第四十二話 デートってまるで、囲碁ビリヤードサッカー将棋だな!
11時23分
『手繋ぎたい。』
『手繋ぎたい。』
アダムとメサイア、二人で歩きながらアダムは右腕を、メサイアは左腕をソワソワと動かしていた。
繋げよ!!!!
そもそも思ったんですけど、ここどこなんですか!?
一応シ・ブヤーという場所のつもりなんですが、
作者はシ・ブヤーに行ったのが、ドラク○ミュージアムに行った時だけなので、スクランブル交差点しか知りません。あと、でかいビルにグラブ○の広告載ってたことしか知りません。なので、架空の都会だと思ってくれれば良いです。
おそらく、公園は駅の近くではないでしょうか。
アダム、自分の横をちょこちょこと歩くメサイアを見つめる。メサイアも、アダムを顔を赤くしながらチラチラと上目遣いで見つめる。
チラチラチラチラ。
あー、コートがでっかくて、若干萌え袖気味のメサイアちゃんが、アダムくんの右腕を、自分の指を纏めて、チョンチョンしてますよ!!
気づけ!!!!
『やべ、おしっこしたい!!』
アダムくん、一点を見つめて、冷や汗をかきながら
脳内で呟く。
………………………………………………。
もうそこら辺ですれば?都会の人間なんか、みんな無関心なんだから。
そんなわけないだろ。
アダムくん、段々と冷や汗に合わせて、あのトイレしたい時に外に出てしまって、近くにコンビニのような建物がない時の、心臓が冷え切るような動悸を感じて、世界の音が遠のき始めています。
あーー!メサイアちゃん汗ピヨっピヨってしながら、
ツンツンしまくるーーー!
『し、刺激が!手に刺激が!揺らさないで!膀胱が!!』
なさけな。
メサイアちゃんが、めちゃくちゃ顔を赤くしながら君の右腕ツンツンしてるのに。なさけね。道の端ですればバレないだろ。
「道の端でぇ!おしっこしまぁすう!」
突然、道の脇でスマホを構え、下ろしたズボンを足元に巻き込んで、ペンギン歩きをしながら、股間を揺らす迷惑系ユーチューバーが現れた。
「ブッ!ブッ!バカヤローユーチューブ!どうも、
シゴキンです!!」
開示されるからやめろ。
シゴキンは自分の股間を揺らしながら、ビルの脇で
腰をのけ反り、小便をこきにこき出す体勢に入った。
『………………』
『…………………』
『……………………』
都会の人たちは、そんなシゴキンを無視して、ツカツカと歩く。なんなの、このスルースキル。
自分にしかシゴキンが見えてないと錯覚するんですけど。
「アダムくん、怖い。」
メサイア、顔を青くしてアダムの側に近寄る。
小さめのもちもち萌え袖の手が、アダムに寄りかかったついでに胴体にくっつく。
アダム、手を握ってやれ!!!
『俺も、シゴキンの横で小便していいかな。』
君がここで捕まってくれたら、主人公降板させられるから、こっちとしては嬉しいけど、メサイアちゃんが悲しむからやめなね。
「シゴトフヤスノヤメテ!!!!」
次の瞬間、シゴキンはお掃除ロボットに射○されていた。
『………………』
『………………』
『…………………』
都会の人々は何も言わずに、それを横目に歩いていく。
スルースキル云々じゃなくて、洗脳なんじゃないの!?
メサイアちゃん、アダムと立ち止まって暫く体を
アダムに押し付けていた。ほっぺをギュッ!と
アダムの右肩の辺りに押し付け、手を精一杯伸ばして、胴体越しの左腕を取ろうとする。
「うっ……くっ!……私、男の人のああいうの見るの始めてで………怖いかもっ!くっ!手、手を取れよ!!」
メサイアちゃんの掛け声、崖から落ちかけて、生きることを諦めた親友に必死に叫びかけるそれであった。
「………れよ!………くっ!」
『なにか、音が聞こえる。でも、僕には届かない。
なぜなら、もう、僕の頭の中には水が流れる音のソノリティが充満しているから。』
雑多に並び込むビルには、飲食店が多くあるが、どれも並んでいて、おしっこしたいとは言えなそうであった。
『道で、おしっこしたい!と叫べば射殺される。この
世の中の息苦しさは、一体なんなんのよ!』
シゴキンのこと言ってる?そりゃち○ち○を道で出せば死にますよね。
アダム、とうとう精神崩壊寸でまで追い込まれ、
尿意や便意に追い込まれた人間特有の、もう、なんでもうざく感じるフェーズに入り始めていた。
メサイア、アダムに何度も声をかけるが、全く反応してもらえず、とうとうほっぺを膨らませてプイッとしてしまった。
二人はまた人混みに押されるように、ビル街を歩き始める。
あ!!信号の先にゲーセンありますよ!!
ゲーセンだったら、お店並ばずに入れて、
トイレもあるんじゃないの!!
アダムくん、顔ニパーーーーーッ!!
「メサイアちゃん、ゲーセン入っていい?」
アダムくん、目先のゲーセンを指差し、めちゃくちゃ拗ねてるメサイアちゃんに声をかける。
「勝手にすれば……プイッ!!」
メサイアちゃんは、ガードレールの先の道路に顔を向け、プイッとしていた。
『今は、おしっこが全てにおいて優先される!!』
カスのル○ーシュやめてね。
いや、あれはナチュラルでカスか。
***
ゲーセンの前につきました!!
『いっけぇーーー!!』
『も、もれるぅーーーー!!』
『おしっこ、もれるぅぅぅぅ!!!』
ゲーセン内に飛び交う、お馴染みのUFOキャッチーの女の子の応援ボイスが、なぜか尿意を誘う。
よく見ると、チラシの景品大放流キャンペーンが、
大放尿キャンペーンに誤字られていた。
「……………。ごめん、メサイアちゃん!!トイレいく!!」
「………………じゃあ入り口いるから。プイッ!!」
アダム、めちゃくちゃ不満気なメサイアを置いて、店内をダッシュ!!
「ハッ!ハッ!!」
呼吸が荒く、おしっこのダム決壊を防ぐために、お尻を天にプリプリさせながらダッシュ。
「ままぁ!!見てあれ!!ケツプリ星人!!」
『あ、なんか小学生の時、トイレで立ちションするの難しいから、お尻丸出しで立ちションしてたら、友達にケツ丸出しとか言われて、クソバカにされたの思い出したぞ!!!あのガキに、小便かけてやろっかな!!』
やめろ、その特殊性癖のプレイみたいなこと。
あと、なんで19歳でそんなこと覚えてるんだよ。
どんだけ屈辱的だったんだよ、ケツ丸出しでケツ丸出しって揶揄されるのが。
トイレに入場!!しかし、この小学生時代の出来事がトラウマで、立ちションはできないアダム君であった!!
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
なんていうか、極めて生物として情けない。
個室トイレはっけーーーん!!
ドアノックコンコンコンコンコン!!!
「すいません!!!すいません!!!本当にすいません!!!!すいません!!!」
アダム、会社に入社するまでは、おそらく一生言わないであろう量のすいませんを連呼する。
「あ!?今三日ぶりなんじゃ!!」
ヤクザやん。トイレの中身ヤクザやん。
やばいよアダムくん。一生トイレ占拠されるよ。
絶対トイレでヤク決めてんだぜ。
中身見てないのに、偏見すぎだろ。
『ハァッ!ハァッ!!く、くぅ!まずい!!』
アダム、顔をめちゃくちゃ青くして、ち○ち○を抑え込んで、ドアに突進する。
「っかましいんだ!!殺すぞ!!」
殺すぞの発音がめちゃくちゃネイティブであった。
言い慣れてるのだろう。
『ハァッ!ハァッ!!ワンポイント・攻撃しか、ないっ!』
ワンポイント攻撃!?!?!?
な、なにがくるんだーー(膀)
「んにぃぃぃぃぃぃぃ!!!ふ、ふん!ふ、ふん!
むにぃぃぃぃぃ!!!にゅっ!にゅっ!にゅおれ!!!みんなして、俺をにゅおれ!俺をにゅおれ!!あっそれ!にゅおれ!!あっそれ!にゅおれ!!」
アダムくん、カニさんダブルピースをぶちかまし、
尊厳を立ちション便所にぶち撒けての、キチゲ解放であった。
「あ、僕のちんちん↑○○は、尿圧がすごいぞーー!↑♪尿圧がすごいぞーーーー!!↑♪ 頑強な膀胱!!♪
頑強な膀胱!!♪ この、トイレの中に入ってる人間の特技は、暴行↑!!!!!!!」
くだらねぇwwwwwwwwwwwwwwwwwww
「あっほれ!パンチワンツー!!」
ドア、バンバン!!
「あっほれ!パンチラワンツー!!」
ドア、バンバン!!
「ついでにお尻も、ワンツー!!」
ドア、ゴンゴン!!
お尻を扉に打ち付けたせいで、アダムのち○ち○はめちゃくちゃ揺れ動かせれてしまった。
チョロン!!
体内を迸る小便!!!先走るおしっこ!!!
震えるぞ膀胱!!漏れ尽きるほどヒーート!!
『ダメダヨーーーーッ!!モウ、モレルヨーーーッ!!』
脳内ベル○ーチカチルドレンが、アダムくんのこの
ケツ突撃による膀胱への刺激を、許しはせず。
また、見逃しもしなかった。
「おめぇ!薬でもやってんじゃねぇのか!!!
ぶち殺してやるよ!!!」
ひゃー、なんて怖いんでしょう!!
「もう、もうオケツ出して小便しちゃお!!オケツ丸出しにするの、気にしない!僕もう!!オケツ出して、おしっこするもんね!!!」
ヤクザへの恐怖で、ズボンをガチャガチャ鳴らしながら、立ちション便所に向かうアダム。
「てめぇ!逃がしゃしねぇよ!!ここから出たら、オメェは死なば諸共、地の底まで追いかけ回してやるよ!!女にしてやるよ!!お前を俺の女にしてやるよ!!くぅぅぅん!!ほ、本命がきだぁぁぁん!!」
ヤクザ、威勢の良いことをいいながら、三日ぶりの便秘からの開放により、メス堕ち。
ジュルルルルルルル!!ビュッフェ!ビュッフェ!!
ドロロロロロロロロロロ!!!!ポロンポロン!!!
ポロロロロロロロロン!!!ピロロロロロ〜
オノマトペの台風やーーー!
「ふぅ。」
アダムくん、きったねぇ、ケツを揺らしながら
ちょっとちびったパンツに、ブツをしまう。
ヤクザは、依然メス堕ちしていた。
「けっ、男じゃねぇんだよ!!」
!?!?!???????!?!?!?!?!
突如個室のトイレへ叫ぶアダム。
なんか、小便かまして余裕でたら、叫び始めてんですけどこの人!さっきまで、すいません連呼しながらケツ揺らしまくってた人間が、恥ずかし気もなく、なんかやってんですけど!?
「ヤクか、う○このどっちをブリブリ決めてんのか知らねえけどよぉ!!ヤクザが、一般人に殺すぞなんて脅して、ただのチンピラなんじゃ、ボケが!!!
ヤク決めてんなら、ヤクの混じったうん○を食えば、
お前それ、SDGSだろうが!!」
なにをいってんだよwwwwwwwwwwwwwwwwww
有害図書指定されるから、もうやめろ!!
あと、改札を飛び越える悪ノリ犯罪を平然とやってのける人間は、一般人ではありません。あと、あなた前科持ちだから日陰もいいとこだろ!!!
よく考えるとおめぇ、プールサイドからプール入ってる人間にヤジ飛ばしてるようなもんだぞ!!
同じ穴の狢だろ!!
「おめぇ、クスリやってんな!どこの番地のもんだ!
言ってみろ!クッキーか?チョコバニラか?
ミントアイスは歯磨き粉だなぁ!!パセリは、量少ねぇ陰キャ食材のくせに、印象だけ残そうとする、アッパー系勘違い陰キャ食材なんだよ!!」
突如、扉の先のヤクザから、ガチのやばい隠語と、
やばすぎる思想が漏れ始めていた。
アダムくん、どうすんの!?てか、メサイア連れて早く逃げろよ!!
「クッキー?パセリクッキー!?俺は正直な人間だからよ!隠語なんてつかわねぇよ!!俺はな、真っ直ぐに生きるって決めてんだ!!!!」
アダムであった。生の欲と本能に真っ直ぐすぎて、
お前は前科持ちのカスだよ。改札を跳躍で往復するだけに留まらず、一般人と犯罪者のラインを、跳躍で反復横跳びしてんだお前は!!
「お前、声が陰キャっぽいな!滑舌が陰キャ特有だわ!この、パセリが!!パセリ陰キャ!!パセリアイドルオタク!!声、震えてんぞーーーwwwwwww」
「お前……言っちゃダメなこと言ったな!ならお前ヤクザの威を借るチンピラだから、ししとうだ!お前は!自力で辛くなってるんじゃなくて、唐辛子の隣で育ってるから辛いんだ!!」
アダム叫び、ドアバン!!
店のもの殴るな。
「キウイみてぇな髭産毛をもじゃもじゃと剃りもせずにはやしやがってよ!この、パセリ陰キャが!!ぶどうとして生まれたら、不良品として一粒だけピンポイントで廃棄され、きゅうりとして生まれたら、無駄に気合い入れて、水分だけ含めて、味がせず。ゴーヤとして生まれた時は、苦味が全く無くて、梨として生まれたら、水みてぇな味しかしないで、ニュースのレポーターに食レポとして食われたら、感想が水々しいしか出てこねえ、欠陥フルーツ野郎が!!お前、最近流行りの自称フルーツ系男子とか、わんこ系男子名乗ってみろ!!顔もイケメンではなく、体は中性的とか言い訳しながら、カスの腐ったカスのように細く、無駄に足の回転だけ早いから、細々とハエみたいに歩いてよ!!
フルーツ男子じゃなくて、社会から廃棄系男子じゃねぇかてめぇは!!!」
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
へ、へいとすぴーち!
「ぶわぁぁぁぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!
うわぁぁぉぁあやアマガァぉ旅で泣け「根建にくてに毛に毛なネク苗に手の手向け!?!!?!?!?!?!」
自称、緑茶ところてん・ティラミスカステラコーヒーわんこ系アダム。レスバに負け、大号泣に次ぐ大号泣でトイレから逃亡。
時間は11時46分
どんだけトイレいたんだよこいつらwwwwwwwwww
「ぷい……………」
入り口では、コートにほっぺを埋めて、めちゃくちゃ不機嫌というか泣きかけてるメサイアがいて、通行人がメサイアが可愛いのでチラチラと見ていた。
「ご、ごめんメサイアちゃん!トイレ長くって!」
アダム、かがむメサイアの背中に声をかける。
「…………もうほんとにやだ。」
メサイアから返ってくる言葉はこれでした。
あーあ…………………………。
破局ですね。
「全く、恋愛とデートっていうのは、まるで将棋だな!」
アダムであった。
きもwwwwwwwwwwwwwwwww
ちなみに今の状況、王手×6ね。
「メサイアちゃん、ゲームセンターの中ちょっと見ない…………?」
アダム、めちゃくちゃ震える声で搾りかす。
「ゲームすきじゃない………」
メサイア、全くアダムに振り返らず、通行人の波を見つめている。しゃがんでいるので表情は伺えないが、ほっぺがめちゃくちゃ膨らんでた。
「でも、可愛いぬいぐるみとかもあるよ。」
「アダムくん、私、今日ずっと待ってばかり。
二人で行きたいところ、夜更かしして決めたのに。」
「………………………………スイマセン。」
ちょっとお金あげるから、ぬいぐるみ取ってあげなよ。
「スイマセン。」
アダムくん、メサイアちゃんをその場に置いて(!?!?)
ゲームセンターを回る。
「あ、ユナちゃんフィギュア……。」
アダム呟き、アイドル衣装のユナちゃんフィギュアの前で止まると、後ろのガラスにメサイアがもちもちと着いてきてるのが見えた。
もちもちメサイアは、すごいジト目でアダムを見上げていた。
「このフィギュアすごい出来ですね!!」
「……………。フィギュア詳しくない。」
メサイアであった。
はい、つぎー。
「うさちゃんぬいぐるみだ!!」
そう言って指差すのは、メチャムキカンガルーであった。
「メサイアちゃん、これ取ってみようか!」
「全然可愛くない。筋肉もりもりすぎるのがいや。」
メサイアであった。
はい、つぎー。
「お菓子とろっか!」
「買えば良いでしょ。」
つぎー。
次はぷりぷり探偵ぬいぐるみでした。
三本爪の確率機ですね。
「これきもいね。」
アダムであった。
メサイア、目がキラキラ光り、ガラスに両手を当てて見つめる。
「これほしい。プイッ!!」
メサイア、アダムを一瞬見上げるが、目が合うとすぐにそっぽを向いた。
「メサイアちゃん、どうぞ。」
アダムお金を投入して、レバーの前から退ける。
メサイアは、それを受けてアダムを一度チラッとジト目で見ると、レバーの前に立ち、ちっこい手でそれを握る。
レバーガチャガチャ。レバーガチャガチャ。
三本爪がブルンブルン揺れて、ガラスにバチバチ当たる。
制限時間は60秒であった。
メサイアは、ジトーっと三本爪を見上げる。
「やり方わかんない。」
「これはね、ぬいぐるみの上に置いて、アームの揺れを治らせてから、ガーーっとね!」
アダム、説明するが、メサイアはジトっとしていた。
「ン…………!!」
メサイアが唸り、アダムに手招きする。
これは不機嫌わがままメサイアちゃんモードなので、
ラブラブ展開がきますね。けっ!
アダムが近寄ると、メサイアは自分の後ろから教えて欲しそうであった。
「レバーもわからない。」
メサイアは続けた。
「これは、結構簡単じゃない……?」
アダムであった。お前さ!
「ン!!!!!」
メサイアは、後ろから握ってくれと催促した!?!?
て、手が重なっちゃいますよ!???
体もアダムが覆い被さるってコト……!?!?
――次回、それコンビニでよくない?
見てください!!!
本編は、明日か金曜に更新予定です!
すいません、こんなくだらないものばかりで!




