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青
青は、遠くから見ていても
ちゃんとそこにある
空の青も、海の青も
手が届かない場所にあるのに
なぜか安心する
それが青だ
深いところに熱いものを持っていても
表には出さない
波ひとつない水面のまま
ただそこにいる
嘘をつかない色だと思う
晴れた日も
曇った日も
雨の翌朝も
青はちゃんと戻ってくる
誰かがどんなに騒いでいても、青はざわめかない
静かに
でも確かにその場を包んでいる
青に触れると背筋が伸びる
余分なものがすっと抜けていく
信頼というのは声の大きさじゃない
ただそこにちゃんとある
それだけでいい
水平線のむこうまで
続いている青が
今日も
誰かの背中を静かに押している




