十八 読書②
ア「おお!この本は本当に参考になるで…」
ア「クビツェク! お前も愚かな群衆にならんようにこの本を読むんや!」
ア「これは世の中の真実やぞ!」
ク「わかったよ…どれどれ」
ア「なにしとんねん! なんで目次をとばすんや」
ク「え…どうせ全部読むし…」
ア「全く、お前は本の読み方も知らんのやな…」
ア「ええか、読書ってのは本を選ぶ時から始まっとるんや」
ア「ワイは馬鹿みたいに本を読む奴を知っとる 奴らは一字一句読む…」
ア「でもな、ワイはそいつらを『博識』とは呼ばん」
ア「確かにそいつらは膨大な知識を得る」
ア「でもそいつらは脳に取り入れた知識を分類整理する方法を知らん」
ア「一番大事なのは目次なんや!」
ア「そして、最初に核心部分から読むのが秘訣や!」
ア「そしてそこだけを覚えて頭の図書館にしまい込むんや」
確かにアドルフの本のチョイスは平均的な読書家よりも明らかに優れていた
でも彼の読書は、自分の考えの中の欠けたピースを埋めるため
いわば知識の補完だ
つまりは自己確認の意味合いが強かったように思う
ア「ちなみにこの『群衆心理』は全部が核心や!」
ク「えぇ…だったら怒らなくてもよかったのに」
ア「細かいことは気にすんなや」
ア「つうことで今から本屋に行くで!この本は買わなアカン!」
ア「ええ~今から~」
ア「いやぁ~こんな本に出会ったんは『ドイツ英雄伝説』以来かもしれんな! はよ行くで」
アドルフを追いかけようとした時、トントンと肩を叩かれた
ク「はい?」
「図書館ではお静かに!!!」
ク「ひぃ ごめんなさい」
ア「なんや!お前の方がうっさいやんけ!」
ク「アドルフ!なに言ってんの…」
ク「ほら 本屋に行くんでしょ」
ア「いや待てや、どう考えても声量はあいつの方が…」
ア「もう、いいから!ごめんなさい~」
参考・引用・元ネタ
彡(゜)(゜)「ワイはアドルフ・ヒトラー。将来の大芸術家や」(5ch)
アドルフ・ヒトラーの青春(三交社)




