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三十四 親心


あくる日

ク「このマットレス、ずいぶん注文が込んでるね…! ぐぐ…」

父「ああ…今日いっぱいはかかるな…」


ガラガラ


ア「クビツェク」

ク「あ、アドルフ…ごめん、今は少し忙しくて…」

ア「明日、出発するわ 出来れば一緒に駅まで来てくれや」

ク「明日!?随分急だね」

ア「そんじゃ、仕事頑張ってな…」

ア「叔父さんも、無理をなさらずに頑張って下さい」

父「ありがとう、アドルフ君はいつも礼儀正しいねぇ」

ア「ほな…また…」


夜

ク「やっと終わった…!アドルフの家に行ってみよう…」


ク「ごめんください」

クララ「あ クビツェク君!アドルフが帰ってこなくて!」

ク「ああ、きっと森にいるんだと…それで…あの…」

クララ「アドルフからはもう聞いているの?」

ク「えっ、あ、はい…」


クララおばさんは戸惑っていた

いつもはこんなことないのに

今日は必死になって詰め寄ってきた


クララ「アドルフは高校も卒業していないのよ」

クララ「それなのに、ウィーン行ってどうするつもりなの?」

クララ「画家になるの?そんな一円にもならないのに?」

クララ「いったいどうやって生活をしていくつもりなの!?」

クララ「援助なんてできないわ!私にはアドルフだけじゃなく、パウラもいるのに!」

ク「妹さん、体が弱いんでしたね」

クララ「そうよ、でもアドルフはそんなことまったくお構い無し…」

クララ「まるで世界に自分一人しかいないかのように我が道を進んで!」

クララ「うぐ…」

突然、クララおばさんは胸を押さえしゃがんだ


ク「お、おばさん!?」

クララ「最近はもう…体の調子が悪くて…!」

ク「し、しっかり…!」

クララ「クビツェク君…お願い」

クララ「アドルフは孤独なの…」

クララ「だからこれからも一緒にいてあげて…!」


おばさん…


参考・引用・元ネタ

彡(゜)(゜)「ワイはアドルフ・ヒトラー。将来の大芸術家や」(5ch)

アドルフ・ヒトラーの青春(三交社)

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