第四十四話 作品のコンセプトで、地の文がカチカチうさぎうん○になりました。
「誰が、私の裸を見たって!?!?」
ギランミが突如叫び。近場のショッピングモールで、
ギランミの服を選んでいたエトセーラが、肩を揺らした。
ちょっと、待って、スクロールしないで!!
(YouTubeショートに流れる、クソ邪魔猥褻脱毛広告風)
スクロールしないと読めないと思うのだが、指摘するのはやめた。
――――
「コンビニで買えば、安く済むじゃない!お弁当は高いからさ、サンドイッチとおにぎりだけ買ってさ!ホットスナックは高いものが多いけど、アメリカンドッグ半分個にしようよ!」
アダムであった。
はっきりとこの際言わせてもらうと、クズである。
横を歩くメサちゃんは、ポッポッと間隔的に放出していた白い息を、ふんだんに吸い込み、一気に射出した。溜息である。
「アダムくん、それ本当に言ってるの……?」
本日何度目かわからない、蛙化ルーレット開始の合図であった。そもそも、蛙化という言葉を免罪にする必要もないほどに、この男には人に対しての共感とか、場の雰囲気を察知する能力がない。
ただ、肉体的な嗅覚に頼って、メサちゃんの匂いを吸い込むことだけに固執した、犬畜生に咥え込まれる馬の骨以下の性欲モンスターである。
「私、どっかで温まりながら食べたいんだけど。」
メサちゃんは、立ち並ぶお店をチラチラと見て、信号待ちの際は、自身のスマートフォンを取り出し、逐一近隣のお店を検索していた。
なんとも、気を遣える良い子である。
「コンビニってイートインもあるしさ!温かいものもあるし、カップ麺だって作れっから!」
アダムであった。
誰か、地の文の代わりに、こいつに死ねと言ってくれる人間は、いないのだろうか。かようなまでに、人類は心の余白を失ってしまったのか。通りがかりで、この男に死ねと一言伝えるだけのことを、するものはいなかった。
「そういうことじゃなくて!お店で食べたいの!!」
実質死ねと同義であろう。
地の文は満足した。ようやく、メサちゃんのその言葉を受けたアダム君を描写出来るというもの。
「なんか、今日すれ違ってばかりで、つまんない。」
メサちゃんは唇を尖らせて、信号が緑に変わり、
側頭の車達が停車して、運転手が歩行者を品定めするように見つめる頃、ツカツカとヒールを鳴らしながら、アダムより早く歩いてしまった。
女の子との一対一でこれを言わせた男は、ギロチンにかけられるというのは、中世から長く伝わるしきたりである。
『メサイアちゃん、よっぽどお腹空いてるんだな。』
マッチ売りの少女は、その売り物のマッチ全てに火をつけて、燃え盛る籠ごと押し付けたがるほどに、この男はクズであった。
ポケモ○であれば、好みの女トレーナーにマスターボールを使い、気に入ったポケモンがいれば、寝込みのトレーナーのベルトから、ちっさくなったボールをパクる人間なのだ。
そもそも、地の文はポケ○ンで悪役が出てくるなら、
ハイパーボール辺りを買い込みまくって、悪の組織全員をボールに捕まえていけば、制圧も容易く、お決まりの伝説のポケ○ン暴走、赤ゲージまで追い詰めて捕獲の流れをする必要がない気がするのだが、どうなのだろう。
モンスターボールを使って、悉く悪役を封じ込める
無双なろう作品を作ったら、人気出るだろうか。
メタルギ○みたいにステルスしながら、ボールを投げ込めば、悪の組織など本当に制圧できるんじゃないだろうか。
魔王軍も、くっころ女騎士も、ハイパー無双エクスカリバー系女の子も、月からやってくるカス共も。あとアダムも。
モンスターボールガトリングとか作ったり、くっころ女騎士をボールにぶち込んで、絶対逃げられないようにクズ主人公が上からボールを押さえつける流れとか、面白そうである。
それ、このす○ではないのだろうか。
あと、パルワー○○のように訴えられる可能性もあるのだろうか。
これは一体、何の話なんだろうか。
アダムは、人に横目で見られる視線の痛さを感じながら、前をツカツカと歩くメサイアの肩を捉えた。
「メサイアちゃん、どうしたの?」
「もう、ほんとにプイッ!!」
メサイアちゃんは、アダムくんに一度顔を向けて、
すぐにそっぽを向き、ツカツカと歩いていく。
アダムはそれを受けて、余程お腹が減って不機嫌になってしまっているんだなと理解して、再びその背中を追った。決して、『ご』から始まる言葉が一言も出ないことが、この人間のクソカスさを示している。
まるで、モンスター○ンターワー○ドの受付ジョーを連想させるクズさ。
「アダムくんって、私とのお出かけは、コンビニで済ませられるものと思ってるんだね!」
メサイアは、近くのビルに併設された巨大な植物を取り囲むベンチに腰掛けて、アダムを見上げる。
これは、再びの試練である。アダムくんがここで適切な回答を出せれば、メサイアちゃんの機嫌は、夕立明けの黄金の太陽と、それを程よく差し込ませる雲と青空だろう。
失敗すれば、台風に派生していくとわかった。
好きとか言っとけば、良いと思う。(!?!?!?!?!)
「いや、コンビニ便利だから……」
「私のこと便利な女の子だと思ってるんだね。ムキッ!」
プイッから進化して、ムキッとなれば、ギロチンへの階段を一歩上がったようなものである。付き添いは、マッチの火を、お尻に当てながら後ろを歩くマッチ売りの少女だろう。
アダムが隣に座ると、メサイアはそこから1マス空けて座り直した。アダムがその1マスを埋めると、再びメサイアは1マス空ける。
『なにやってんだ、あの二人は。』
『ギランミさんか、顔近い……!顔が近い!体も近い!!』
ビルの入り口付近の広告掲載の柱、その物陰から
コソコソとベンチに座る二人を見つめるのは、
近場のショッピングモールで服を新調して、着替えを終えたギランミと、エトセーラであった。
ギランミが上から顔を出して、その下からエトセーラが貼り付くように顔を出す。
ギランミの服装は、軽いジャンパーで、エトセーラが選んだものであり、エトセーラはそれの色違いの白を身に纏っていた。
「メサイアちゃん、お腹減ったよ。」
アダムは、1マス先のメサイアを見つめて、低い唸りを上げるお腹をさすった。
「じゃあ、一人でコンビニ行きなよ。ムキっ!プイッ!」
メサイアは依然として拗ねているようであった。
『お腹空いてイライラしてるのに、ご飯を食べたがらないのは、なんなんだろう。』
アダムは純粋な疑問であったが、物陰に見慣れた顔が二つ並んでいるのがわかった。
アダムに向けて、全身を使って合図をする、ギランミとエトセーラであった。
『あれ、エトセーラさんとギランミさんだ!なんかすごい渋い顔しながら、必死に何か伝えてるぞ!バナナトーク交換しとけば、すぐわかるのに!』
エトセーラに旦那様と呼ばれ、ヴィーナに尻を突き出した姿に惚れ込まれ、ロイヤリティにちょっと気に入られて、ギランミとはあまり交わりのない、テンプレハーレムもの主人公ムーブを、生意気にもかますアダムであったが、誰一人としてバナナトークを交換するものはいなかった。
遠くのギランミをジッと見つめていると、ギランミは鬼のポーズをして、エトセーラは、何かをを食べるようなポーズをした後、ギランミに抱きついて見せた。
エトセーラの後半の姿は、ただの発情なのだが、アダムはメサイアの食後に抱きつけという指示と感受した。
『オゥ!オーケィ!!』
アダム、顔の半分をウィンクもどきでくしゃくしゃにして、サムズアップ。
全くオーケィではないような様相と、解釈であった。
「……………?……………///////」
一方、メサイアは拗ねている自分の機嫌を直そうと、アダムが無言でずっとこちらを見ていると勘違いをして、照れる。アダムが、宇宙人との交信をしているとはとても思えなかった。
「伝わりましたかね。」
エトセーラであった。
「伝わったもなにも、いきなり抱きつくのやめて(こんなところで死にたくないから)」
ギランミは呟き、再び真下のエトセーラの両肩に自分の手を置く。屈み気味のエトセーラは、体をビクッと揺らし、頬を紅潮させながら、手でグーを作って口元を隠す。そして、上目遣いでギランミを見上げた。
視線がバチっと交じった時。
ギランミは胸がキュンキュンして、ドキドキする感覚に陥った。地の文は、不潔ヤクザと不潔アダムのホ○プレイの描写は一瞬で終えて、レビュー1をくれてやったが、この二人の百合百合した百合百合は、この作品の八割を占めても構わないと感じていた。
「……!?たいさ!通信が来ました!」
エトセーラは、ギランミとばっちり混じり合う視線を逸らし、遠くのアダムが、青空を塩梅よく防ぐ、木の木陰に隠れながら、身振りで、こちらに何か伝えているのを目視した。
「ど……こ……に……行けば良いのでしょう。コンビニといったら、不機嫌になりました、と。」
エトセーラは、カクカク動くアダムを見つめて、その信号を解読する。なぜわかるのだろう。
「なんでわかるんだよ。あと、コンビニのくだりはジョークだな。同年代の女性と出かけて、コンビニで済まそうなど言うはずがない。」
「私は、別にコンビニでも良いですよ/////❤︎/////」
ギランミの言葉の終わりを待たずに、エトセーラが呟く。❤︎が挟まれているせいで、アンダー○ールの攻撃回避のギミックのようであった。
『……死体遺棄しやすいからだろうか。』
チビンミちゃんであった。
「近場にカフェがあるな。あそこは混むが、二席ぐらいならあるだろ。仮にどこも無理であったら、私の車の中で食べさせれば良い。」
ギランミが呟き、スマートフォンを取り出すが、スマートフォンと同じ高さに顔を見せるエトセーラは、とても不満げな表情をしていた。
「二人の邪魔をしちゃダメでしょ。ムードが大事なんですよ。」
ギランミは、エトセーラの口からそんな言葉が出ると思っていなかったが、エトセーラはギランミと昼食を二人で取りたいが故のこれである。
「どうしよう、あいつのバナナトーク持ってないな。」
ギランミは近場のカフェを何店舗かに絞って、リンクを送ろうとするが、バナナトークの欄にはアダムの名前はなかった。
それと、『ユーザーが存在しません』と表記され、謎のトーク履歴だけ残れていたアカウントが、突如エトセーラの名前と、おしゃれなアイコンに様変わりしていたのは、どういうシステムなのだろう。
「デラドロップを使えば良いんですよ!」
エトセーラ呟き、各カフェのサイトのリンクから、デラドロップのボタンを押す。
ポチポチと色んなスマートフォンの登録名が現れるが、アダムというものは見当たらない。
「(元)旦那様名前を変えてそうですね。」
「この、ムキムキバナナとかで良いんじゃないか?」
ギランミがエトセーラのスマートフォンを覗き込むように、顔を寄せる。エトセーラは、お互いの側頭部の髪が触れ合うのを感じて、またドキドキし始めた。
エトセーラが震える手で、ムキムキバナナにリンクを送信してみると、遠方のアダムはベンチから立ち上がり、スマートフォンを見て足をバタバタとさせていた。
「当たったな、あいつのあだ名は今度からムキバナでいくぞ!」
ギランミが笑って、エトセーラもニマニマとする。
「やっぱり私たち相性良いですよね。」
エトセーラであった。
「相性良い(殺りやすい)」
***
「め、メサイアちゃん。」
「プムキッ!」
「メサイアさん。」
「プイっ……?」
メサイアは、ポケ○ンのような喋り方で、その日陰包まれた、青い瞳をアダムに向ける。
地の文はここで思ったのだが、地の文は『、』が多すぎて『。』が少ないから、めちゃくちゃに読みづらくないだろうか。まるで、風邪の治りがけに肛門を襲う、下○のようである。
もう少し、川の流れとかそういう清潔な表現があっても良いように感じる。
「メサイアちゃん、オシャン・カフェンっていうお店が近くにあるから、そこ行ってみようか。」
アダムくんは、できるだけ子供を諭すような口調を意識して、メサイアの前にスマートフォンを差し出す。
途端、メサイアの瞳は輝き、キラキラお星さま光線は、その日陰の下のアダムの手と端末に、黄金をもたらした。
「アダムくん!センス良い!!私こういうのを待ってたの!!」
ということで、日陰から立ち上がり、再び日差しに照らされる人々の波乗りを始める二人であった。
$$$
オシャン・カフェン、黒の外装と金の装飾と、お店の看板、本屋に隣接したこのお店は、中々にオシャンでアダムとメサイアはとても興奮した。
ただ、如何せん昼時なので人は列を作り、そのカフェで談笑していた。
隣に本屋があるので、そこで時間を潰すのも良いと、メサイアは考えた。物陰のエトセーラとギランミもそれを察知して、うんうんと頷く。
「アダムくん、ただ並んでるのもアレだし、本屋みない?私、最近小説ハマってて!」
メサちゃんは、本当に良い女の子である。
「あー、僕同人誌しか読まないんだよね。」
思っても言うなそんなこと。アダムくんは、ホントにクソカス鼻毛丸出し鼻毛以下の人権非人格者薄情者である。
「ど、どうじん。えっちなやつ?」
頬を紅潮させながら、少し嫉妬した目で見上げるメサイアであった。思っても言うなそんなこと。
「べらぼうにね!!」
今すぐにでも、地の文を崩して死ねと言いたいたころであったが、ただでさえこの文体で自我が出ているので、控える他なかった。
「へ、へー。ははは、きまず。」
メサイアは呟き、スマートフォンを手にして、カフェンの列か、本屋の入り口に手をかけるかの二択でオロオロとし始める。
「ちなみに、さっきの詐欺ショタにメサイアちゃんが抱きつかれて、無抵抗なまま首や髪の毛を吸われる展開は、べらぼうにえっ○だったべーー!!!」
アダムは、叫び散らし、サムズアップする。
なぜ、オタクというのは、こういった自分のテリトリーの話になると、アッパー系どころか、オクラホマスタンピード系オタクに変貌して、大声で恥ずかし気なくえっ○など叫べるのだろう。
「ちなみに、ベッ○に寝そべって、そこにショタが3人集ってクンカクンカして、僕を差し置いてメサイアちゃんが顔を紅潮させていたら、それはもう最高でしたよ!!」
地の文も、激しく同意した。
「アダムくん、きも。」
メサイアの顔は、今まで見たことないほど眉や頬の当たりが歪んでいて、暗黒のオーラがメサイアを包み込んでいた。瞳の青からは、ハイライトが消え去り、瞳孔は反射を一切許さない、澄み切ったブラックであった。
「……………?」
鈍感系というか、最早ただのノンデリである。
「でも、ショタに好き勝手クンカクンカさせてたのは、本当だよね?」
もう、このクソカスには喋らないで欲しかった。
「え!?!?あだむくん!??」
突如アダムの後ろから声がかけられる。
その声の主は、女性であって欲しかったが、如何にも逆張りの男の子の声であった。
「……!????ガルーラくん!!」
アダムは、振り返ると、アンニ・メイトの袋をぶら下げ、丸眼鏡をかけている。チェック柄のシャツを緑のジャンパーから覗かせ、黒い帽子を被って、両肩に背負ったリュックには、数多の缶バッジが所狭しと付けられていた。
「アダムくん、まさかこんなところで会えるなんて///////」
ガルーラは呟き、アダムの体を弄り始める。
「あちょ❤︎あちょ❤︎」
かくいうアダムは、弱々しい抵抗の意志をわざとらしく見せて、カスの中国拳法である。
「外だけどさ、チューしようや。」
ガルーラは言いながら唇をめい一杯とんがらせて、アダムの唇へ向けて、それを伸ばす。
「人が見てるけど、ええい!ままよ!!」
アダムも叫びながら、唇を伸ばすと奥のメサイアちゃんはため息をつきながら本屋へと去っていった。
「ブチュるるるるるるる!?!?ジュッ!ジュッ!ジュッ!ジュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!」
まるで、バーベキューのオノマトペであったが、すべて二人のリップ音であり、まだ連結には至っていなかった。連結したら、ビックバンが起こるので、まだ生きていられるということであろう。
アダムとガルーラの鼻息が混じり始めた時、ガルーラの帽子が、アダムの額にぶつかり、キスは中断された。
「ダメだな、こりゃ。」
「ダメね。」
このくだりやりたいだけだろ。
まだ、飯さえ食わないのかよと、この場の誰もが思ったものだ。
――続く
うをつに間違える、とんでもないカス誤字をしてました。この作品は、誤字確認あまりしないで投稿してるので、誤字が多いです。見つけ次第直していきます




