、好きなものを注文するといい」

ク「じゃあボクは…」

ア「……」

ク「ふふ、ボクこんなところに来たことないよ! アドルフは何を食べる?」

ア「…………」

ク「アドルフ?」

ア「……まあ、気をつけてればええか クビチェクも楽しんでるみたいやし」

ク「どうしたの?」

ア「なんでもないで…じゃあワイは」


食後


ク「ああ~美味しかった 本当に今日はありがとうございます」

ク「って、あの紳士の方は?」

ア「いつの間にかいなくなったな」

紳士「おまたせ デザートはケーキしかなかったんだけどいいかな」


ク「デ、デザートまで!」

ア「おっ、甘い物はワイの好物や」


二十五 夜の街③

ク「ああ~もうお腹いっぱいだ」

ア「すっかりご馳走になりました」

紳士「いやいや、若者を応援することが大人の務めというものさ」

紳士「しかし、アドルフ君は最近の若者にしては鋭い考えを持っている…」

紳士「先程交差点で君たちの話を聞いたらイても立ってもいられずにね」


ク「アドルフはすっごく女の人にモテるんですよ!!」

ク「でも、全然それに興味を示さないんです…」

ア「おいおい、よせって」

紳士「ほう…実に興味深いね」


ク「さっきだって女の人からお誘いのカードを貰ったのに」

ク「チラっと見ただけで それでお終いなんです」

ア「クビチェク 本当にもうやめて」

紳士「ははは、君は私の若い頃にそっくりだね」

紳士「私はフェクラブルックの工場主をしていてね」

紳士「最近は金目当ての婦人ばかりに寄られて 困っているんだ」


ア「最近のウィーンは欲にまみれてますからな」

ア「かつての英雄がいた時代が輝かしいばかりです」

紳士「本当にね… 筋骨隆々の男達が戦場で合間見えていた時代はもう遠い昔だ」

紳士「君の方は音楽を学んでいるんだってね」

紳士「私は最近室内音楽に凝っているんだが」

ク「本当ですか! 室内での音響は~」


喋ること数分


ク「うーん、少し眠くなってきたかな……?」

ア「はは、彼は毎朝早いのでこの時間はもうベッドの上なんです ではそろそろ」

紳士「ああ、今日は実に楽しかったよ」


紳士「それと君……」


参考・引用・元ネタ

彡(゜)(゜)「ワイはアドルフ・ヒトラー。将来の大芸術家や」(5ch)

アドルフ・ヒトラーの青春(三交社)

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