第二十話 スーパーアルティメクスミラクルハイパーインフレ財閥 アルメイア財閥 〜給料支払いはジンバブエドルで〜
「お嬢様、そろそろ学校着きます。」
ヴィーナさんは、後ろのアダムを睨みながら、
信号が変わったタイミングで、メサイアに声をかけた。
「あ、じゃあ僕はここで降ろしてくださいな。」
アダムくんはスクールバックをお腹に抱えて、いそいそと準備をし始めた。
「え、なんでですかアダムくん。」
メサイアちゃんオロオロ。
「メサイアちゃん、僕達さ、クラスで一度たりとも会話を交わしたことってないよね。校門を見てみなさいよ。君を待つヨウ・キャーとか、その他の一軍グループが、もう校門にいるね。」
アダムくんは、諭すように窓の先の昇降口へ目線を向けた。ヴィーナもそれに合わせて、窓を軽く開けて顔を出す。ヨウのなりを見て、ケッと唾を吐く真似をした。
ヴィーナも、本質的にはアダムの味方らしいが、
ヨウが普通に可哀想になってきた今日この頃。
そういえば、作者さん、人との友情描写はカッスカスの癖に、こういう陰キャのコンプレックス描写はよく書きますね。あなた、陰キャでしょ!おい、陰キャ!!メンヘラキャラも多いなぁ。なんか。
そんな女の子いると思ってるの?本当に。
いないよ!あほ!!現実見ろよ!!!
↑君、消す。
アダムは続けた。
「メサイアちゃん、君にとってヨウ君達は良い友人なのかもしれないけどね、僕にとってはね、脅威そのものなんだよね。しかもさ、僕ヨウ君に暴言吐きまくってから、教室行くのすごい怖いの。それにああやって校門の前にたむろっていられるとね、正面切って学校入れないの。だから、ここで降ろしてください!本当にお願いします!!どうか慈悲を!!!!」
「アダムくん、それ全部あなたの妄想よ!!
あなた、すごいコンプレックス抱えてるようだけど、
それ全部思い込みよ!ヨウ君すごい優しいんだから、一回ちゃんと喋ってみない???喋りましょ!!はい、決定!!!」
メサイア目を輝かせ、アダムを見据える。
アダムは、身にないはずの鱗の根本の、もう、毛穴に至るような、細胞がモゾモゾしているような、神経が根張ってるようなところから、逆張りしたくなった。
母親にねだった物が買ってもらえず、後からやっぱ買ってあげると言われて、敗北感やら屈服感に襲われて、逆張りしていらないって言うあれと一緒であった。
「ヨウは、君とワンチャンあると思って優しいだけだ!!僕には、ち○ち○が付いてるんだぞ!!そんな僕に優しい人間なんかいるものか!!!」
アダム叫ぶ!!もう何書いてるのかわかりません!!
「メサイア様の恩寵に与りまくっておいて、貴様贅沢だな!!メサイア様、なんでこんな童○逆張りクソオタク鼻くそ陰キャ根暗前科持ち友人ゼロぼっちカスバカアホうん○の相手をなさるのです!貴方は財閥の生まれなのだから、もっと高貴な友人をですね!!!」
ヴィーナさん言い過ぎですよ!アダム君のライフはもうとっくに0よ!!!
「みんなで僕をいじめんだぁ!!!」
「違いますよ。」
「違うと思う。」
アダム君、車内で泣き叫ぶ。手足をバタバタさせて、
車が揺れる。
メサイアとヴィーナはそれをジメッとした目で見つめた。
「メサイア様、こんなボロ雑巾道に捨てましょう。
なぜこれに優しく出来るのです!こんな、将来
キャバクラの嬢に優しくされて、営業の上の優しさを、まるで自分への好意からくるものと勘違いして、キモおじメンヘラになったり、一回付き合ったぐらいで、別れた後も自分の女だと主張し続けて、ナイフ持ち歩いたりしてそうな、こんなカス被害妄想男の何が良いのです!!」
あまりにも言いすぎだろwwwwww
まるで、犯罪列挙の予防接種やーーー!!
「ぶぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!ままぁぁぁぁぁぁぁあまぁぁぁぁぁぁぁぁだぁあだぁああまぁあまま!!」
アダム、あられもない未来犯罪予想をされ、爆泣き。
「なんか、別の世界線でくっつく夢見てから、
このダメ男アダムくんには、私がいないとダメな気がするのよ………」
メサイアちゃん涎垂らしながらニヤつく。
本当になにこれ。
「そもそも、こいつがイッケ・ブックローで暴れたせいで、我々アルメイア財閥が損害被ったんですよ!!
あの、フェスターの馬鹿と、この馬鹿と、金髪馬鹿のせいで!!メサイア様、それをしっかり認識してください!!我々のボーナスが消えたんですよ、このアッパー系陰キャめ!!なんか、すごいイライラしてきた!!!!」
寡黙という設定でしたが、本編でもここでも、一切寡黙描写のないヴィーナさん。ヒートアップしてますね!!
ただ、全部正しいです!!!
「大丈夫よ。私アダムくんと駆け落ちするわ……」
メサイア様、涎どんどん垂れてます。鞄を両手で握りしめてエヘエヘ笑うメサイア。
「いや、僕お家いたいんだけど……」
爆泣きするのをやめて、ヴィーナの言葉が沁みてきて、焦り始めた前科持ちアダム。
「いや、貴方に拒否権ありませんから。誰が貴方を釈放したと思ってるの?他でもないアルメイア財閥ですよ。貴方はね、バナナトークでも伝えた通り、これから私のペットとしてブツブツブツブツブツ怖いので省略。」
メサイア様、瞳の青からハイライトが消えて、アダム君の裾を掴む。ヴィーナもそれを止める様子はなく、外に会話が漏れないように窓を閉めた。
アダムくんは、らちされてるきぶんになったので、
とてもにげたくなりました。
「やっぱここで降ろしてください。僕はヨウ君にも鉢合わせたくないし、メサイアさんが何か怖いので、どうか助けてくださいヴィーナさん。」
アダム君、ドアをガチャガチャし始めるが、
指紋認証機能付きの最新車なので、開かなかった。
「ドアガチャガチャするのやめて?アダムくん。
この車壊してもさ、お金払えないのだから。
アダム君、なんで逃げようとしてるの?話しかけて欲しいんでしょう?今こうやって沢山話しとけば、寂しくないじゃない?それに、私だってバナナトークで話しかけてるのに、既読が全くないのよ。あれ、なんで?自分だけが、話しかけられないって、貴方も無視してるじゃない?
ねぇ、なんで?アダム君、ドアガチャガチャするのやめなって。無駄だよ?壊しても、弁償できないでしょ?また私達がお金払うのよ。そしたら、貴方ペットを超えて、奴隷となってしまうわ。やめなさい。無駄だから、おやめ!!!ポチ、やめろ!!!!ヴィーナ、手錠を頂戴。」
メサイアが顔を寄せ、アダムの首を掴み始める。
「フーッ!フーッ!こ、こんなところでしねるか!!
にげてやるッ!!絶対にげて、おで、ジェナちゃんと
結婚するだ!!!」
メサイアの袖から良い匂いがするが、アダム君の顔は涙でぐしょぐしょであった。
「ジェナちゃんとなんて、無理よ!!正直に言います!貴方男としての魅力全くないから!!髪ボッサボサだし!捻くれてるし!!逆張りすぎでしょ!貴方主人公の格じゃないわ!!だから、本編の中盤一切出番ないのよ!!
作者、今焦って貴方にフォーカスしてるけど、正直手遅れも良いとこよ!!」
アダムの首を掴みながら、車内で叫ぶメサイア。
ヴィーナは欠伸をして、車を路駐した。
「ちょっとお姉さん、お姉さん!!困りますね、こんなところで車停められたら。」
警察がチャリで窓を突く。警察の名前は、フェスターの車に張り付いて、吹き飛ばされたスレッグであった。また、お前かいジジイ。
ヴィーナ窓を開けて、その警察を睨む。
「アルメイア財閥の令嬢が乗ってられるんだよ。」
ヴィーナ窓から顔を出して、肘を置き、
煙草を吸い始め、その煙をスレッグの顔にぶち当てた。下北沢辺りにいるバンドもどきやんけ。
「フーッ!フーッ!お巡りさんですか!!これ、これを見て!!ぼく、拉致られてるんです!!助けて!!!あ、スマホ、スマホのSOS機能使う!!絶対いぎでがえる!!!」
メサイアに首を掴まれるアダム君叫ぶ。
「え、え、これ事件じゃないの!!事件の匂いするよ!なんか、煙いよ!!」
煙草だよそれ。
「おい、これで見逃せよ。」
一億万円の束が差し出された。
ジンバブエドルなんじゃないの、それ?
アルメイア財閥って実はやばいとこなんじゃないの!?
ジンバブエドルで、財産築いてるフリしてんじゃないの!?
ジンバブエドルだろ、絶対!!
財閥の端くれにも置けない集団なんじゃないの!?
一億万円じゃなくて、一億ジンバブエドルだろ、
それ!!お巡りさん、摘発しなさいよ!!
ハイパーインフレしてんじゃないの、この学園都市!!アルティメクス・インフレしてんじゃないの!?
お札で汗拭けるやつですよね!それ!
拭かせてください!!
トイレに、この紙幣流さないでくださいって、注意書きあるんじゃないの!?
実質給料未払いですよね!!これ!?
「あ、あぁ。了解。」
スレッグ、胸ポケットにそれを押し込み、口笛を吹き始める。こいつら、校門前で何してんだよ。
雑に突っ込んだから、胸ポケットの半分以上から、
ベーコンみたいに出てるんだよ、ジンバブエドルが。
バレバレなんだよ賄賂って。それで交番帰るのかよ
おまえ。
ハイパーインフレ賄賂やめろよ。
ドラゴ○ボールの変身形態だろ。
スーパー界王拳5000べぇハイパーインフレだろ。
アルティメクスインフレと同じ強さなんだろ、それで。ならアルティメクスに纏めてくれよ最初から。
スーパーサイヤ人ゴットスーパーサイヤ人が、小学校で言われてたから、早口でそれ言ってたのに、スーパーサイヤ人ブルーに改名されてたんだよ。
じゃあ最初からスーパーサイヤ人ブルーにしてくれよ。
頑張ってSSGSSとか言ってたのに。
もうこれ、ほとんどアニメのグリッ○マンの前についてるアルファベットだろ。なんの話だよこれは。
ジンバブエドルの話か。
ーー完ーー




