十三 アドルフ一家
ク「お邪魔します」
ア「母さん こいつは同志のクビツェクや」
「あら アドルフがお友達を連れてくるなんて珍しい」
ア「う うるさいわ」
ク「こ こんにちは」
おお…この目の大きさ…眼光…アドルフとそっくりだ!
どうやら、アドルフの外見は母親似みたいだ
でも、内面は父親似…
おっと、これはアドルフに言えない…
アドルフのお母さん。クララおばさんは聞いていた通り素朴な人だった
綺麗な人だけど、どことない悲しみの表情が見てとれた
キョロキョロ
アドルフの家は小綺麗なアパートの四階、質素な内装
歩くたびに床がしなった
失礼だけど…思っていたより裕福そうには見えないな
ア「部屋に案内するわ ついてこいや」ギシギシ
ク「あ、この写真って……」
手入れの行き届いたカイゼル髭に少し怒ったような顔つき
そして、いかにもな役人顔
十中八九、写真に映っているのはアドルフのお父さんだろう
ア「今日はチビがいないからええわ 一度興奮し始めたらうるさいからな」
ク「チビ?ああ 確か九歳になった妹さんだよね」
ク「アドルフの兄弟って妹さんだけ?」
ア「うーん 姉がおるけど あれを姉とは……」
アドルフにはアンゲラという姉がいた
なんでも父アロイス・ヒトラーの前妻の娘らしい
つまりはアドルフとは腹違いということになる
ア「姉も姉なんやが」
ア「その姉の旦那のラウバルって奴がまたエラくムカつく野郎で」
ア「そいつは酒、煙草、博打をやるクズなうえに」
ア「役人なんや!」
あ~アドルフとの相性は最悪だね
ア「更にムカつくことに あいつは役人になれなれと口煩く言ってくるんや!」
ア「ホンマ腹立つで!」
あ~アドルフが大激怒している姿が目に浮かぶよ
アンゲラ夫妻もアドルフが怖くてこの家に寄り付けなくなってるんじゃないのかな
キャ♪キャ♬
ア「ちっ チビが帰ってきよった! 裏口から逃げるぞクビツェク!」ギシギシ
ク「え ちょ 待ってよ」ギシギシ
ヒトラー家の家庭事情は色々と複雑みたいだ
参考・引用・元ネタ
彡(゜)(゜)「ワイはアドルフ・ヒトラー。将来の大芸術家や」(5ch)
アドルフ・ヒトラーの青春(三交社)




