戦況確認
うん。長い。つーかおさらいみたいだから多分ツマラナイやつですわ
メテラーゼ城内部…
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そこは本来、軍議に使われる場所である。
決して飲食を取る場所ではないその場所で何故か食事をする、マスクが付いてる状態で口を上手く隠している者が居る。
本来であれば処刑されても仕方ない行動をメテラーゼ国王「トルマン・ペテル・ファース三十二世」はわざと見逃してる。
それが自分たちの国を助けた存在だからだ。
Z級冒険者パーティークロガタリ改め、預言者の聖王「ユーラ・ファラット」
同じくZ級冒険者にて、アルジャーナの守護神「アビラト」
S級冒険者にて、次期Z級新人「マーネ」
そして、ユーラによって推薦されたらしい今目の前で食事をするB級冒険者「サイチ」とその奴隷達。
一体、今ここで何が始まるのか、トルマンは緊張を威厳で隠すように考えていた。
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たったの一晩で終わったメテラーゼ攻略戦の後は楽しくない事後報告会である。
「…いつまで食ってんの?」
「今喰い終わったからその目やめてな?」
全く、死人を見る目するんじゃねーよ。いや死人だけど。
俺が喰い終わると同時にユーラはトルマンへ声をかける。
「連れが迷惑をかけたわ。ここからは私達だけで会話するから玉座に座って待ってて頂戴」
「了解した」
トルマンはゆっくりと上座から降り、部屋から退出する。
そして退出と同時に会話は始まった。
「じゃ、今回の結果を整理しましょう。まずサイチのゾンビ」
「全員土に返したわ。少なくともこれ五回目だぞ聞かれんの」
「一応ね」
デススランペットは使い終わった後に破壊している為、少なくとも約一名の例外を除いて全員葬式されたハズだ。
「そう。次は討伐された幹部級の整理だけど…」
「あ、この子は数に入れないでね」
「え~なんでですかぁ~アビラト様ぁ~♡」
「お前マジでそいつに何したんだよおい」
「マーネちゃんガチギレしてる…」
「キレると言葉遣い男っぽくなるのは前世と変わってねぇらしいな」
段々前世のマーネの弟の事も思い出してきたぞ。それ関連で弟の姉関連の愚痴もな。
「ま、双剣は置いとくわ。取り合えず本人確認も取りたいからサイチも眷属出しなさい」
「よしお前ら出てこい」
影から姿を現すはイニーシャ、アルナ、ウェル、ラーケ、そして元トゥーラ幹部のユカーラ。
「…え、ユカーラ様?」
「あぁお前もこっち側だってな。聞いた時は驚い」
「話進まなくなるから後でにしてくれ」
「…分かった」
取り合えずまずラーケからの報告だ。
「お城の玉座近くかな?そこらへんで剛剣と謀略ってヤツを殺したよ。頭首の力でアンデットなっちゃったけど」
「骨に触れたら周りの死体無差別ゾンビって酷くない?」
「しかもスプラッタだしね」
「マーネはともかくお前には文句言われたくねぇよ色気蛇」
「どうとでも言え」
こいつまさか前世ってモデルか?煽り耐性高すぎだろ。
「次、人形だから…」
「私とウェルちゃんだねー」
「ん。雑魚ばっか引き連れてた」
「あれ普通の人は恐れる魔物だよ?」
いつの間にかウェルととんでもなく仲良くなってるなマーネのヤツ。
てかなんか裁縫してるけど見間違いじゃなければ片方マーネに似てて、今縫ってるヤツはウェルじゃねーか。
「で、どっちにしろちゃんと話は聞くわよ。アビラト」
「はいはい…闘技場帰りにちょこちょこやってね、こうなった」
「なっちゃいました♡」
「何をどうちょこちょこやったらそうなる」
まずこいつに尋ねるの間違いじゃねーか。
「まぁ良いわ」
「いいんかい」
「それよりも次、余興と防衛だけど…その前にサイチ」
「何だよ」
「ゴブの事を覚えてるかしら?」
ゴブ…ああいつか!
「それがどうしたんだ」
「実は…感で見たし今後に関係ないから黙ってたけど…あいつには仲間が居る」
「まぁ、でしょうな」
「そしてその仲間は全員ゴブに似た仮面をつけてたわ」
そうなのか…
クロガタリと俺の奴隷・眷属以外が首を傾げ始めた頃、ユーラ達が結果を言った。
「で、話を戻すけど負けたわ」
「は?」「え?」「なんて?」←魔物冒険者三名
「私達は魔物専門でね。対人はあまりやらないの」
「なーるほど…経験さで負けたなお前ら」
「えぇ。でもとある人物に助けてもらったわ」
「誰にだい?」
「名前はトリッキスタ…ゴブがつけてた仮面によく似た仮面をつけた自称世界最高の道化師らしいわ」
俺はその言葉に思わず飛び上がった。
「それって!」
「ごめんなさい。気になる話題を持ち込んだのが私とは言え、今は報告を優先したいわ」
言葉はユーラに遮られ話は続く。
「で次が狂乱だけど…それだから無視して姑息に入るわ」
「あれ僕だけ報告あり?」
「サイチのは眷属支配が入ってるけどあなたのは籠絡だからね。で姑息だけどこれは常和の森林で死体が発見されたわ」
「魔物にやられた感じか?」
「それが…死因が全く不明。何をされて死んだのかさえ分からないのよ」
「なんでそう思うんだ?」
「恐らく死んだ原因となる怪我が見た事ないのよ。どんな魔物でも、どんな武器を使っても出来るような怪我じゃないわ」
なるほどなぁ…それ新種の魔物とかの可能性ないんかな?
「次は双子と狙撃ね」
「双子は私が溶かして、狙撃はフォルテちゃんが撃ってくれたよ」
「倒したか確証がないですが…」
「それについてはサイチの力でアンデットになってんのを確認されてるわ。埋葬してたメテラーゼの兵がね」
「じゃ良いか」
「最後に楽団だけど…こっちも倒れてるからね。サイチの新眷属で」
「眷属って言われんのは慣れないけどな」
ユカーラはユーラの言葉に返答する。
「さて、ここからは次の町でもあり、勇者の子孫が暮すフォーゼの解放戦についてよ」
「あーそっちかぁ…」
「あんまり僕らは行きたくはないよね。あっちが鑑定持ってたら逃げなきゃだし」
「場合によっては私がなんとか黙らせるから、来て頂戴」
「「はーい」」
アビラトとマーネはあんまり乗り気ではないが俺はもう腹を括ってるからなぁ。
「で、フォーゼなんだけどトゥーラ最強の兵である兜が全員ではないけど揃って結界を張ってるわ。合計六人」
「なんで兜が結界を張ってるんですか?」
「彼らが兜と呼ばれる由来に、それぞれの属性を象った鎧が渡されるのだけど、それに結界を展開できる魔法が内蔵されてるらしいわ」
「なるほどね…」
「それとこっちは確定出来ないけど…まだ確認されてないトゥーラ最後の幹部「霞のアムラ」が居る可能性があるわ」
「全員倒せたんじゃないんだ」
「どうやら諸事情でフォーゼに移動した時に侵入しちゃったっぽくてね…そこら辺はユカーラとかに聞こうと思うんだけど」
「アムラは…多分今はメゼアに居ると思うぞ」
「え、なんで?フォーゼだったらまだ分かるけど」
マーネが疑問を口にする。
「…これは私しか知らない秘密だったんだが、アムラは兜の一人だ」
「え初耳ですよ!?」
「だから私しか知らないと言っただろうイグナ。元は国王から私以外の幹部の裏切りを確認するためと居たんだ。ただ三日前に国王から兜の召集が入って幹部から魔の兜に一時的に戻ったんだ」
「…まさか最後の幹部が兜で国王の護衛に入るなんてね。しかも魔の兜なのね」
「歴代の兜の中でも特に魔は実力が飛び出る程高いからな。護衛としてはぴったりだとね」
「出来れば情報を貰えないかしら」
「良いが、知ってるのは鞭を使った戦いが得意という事だけだ。しかも兜の時は別の武器を使ってるらしいから獲物は分からない」
「なぁ待った。まずそいつの性別聞いていいか」
俺の発言に全員が(主に女性が)白い目で見るが今の俺に取っちゃこれが意外と重要なんだ。
「城に居たトゥーラの兵を一人だけだけど食ったらデメリット付きの力を手に入れちまってな。称号だから無くせねぇんだ」
「どんな称号よ」
「不倫者」
「まんまじゃん!!」
この称号地味に怠いんだが。
「…今それ鑑定したけど酷くないかな?効果が」
「異性相手だとステータスが半分になるのに、同性相手だとステータスが1.5倍になるから」
「女相手だと絶対不利になるじゃん」
「だから今後の戦いで俺にとって性別が重要になっちまってな…つーかこれのせいでユカーラにも苦戦したしな」
「…もしも将来あの世に行ったらその部下を取り合えず殴りに行くか」
不倫した兵士君、上司にシバかれるの確定しました。
「まぁ言うが安心しろ。霞は男だ」
「なら逆に有利だな」
「だが雷と水が女だってのは聞いた事がある」
「クソゲー確定じゃねぇか」
「文句言わないで。取り合えずまず結界をどうにかしましょう。解除方法は分かんないけどね」
その言葉に一同はそれぞれの言葉を口にする。
「鎧が発生源って事は鎧を壊せば解除されるんじゃ?」
「あれは魔力を用いた生体認証式だから鎧を破壊しても発動者を倒さなければ破壊は不可能と聞いた事がありますけど」
「ホント?イグナ」
「はい♡」
「じゃあそこの色ボケに染まった元幹部の話から本人を倒さなきゃダメと…魔力ならこっちから操作出来ねぇか?大魔導士があるから魔法弄りは出来るぞ」
「誰が色ボケだ!」
「現実的ではないな。まず魔術操作妨害があるし、何より奴らは屋内に居る。視認出来なければ操作は不可能だ」
「おめぇだ元幹部。なら俺の案も却下か」
「結局倒すのが最善なのでしょうか?」
「出来れば殺しは避けたい。兜はこちら側からしても強敵。こんかいアビラトがやったみたいな籠絡は難しいでしょうけど奴隷にしてでもこっちの戦力に追加したい所なの」
「それに何より、あっちは勇者を封じてる。トゥーラの奴らは世界が滅んでも制服出来るなら何でもやる奴らだ。勇者一族皆殺しとかされたら未来が危ない」
なかなか纏まらない。
てゆうか、なんとなく気づいたけど…
「これ…兜を裏切らせるか殺すかしないと結界解けなくない?」
「だよねー」
「なんかいつの間にかやり方は逸れてたけど結局そこか」
転生者全員はそれで納得らしい。
「サイチ、マーネ、アビラト」
「悪いな、ユカーラ。こればっかりはちょい話は聞けないな。兜を倒してでも俺らは行くぞ」
ユカーラは少しばかり視線を泳がせて、静かに頷いた。
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そこは何処か。
暗く、しかし適度な明るさを保つ場所。
そこに集まるのは複数の何者か。
「…やっぱり、トゥーラと彼らの戦いを止めるのは根本的に無理かな」
「あー悪い星。マグにも力を貸してもらったんだけどさ…」
「気にしてないよトリッキスタ。そもそもで成功出来る可能性は少なかった。よくやってくれた」
「その為の魔道具作ってトリッキスタに渡した私には?あれそれなりに貴重な物使ってんだけど」
「マグもありがと」
突然、部屋が明るくなる。
それと同時に、後ろに機械で出来た何かを連れた男が現れる。
「照明システム、壊れてたの治ったぞ。星」
「お疲れぇいカガク!」
「黙れ元凶。コンピューターウィルスまがいを侵入させて壊したのテメーだろ」
「ギクッ」
「アハハ、相変わらずっすねトリッキスタ。そろそろ土木さんもかかってくんじゃないすか?」
「いや二人同時は勘弁して干しイカですね!」
「スルメだすな。言葉も違うし」
「元気だなー。あたしたちも久々になんかやる?カメラちゃん」
「ダブルピースでもする」「あり!」
「はいはい話進まないからそこまで」
そこに居たのは
以前、ユカーラとサイチの前に姿を見せた謎の魔物「ゴブ」
以前、ユカーラを助けた謎の道化師「トリッキスタ」
「星」「マグ」「カガク」「カメラ」と呼ばれた者達と名前を呼ばれなかった「フレイム」という者。
「で、何で全員揃ってねぇんだ?フィッシュやらジャイアントやら剣士やらが居ねぇぞ」
「彼らはちょっと諸事情でね…幾つか歪みが見つかったからそっちの対処をしてもらってる」
「あと分かってると思うけどスリープは寝坊です。シニが頑張ってる」
「後でクックディッシュ辺りにお礼の飯頼むか…」
「まぁその事は置いといて星、確認なんすけど…本当に居たんすか?アイツが」
その言葉に、周りは息を飲む。
何故か、一人だけ口にの上にピンポン玉を乗せて息フーフーしてる奴をカガクがぶん殴った所で星と呼ばれた存在は答えた。
「居たよ。魔王シンセイを支えた柱的存在の幹部達…流星のアラガ、範囲の女王リリアーベスタ、雷動亜真アミィ、切り途切れMr.ファライ&打ち途切れMs.アンハ―がね。と言ってもファライとアンハ―はまだはぐれてるらしくて合流はしてないよ」
「未開拓でよく信長みたいな事やろうと思ったな…」
「それは思うけど…ねぇ星…いやこの際はもうスターって読んじゃうけどサ、呼んだ理由ってあいつらの生存を教えるだけなの?」
「鋭いねカメラ。今回トリッキスタに洗脳の魔道具を使ってトゥーラとの全面戦争を止めようとした理由は、多分トゥーラの裏であいつらが関わってるからだ」
「多分じゃなくて確定なんだよな。サイバーが確認してる」
「おや、本当か」
「さすがサイバーちゃん!お仕事上手!」
「ウルフもお仕事上手にならないかなぁ」
「次やったら多分かみ殺されるよマスター!?」
突如、道化師の後ろに女性が増えたが、周りは慣れてるかの如く無視。
「まぁ短く言うと…僕は表に出れないけどここの全員でアラガ達をぶっ飛ばそうかなって」
「星が物騒になった!」「なっちゃった!」
「「一大事ならぬ二大事ですわー!!」」
「うるせぇわ!そこ黙ってろ!」
「相変わらずトリッキスタとポニーは大事な話の時にボケる…」
「あスリープちゃんやほー」
「やほー…ZZZ」
「また寝たし!」
「疲れましたぁ~」
「あぁシニちゃんお疲れ…」
「あーもう話が進まない!星!もう纏め入っちゃっていいか!?」
「良いよ。いつも通りだしね」
カガクが音頭を取り始める。
「じゃー短く言うぞ!星、トリッキスタ、フレイム、カメラ、ゴブ、マグ、スリープと俺、あとシニ!」
「シニは行かないよ」
「スリープ連れてきただけか…残りはジャイアントとフィッシュと剣士!この全員で魔王シンセイの残党狩りするぞ!良いな!」
「分かったっす」
「り~」
「分かったよー!」
「ZZZ」
「了解」
「〇を書いて」「掛け算すれば」
「はいOK!」
「お前らいちいちやかましいわ!」
ここに誰にも知られない話が起こった。
波乱の予感しかしない作者




