三十五 旅立ち
翌日 ヒトラー家の前
階段の上からクララおばさんと女の子のすすり泣く声が聞こえた
そしてトントントンとアドルフが降りてきた
あ…目に涙がにじんでる…
でも、指摘するほどボクは無粋じゃない…
何も言わずアドルフのトランクを持った
重っ!
いったいなにが入っているんだろう?
ア「もう母さんは一切反対しない ワイは行くで」
ク「あれ、クララおばさんは?」
ア「親が子を見送るなんて恥ずいやろ!」
ク「そっか…」
リンツ駅
ア「あいつ…あの糞親父だってウィーンに行った」
ア「そして成功して母さんとも結婚できたんや!」
ア「ワイだって きっとできる…」
ア「…」
……
ア「だからクビツェク! お前もこいや!」
!!
ク「ははっ、またまた…」
ア「クビツェク! これはいつもの冗談やない!」
ア「本気や!お前このままやと一生そのままやぞ!」
うっ……!
ア「ワイは知っとる!」
ア「お前が努力していることを…」
ア「仕事が終わって疲れているのに勉強していることを…」
ア「後はお前が勇気をだすだけや!」
ア「そしたらワイも全力でお前を応援したる!」
アドルフ…
ア「せやから、来い!クビツェク!」
ポー ドアが閉まります
ア「ほな…またな…待ってるで…」
プシャー
……
…………!
参考・引用・元ネタ
彡(゜)(゜)「ワイはアドルフ・ヒトラー。将来の大芸術家や」(5ch)
アドルフ・ヒトラーの青春(三交社)




