第三十八話 実家のような安心感のみんなでお鍋です
ーー次の日木曜日ーーー!
ふんどしのサラス達が、アルメイア財閥に現れる理由は、上場企業タイタニスは、アルメイア財閥に買収されたかららしいです。
エリートサラリーマン奴隷落ちしてて草!!
「ゲフッ!ゴホッ!ゴッッホ!!アッサ!!アッサ!ヒューズ!!オフィ!!オフィーリア!!」
咳の癖きもすぎだろ。
アダムくん、昨日の悪夢を見て風邪が悪化していた。
一応、メサイアちゃんとのデートは土曜日となったが、2人はまだ好きと言い合ってないから、付き合ってるのかは微妙であった。
自然分解するやつね。自浄作用だよ、自然の。
今はお昼の12時でーーす!
ジーネンさんは買い物に向かい、真っ白な天井に貼られた
ユナちゃんBIGポスターを見つめるアダム。
「…………メサイアちゃん、早く会いたいな。」
ポンピンポンピーーン!!
インターホンが鳴りましたね。
「起きたくない……」
作者が開けるからねー。
『こんにちはー!』
沢山だ!!
ユナちゃん、シャキリ、ガルーラ、レナちゃんのイツメンメンバーでしたーーー!!
何話ぶりでしょう!めちゃくちゃ安心するメンツ!!
「みなさん、いらっしゃいね!ゴッッホ!!バッハ!!」
アダムくん、階段からヨロヨロと降りて、玄関のみんなの元へ向かう。冬のめちゃくちゃ寒い空気が、くまさんパジャマのアダムにはこたえた。
「アダムくん、本当に風邪ひいてるんだね。」
ユナであった。バカって言ってる?アダムのこと。
あと、スカートみじけっ!
「ねぇ、アダムくん。君さ、何気にあのジェナちゃんキーホルダーとユナちゃんチェキを交換した時から、ずっと学校で会わないよね。僕さ、ずっと学校で1人なんだけど。君、停学になっちゃったから。クラスでめちゃくちゃ心細いんだけど。ねぇ、はやく学校来てよ。」
ガルーラであった。
お前学校サボったんだな。
大学部は講義の開け方で全休作れるけど、ガルーラは
高等部なのでサボったのであった。
呪詛をめちゃくちゃブツブツするガルーラ。
「ガルーラ、僕もその気持ちは本当によくわかる。
僕もね、中高時代はほんっっとに!友達いなくて!」
シャキリが両目を瞑り、眉間に皺を寄せながら呟く。
「え?私ずっと貴方のそばに居たよね。片時も離れずに。」
ユナであった。さすが、この作品の初代ヤンデレ。
「みんな、お見舞い来てくれたの……?」
アダムくん涙ほろり。残念ですけど、この内の2人は
貴方のお家でここーーー!しに君の家を聖地扱いしたんだけどね。
「そうだよー。お鍋しようよ!」
レナちゃんであった。赤髪正統派美人。
正直言って、イブちゃんに次ぐまともで当たり枠。
「鍋つついて、風邪を吹き飛ばす!!」
ユナが腕を掲げてガッツポーズをして、シャキリとアダムが肩をビクッと揺らす。暴力による植え付けの作用であった。さすが、ファイトクラ○の会員。
問答無用でハズレ枠。
アダムくんのお部屋にみんなが上がり、こたつの机にガスコンロを置いて、鍋ぐつぐつ!!
「僕、鍋にはうるさいよ。」
ユナに隣をガッチリ固定されたシャキリ、丸眼鏡をクイッと。問答無用でハズレ枠
ほんとにうるさいよ。
「アダムくん、これお見舞いの品。」
布団に包まり、震えるアダムの隣に腰掛けたガルーラが、アダムにビニールの何かを差し出す。
「あーーーー!これはーーーー!!」
『ブースターパック!アイドールファイト!!
インペネス対ジェナちゃん!!』
「の第一弾だーーーー!!ガルーラくん!!」
アダム、5パックのそれを受け取り、大喜び。
ガルーラの横のレナがしんみりした視線を向け、
ユナちゃん微かなセクハラの呼吸を察知して、
警戒開始。シャキリくん、気になり始めてチラチラ。
「あ、それ半分僕のね。」
ガルーラであった。
なら奇数やめろよ。
アダムくん、2パック。ガルーラくん、2パック。
ユナちゃん、1パック(!?!?!?!?!?!?!?)
「変な写真使ってたら、事務所に訴えるから!」
ユナ呟きながら、パックを開く。
後ろ、めちゃくちゃ光ってるやーーーん!!
「レリーフ!!レリーフ!?!?!」
ガルーラ、それを横から見て大興奮。
ユナちゃん、頭に?を作ってカードを捲り始める。
土地カード 山。
アイドル関係ねぇだろ。
土地カード 沼。
う、うーん。アイドル推しが沼ってことなら。
土地カード 楽屋。
土地カードが5枚中3枚なんですが、このパックの封入数で、MT○基準で土地カードぶち込むのやめて?
あれは、一パックに10枚とか7枚とか、外国規格でカードが詰め込まれてるから許されてるんですよ。
「いや、この楽屋って一枚2000円はくだらないぞ。」
ユナの横から、シャキリが顔を覗かせて呟く。
ユナ、自分の顔の側と、胸の近くと腕の側にシャキリの顔が近づいて、めちゃくちゃドキドキ。
出たよ。MT○の謎の土地カードでクソ高いやつ。
効果同じだろ!?所詮マナだろ!?
*違います。
「ちなみに、私はドッペル砂漠デッキです!」
レナちゃん、突然カメラ目線でサムズアップ。
いや聞いてませんよ。
めちゃくちゃギャンブラーデッキですやん。
赤速攻に一方的にボコされて、引退に追い込まれるやつですやん。(早口)
「あれ、でもそれスタン落ちしたんじゃありません?」
ガルーラが、レナに呟く。レナ、涙を目の縁に溜めながらなんかボヤボヤ話していた。
古○の対戦コーナーなのかな、ここ。
あんま好きじゃないんだけど。
ユナちゃんカード捲ります。
レリーフ!!『ジェナちゃんのジェラシー!!!』
伝説のクリーチャ○きたぁぁぁぁ!!
アイドルをクリーチャー呼び!?!?!?
金の枠に囲われ、ジェナちゃんのライブ写真が、額縁を突き破ってるデザイン!?!?!?
「ウッヒョおおおおおおおおおおおおお!!」
「き、き、きたぁぁぁぁぁぁぁぁあまぁぃぁだ!!」
アダム、最推しのジェナちゃん来て大興奮。
ガルーラくん、めちゃくちゃレアカード当たって大興奮。
「ユナ、(そのカード)好きだッ!!!」
「えっ!えっ!えっ!!!!」
シャキリ、カードを握るユナの手を覆い被さるように、手を重ねて、叫ぶ。
ユナちゃん、顔をめちゃくちゃ赤くして発狂。
それ、カード欲しいだけですからね!!
「これ、メル○リで500万してますよ!?!?!?」
それ誰も買わないやつやん。値段だけ吊り上げて買われたらラッキーのやつやん。
「ユナ、くれないか。」
シャキリがユナの瞳を見据えて呟く。
主語がないよ。主語が。
「う、うん//////////////」
瓦がでっかいんですけど!!
うんを加速させる煙みたい!!
「それ、変身するらしい!裏見せて!裏見せて!」
アダムくん、両手をチンパンジーのように鳴らし、
ダンスを踊る。飯の前でそんなことやるな!
寝てろ!!!
「じゃあ、行くよ。」
レナも興味津々で、ゴクリ。
裏っ返すと、めちゃくちゃスケベな格好で、頬を赤らめながらベッドに寝そべるジェナちゃんでしたーーー。
「借金するので売ってくま。」
アダムであった。
お前はお小遣いをメサイアに捧げないとなんだから無理だよ。
「いや、こりゃあかんでしょ。」
ユナであった。カードの端に皺がつき始めている。
プルルルルルルル!!
アダムの携帯が揺れる!!
『もしもし!アダムくん?すごい女の人の良い匂いがたくさんするから、電話をしました。そのカードパックはなんですか?お小遣いをそんなことに使うことは許可していませんよ。すぐに返品しなさい!メサメサメサメサ………』
メサイアからの電話であった。全てバレていた。
カメラオンにしてないのに。電話越しの声だけなのに。
「あ、はい。あ、はい。」
会社と妻に板挟みの旦那やん。可哀想に見えてきたな。人と触れ合う一瞬の幸福の先はこれだからな!ガハハ!!
その幸福を知らないで生きる方が辛くね?
↑お前はなんとしても殺す。
「え、女の子の声。」
ユナがアダムを見上げて呟く。
全方位拡散メンヘラ発動やめてね。
1人に絞ってね。
「え!?!??!アダムくん、嘘だろ!!」
ガルーラ、それを聞いて再び立ち上がる。
そうだよね、先越されるのきついよね。本当にごめんね。
「俺もアダムくん狙ってたのに!!!!!」
!?!???!??!!?!?!??!????!!
ガルーラ、アダムに抱きつき、唇を尖らせる。
「ガルーラくんっ!ちょっ!強引にッ!!」
アダムが電話を耳に当てて呟く。
お前、受けになるとクソ雑魚になる癖はなんなんだよ。
「諦めきれないからチューして!!諦めるためにチューして!!!!」
ガルーラ叫ぶ。
『え!?え!?ね、寝取られ!?!!』
メサイアちゃん、キモいリップ音と、ガルーラのキス懇願を受けて、叫び始める。
『エトセーラです!旦那様何してんの!!………アダムくん!ヴィーナだけど!!今どこにいる!?!……メサイアです!携帯を取らないでよ!!この泥棒猫たち!!』
あっちもわちゃわちゃしてますね!!
「し、仕方ないな!!チューするよっ!」
アダム、ガルーラに向き直り、唇を尖らせる。
やめろ。
シャキリとレナは青い顔して下を向いていた。
「やめんか!!!!!!!!!!」
ユナの腹パンが2人を襲い。無事撃沈した。
やはり、ゴリラ!ゴリラが全てを制する!!
***
「やっぱ味噌ですな。」
シャキリが呟き、鍋を食べてた。
「どんどん食べてね。あなた//////////////////////////」
ユナであった。
瓦が多すぎだろ。ドッペルギャングが発動しちゃってるんだよ。
「美味しいけど、2人は平気なの。」
レナが呟き、部屋の隅でアダムとガルーラは寝そべって並べられていた。
「くぅ、幸せになれよ、アダムくんッ。」
ガルーラであった。
「相手は誰だい?ヨウ君かい?」
ねぇよ。なんで、アダムが男にしか相手にされない前提なんだよ。
「メサイアちゃん(ボソボソ)」
アダム、枯れた声で絞り出す。
「!?!?!?!??!狙ってたのに!!!」
ガルーラであった。お前はなんで2枚抜きしようとしてんだよ。新しい寝取り方やめろよ。
見たことねぇよ。
カップルの片割れじゃなくてどっちも行こうとするの。
まだ、告白してないから、カップルじゃないんだけどね………………。
――次回 風邪治ってデート編
見てください!!




