表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
25/53

第二十五話 取り調べは校長室で。あと停学




ーーお昼ね!



アダムくん、メサイアとお出かけの話を取り付けられて、とてもウキウキしていました。


ただ、お家に帰ったらきっと、ジーネンに叱られてしまうでしょう。



「アダム君、ちょっとお話があるんだけどね。」



そう言って、アダムの前に一人女性が来ましたね。

1-Aクラス担任の、ラッツェル・デメルグ先生でーす!


ブロンドの髪を一つに纏め、ラッツェル先生は

机に座るアダムを見下ろしていました。


なんかキャラ違くないですかラッツェルさん。



「は、はい……」


「簡単に言うと、イッケ・ブックロー事変の

主犯格の貴方と、バジーリオ君は停学処分という

話になりました。明日から1ヶ月停学で。」



アダム君、びっくり!!!遠くで陽キャグループに

囲われていたメサイアも、ちょっとびっくりしていた。



「先生、ちょっと待ってくださいよぉ!!!」


「待たない。本当なら除籍や無期停学のところを、

1ヶ月にしてやっている。私が説得したから……」


ラッツェルは、髪を揺らし、ギロリとアダムを睨む。


ラッツェルさん、なんか丸くなってませんか!?

あくまで本編と比べて。




「せんせぇぇぇぇぇぇ!!」


「黙れよ、犯罪者が!!!」



ラッツェル、腰に抱きついたアダムをぶん殴り、

アダムは真っ白になって壁に項垂れた。


やっぱりラッツェルはこうじゃないとね!!



机に書類がドン!!!!!



「反省文30万文字と、1ヶ月分の遅れを取り戻す課題ね。」



30万文字ですか。

フェスターさんと合作しよう。



「今日授業受けても良いけど。今は校長室に来なさい。諸々の指導をバジーリオ君と受けてもらいます。」



ラッツェルはアダムを引き摺り、廊下を歩く。

メサイアはそれを心配そうに見つめていた。

よく見ると、バジーリオ君もアダムの横で引き摺られていた。



「僕達、晴れて問題児だね。ヴァレン君。」



バジーリオがこちらに振り向き、サムズアップ。



どこが晴れてるんでしょう。

雨降ってない時の夕立ですよ。

雷の被弾確率が跳ね上がってる、あの瞬間の天気ですよ。僕の脳内は。



「……え、なにしてるの。」



ラッツェルに引き摺られる二人を見下ろして、イブが教室から並走してきた。



「イブ、俺停学処分になった。」



イブちゃん、呆れたようにため息フンス。

もちもちのほっぺから、ポッと空気が抜けた。



「どんまい。貴方、今犯罪者だしね。」



どんまいの一言で済んでたらな、警察いらないんじゃ!!


いや、貴方みたいに店で暴れる人がいるので必要だと思いますが。


アダム君、一応釈放されたつもりなのですが、皆さんの認識は犯罪者らしいです。



「ジーネンさんからさっき電話来て、今日は早退してもいいから、帰ってこいだって。」



イブはそれだけ告げて、アダム達の元を去る。

ヴァの方のアダムは合掌を行い。バの方のアダムはそれを不思議そうに見つめた。



***



校長室に着くと、ラッツェルはヴァの方を掴む手を離し、

扉をノックした。


2回。


校長室をトイレのように扱うラッツェル。


中に引き摺られると、高そうな絨毯が二人の身を包んだ。



「それが犯罪者共ですか!先生!!!」


誰の声よ!?!?!?


生徒指導の役割でこの校長室に呼ばれた、

生徒会長のクスト・レギンちゃんでーーす!!


桃色のミディアムヘアーを揺らし、制服に身を包むチビ。その横には、椅子に座り、机を小刻みに人差し指でタプタプする、校長セリウス・ハルトがいた。


二人はラッツェルに立たされ、ラッツェルは壁の方へ退けた。セリウスが、二人を睨むように見て、ヴァは震えて、バは慣れてるから震えなかった。


バは総帥とお話しし慣れてそうですしね!



「おい、待てそこの右の犯罪者!!!」


クストが、ヴァの方のアダムを指差して叫ぶ。

監獄の取り調べ室なんですかねここは。


「お前、見覚えあるなー。」


クストは腕を組み、ヴァの側に寄る。ふわりと良い匂いがして、ヴァの周りを動き回るクスト。


アダムのポケットから、ジェナちゃんキーホルダーがはみ出している!!!



「こいつ、こないだの朝に、アイドルに体擦って、小便かけてたやつか!!!!!!」


語弊がありまくりですね!!

アダム君、どう返事するのでしょう!!!



「小便をかけたのは、犬ですッ!!」


「貴様、犬に小便をかける性癖持ちなのか!?!?!」


壁にもたれていたラッツェルが叫ぶ。

冗談ではないッ!!!!



「くぅ、犬にはかけませんよ!!」


「アイドルにかけたのか!!!」


「それは違う!!!」


「どう違うんだよ、おいぃ!!余罪があるんだな!

ここで全て吐かなければ、貴様は殺すぞ!!!」


ラッツェル、壁から身を離し、アダムの首根っこを掴んで恐喝。


昭和なんですかね、ここは。

あと、校長先生見てください。お宅の教員ヤバいですよ。


「先生、そういえばこいつ、私の足とかもいやらしい目つきで見てた気がしますよ!!なんか鳥肌立ってきた!!」


クストが横から叫び、アダム君また震える。 

憶測で喋るのはやめないか!!!


「貴様、落ちるところまで落ちたか!!!」


ボグゥッ!!!


言葉足らずで罪を偽造され、憶測でさらに罪を積み積みされて、憶測でぶん殴られるアダム君。


なんだよこの、昭和の倫理観と現代の男は卑しい傾向を融合した、最悪な社会体制は。

しかも、通貨はジンバブエドルかよ。



いやらしい人間はいるけど、いやらしい目つきって、

なんだよ。目つきが悪く生まれる人がいるんだから、

いやらしい目つきで生まれる人もいるだろ。

なんで、いやらしい目つきだけは、こうも非難されるんだよ。あー、いやらしい。本当にいやらしいいやらしいいやらしいいやらしいいやらしいいやらしい……以下略



ヴァのアダムは、いやらしい目つきで自分を殴り倒した二人を見た。


「……今も私の足みたか……?」


クストが両手でスカートを隠す。

免罪を一度吹っかけられると迷宮へ誘われます!!



「クストさん、本編でも俺のこといやらしいって思ってたのか!!そんな状態で、俺にああやって話しかけてたのかアンタは!!!!」



アダムヴァ君、メタ発言で迷宮脱出を試みる。



「シャブも決めてる可能性があるな。」



ラッツェルが呟き、クストは相変わらずヴァを軽蔑するような視線を送った。



「停学するから、早くここから出してくれよ!!」


どんな開き直り方だよ。

アダム、床で駄々をこねるように泣き叫ぶ。

校長とバジーリオはこれどんな顔で見てるんだよ。


「グゥ。」

「グゥ。」

 

二人とも寝てますね!!



「クストさん!あんなに仲良くしてくれたと思ってたのに!!嘘だろ!!!俺、貴方のためにそこの金髪ヤンキーとも言い合いしたのに!!」


アダム泣き叫び、クストの足元に縋りつく。


「誰が金髪ヤンキーだよ!!あと、会長に触れるなよ!セクハラ強化人間!!」


ラッツェル叫ぶ。


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!この世界に味方いねぇんだ、俺!!俺一人だ!!寂しいよ、クストさぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」


アダムはクストのスカートを掴み、揺らす。

地獄絵図なので、あまり描写はしないでおきます。


「お前、そんなとこ掴むな!!落ちる!!」


クスト、アダムを蹴り、引き剥がそうとするが、

アダムは離れなかった。スカートが引っ張られ、

スポン!!と抜けましたよ!!!!


こ、これはッッッッーー!!

現代のコンプラ的に、中身は言えませんね!

代わりにアダム君にお願いしましょう!!


お願いしまーーーーす!!!


ーーデレデレデレデレ!!デン!!!!!



「いちご………」


言い掛けたところで、クストに顔面を蹴られ、スカートを手に持ったまま、気絶するアダム。



「お前、それはあまりにも可愛いデザインすぎるだろ。」


ラッツェルがクストのブツを見て、呟き。

クストは顔を赤め泣きながら、地面に座り込んだ。


セリウスとバジーリオは寝ていた。

アダムヴァ君は、余罪の可能性と度重なるハラスメント行為により、停学3ヶ月へと延長され、反省文は倍になった




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ