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第十九話 がき、ロイヤリティ・キマイ(20)




「あ、姉ちゃん死んじまう気がするよー!!」



朝八時。玄関でスーツを着たギランミちゃん(26)に、鼻水とその他の水全てを擦り付ける シャキリくん(22)



「きも、こいつきも!!よくこんな歳でお前……!!」



ピンポーーーン!!

インターホンが鳴りましたね。 シャキリを引き摺りながら扉を開きます。



「えへえへ、サッカーしようや。」



スーツを見に纏ったくそがき、ロイヤリティ・キマイ(20)であった。



スーツ姿でサッカーボールを手に持つロイヤリティちゃん。ギランミの姿を見て、全身を逆立たせた。


ロイヤリティちゃん、サッカー大好きなのでサッカーをしたいあまり、近所の住宅街全てにサッカーしようと声をかけて回るテロリストであったのだ。



「いや、お前仕事だろ……」


ギランミがジトっとした目を向け、ロイヤリティを見つめる。



「たいさッッッ!?」


ロイヤリティは頬を赤らめて、サッカーボールを投げ捨て、ギランミの腰に抱きつく シャキリを見て、鼻で笑って見せた。どっちもガキなのだが、ロイヤリティは内心で勝ったつもりであった。


アルメイア財閥専属sp『メタロトュンド』の二人。

後のメンバーは、エトセーラとメサイアを送っている

ヴィーナである。メサイアの送迎を行うヴィーナは、

早番で、ギランミとロイヤリティはこの通り遅い。

そして、エトセーラに怒られるだろう。



「お前は、誰だッ!いきなり人を鼻で笑って!!」



シャキリくんは顔を赤らめて、ギランミを突き放し、

ロイヤリティへ怒る。



「へっ、ギランミ先輩は頂いてくよ、ニートくん。」



ロイヤリティは鼻で笑い、赤髪のツインテールが風に揺れ、片方が箒みたいになって顔全部に覆い被さり、

ロイヤリティはモゴモゴし始めた。



「へっ。」



シャキリは笑い、ロイヤリティを押し退けてチャリンコの元へ向かう。



サッカーボールが風で転がり、 シャキリもサッカーボールと同じく地面を転げた。



「わはは!!アホすぎ!!モゴモゴ!!!」



くそがきも笑い、口をおっきく開けるからツインテールが直に入り込んだ。



シャキリくん顔を真っ赤にして、コンクリートに頬を重ねる。ギランミは空を見上げて、ぼーっとし、こんにゃくとちくわが空を飛んでいた。




「くっ、朝から出すなよこんなもの……ブツブツ!」



シャキリはサッカーボールを蹴り飛ばし、それが シャキリの自転車にぶつかって、自転車が横転した。



「モゴゴゴゴ!!モゴゴ!!モゴゴゴ!!」


こいつツインテール向いてないだろ。



「あ、ロイヤリティ姉ちゃんだ!姉ちゃん今日もサッカー誘ってんの!?!?」



小学生の半袖半ズボンの三人組が、ロイヤリティを指差す。 シャキリくん達のお家は住宅街なので、子供も多いし登校班の集まりの場所にもなりやすいのでーす。



「え、お前小学生とサッカーしてるの?20なのに?」


ギランミは呟き、 シャキリの自転車を持ち上げるのを手伝う。



「……そんなわけないでしょ!知りませんよこんながき!」


ロイヤリティは頬を赤らめて叫ぶ。



「え、姉ちゃんねるねるねるねもやったじゃん、泥団子も食ったじゃん。キウイの皮が一番美味いとか言い始めて、俺たちのも回収したじゃん。全部公園でやったじゃん。」


真ん中の小学生が涙ぐんで叫ぶ。

ガキすぎるだろあまりにも。



「そうだよ、ロイヤリティ姉ちゃん、ライフハックとか言って、道のつくし生で食って、花の密吸っただろ!流石にばっちいから、お↑れらはしなかったけどさ!」


右の小学生が言った。俺の発音がお↑れなのガキすぎるだろ。あとYouTubeでも聞かない、かすのライフハック教えるのやめろよ、ロイヤリティは。



「そうだ!そうだ!夏祭り連れてってくれた時、今度からボスと呼べって、おれたちに命令したじゃん!

あと、べっこう飴ワンモアチャンスじゃんけん負けて、ガチ泣きしてたじゃん!!!!!」



左の小学生が言った。ロイヤリティちゃんは、学校を早めに卒業して職についたので、同年代の友人がいないのだ!


ギランミはちょっと怖いし、ヴィーナは喋らないし、

エトセーラは、従兄弟を思い出すと言って、ロイヤリティをモチモチし始めるのだ!だから、友達がいないロイヤリティは、朝の八時から近所でサッカーの勧誘をして、出来た友人はこの小学生三人であり、武勇伝はくそがきなのだ!!!



「う、う、うびびびびー!」



ロイヤリティは赤面し、ギランミはそれを置いて職場へ向かい、 シャキリは再び自転車に乗り、転がってきたサッカーボールにタイヤを巻き込まれ、すっ転んだ。



「姉ちゃん、今日も仕事サボってベイ○レードしてくれんの!?!?」



小学生三人が、固まるロイヤリティの前に集る。

キラキラしたお目目をロイヤリティに向けた。



「バカっ、ベイ○レードは今転売されてて手に入らないんだぜ!!」


そう言うのは、右の小学生であった。



「姉ちゃん、金はあるから色々持ってんだろ!姉ちゃん、今日もやってくれるよね!!」



「中華鍋ベ○ブレードしようぜ!!姉ちゃん!!

今日風強いから、サッカーはできねぇべ!!

こないだ、風強い日にボール飛んで、姉ちゃんがブランコにぶち当てて、監視カメラにバッチリ映って、

次の日、その映像切り取った写真付きのカラーコーンに、名指しで注意されたから、今日はベイ○レードしようぜ!!」



小学生のマシンガントークを受けて、ロイヤリティの石化は解け、周囲を見回す。ギランミはいなかったので、ロイヤリティは息を吐いた。

そして、良い顔したいギランミがいないから、普段の

がき姉ちゃんの顔に戻った。



「おう!お前らの誰か、キッチンから中華鍋持って16時に公園こいよ!!!!サッカーボールも、バレないから平気だって!!職員あの時間いねぇから!!!!」



小学生の発言に見えますが、全てロイヤリティのものです。あと、公園のルールは守ろうね。


三人の目は、キラキラし始めた。



「じゃあ、私労働いくわ!!お前らも、学校サボらずいけよ!!!」



ロイヤリティはスーツを翻し、ちょっと良い匂いさせた。暫く歩いて、近所の家から生えてる、ピンクの花を無断で毟り、口に据えた。暫くそこに立ち止まり、二、三本毟って蜜をチューチューしている。



「姉ちゃん、やっぱきったねぇな!!」


遠目に見ていた小学生が叫ぶ。

カカロ○トみたいな喋り方だな。



「ちゃんと16時にこいよー!姉ちゃん待ってるのさみーんだわ!!」


ロイヤリティは手を振りながら叫ぶ。

その後、少し湿ったつくしを毟り、口に加えた。

ち○ち○を揺らし、ブルルと身震いをした犬が過ぎ去った後の、つくしであった。



「姉ちゃん、今日お↑れ日直だわー!!」

「姉ちゃん、前見ないとボール来てるよ!」

「姉ちゃん、10円ガム踏んでるぞ!」


小学生がそれぞれ叫び、ロイヤリティはニカっと笑う。

シャキリは、それを恨めしそうに振り向いて、ポケットから10円ガムをアスファルトにばら撒くとかいう、

クソのような陰湿仕返しをしていた。



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