二十九 ドリームジャンボ②
ア「うーん新築を建てる案はええが費用がかかり過ぎるで」
ク「みすぼらしい服で豪邸に住むことになるね かっこわるい…」
ア「せや! 借家のワンフロアを貸しきって改造するのはどや!?」
ク「それ名案だね!」
ア「よっしゃ 場所決めに行くで!」
ク「行こう行こう!」
ク「うーんこの辺りは周りが家ばかりだね」
ア「次や次!」
ク「ここいいんじゃない? 程よく町を見渡せるよ!」
ア「……」
ク「あっ……」
近所に学校があった…
ク「ここは学校の通学路があるから芸術活動に支障が生じるね」
ア「せやな」
その後もボクとアドルフは街を走りまわった
そして遂に見つけた
ウアファールキルヘン通り二番にあった家の三階
ドナウ川に近く、緑の優雅な丘陵を見渡せる最高の立地
ボクたちはすぐに引っ越しの計画を立てた
ア「おっ!ここのフロアにワイの作図机置くで!」
ク「じゃあボクはこっちの狭い方で こっちの方が音響よさそう」
ア「カーテンとその飾りは任せるで!」
ク「ふふふ 伊達に家具職人見習いやってないからね 任せてよ!」
ボクはもう夢中になって作業した
ク「できた どうだいアドルフ」
ク「おお、ええな! 堅実で妥当や! よっ 大将!」
ク「ボク宝くじが当たったら家の手伝いをやめるよ!」
ク「音楽の仕事に全力を注ぐんだ!」
ア「そやそや、止めてまえ止めてまえ」
ク「たまには旅行にも行こうね アドルフ」
ア「せやな ウィーンへ行こうや! 劇場に行ったり講義を聴いたりするで!」
ア「でも生活スタイルは今と同じや!」
ア「上品かつ堅実にいくで! 家政婦はどっかの老婦人でも雇おうや」
宝くじ。それも一等に当選するとボクたちは確信していた
参考・引用・元ネタ
彡(゜)(゜)「ワイはアドルフ・ヒトラー。将来の大芸術家や」(5ch)
アドルフ・ヒトラーの青春(三交社)




