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転生ゲーマー我が道を行く  作者: 一
神話と幻の聖魔衝突戦争

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一方フォーゼでは

兜たちの会話です


「メテラーゼが陥落したってよ。思ったより早いね」


フォーゼ王国中央大都市には現在六人の異様な形をした鎧を着たものが集まっていた。


「魔…来たときは霞のアムラだったか。知らせてくれなければ何も対策して無かったかもな」

「そうだね岩。でも正直心配はいらないかもよ?特にクロガタリ辺りは敗北したらしいし」

「楽観的すぎるぞ風。問題は他だ」


岩と呼ばれる者が警戒を促し、風は余裕そうな表情を浮かべる。

端っこで無言で黙り続ける役一名を除き、会議は進んでる。


「てゆうか、雷に正直今回の作戦会議のリーダーを任せたいんだけど。僕らの中じゃ一番強いし」

「黙れ風」


ずっと無言だった一名…雷の兜が口を開く。


「私(・)の(・)過(・)去(・)を忘れたか?私は金輪際同族とは話す気は無い。そっちで勝手にやってろ」

「分かった上なんだよ…正直、雷がこれだけど他になんか案ある?」


風の兜に促され、他の兜たちも口を開く。


「正直、あまり良いのは浮かばないね。僕らであれば負ける事も無いだろうし、何よりもクロガタリの敗因は対人経験不足なんだろ?冒険者風情に負けを譲る気もないよ」

「め~ちゃ強気じゃん地。でもそれ言ったらウチも同意見や。あんがい行ける思うで」

「強気な攻めは禁物だ。相手をこちらに誘い込む方針で行こう」

「岩、いくらなんでも慎重すぎやないか?そこまで警戒はいらんやろ」

「草、相手が冒険者じゃなく兵士であれば俺だって警戒はいらん」


岩の兜の言葉に雷の兜を除く他全員が首をかしげる。


「俺の息子が冒険者をやっていてな。一応、俺が兜だからという理由で定期的に模擬戦をしてるが、冒険者は確かに対人慣れはしていないが咄嗟の判断速度が異常だ。少し時間を与えればこちら側が予想しない行動をとってくる場合もある」

「それぐらいだったら大丈夫じゃ?反射神経で乗り切れるでしょ」

「甘いぞ、光。言うのは少し抵抗があるが、その判断速度で俺は息子相手に三回負けている」


その言葉に周りの兜は驚愕する。


「もちろん、あまり良い行動ばかりとってくるわけではない。そういう所ではこちらが上回ってるだろう。だが、相手が実力者である以上、俺もどう行動してくるか予想が付かない。対策しておくのは大事な事だ。特にここの防衛を任された光、雷、草、地、風、そして俺岩の兜の六人で冒険者の経験戦闘者は俺だけだしな。他の兜であれば何人か冒険者と戦ってる。もっとも冒険者に対する対策を考えなければいけないのはここだ。雷も話すのは苦手なのは分かるが強力してくれ」


ここからフォーゼに居る兜たちの作戦会議が始まる。

が、あまりいい対策も出てくるわけでもなくその日の会議はあっさり終わってしまった。


——————————————————————————


フォーゼの城下町を岩の兜…メジモルは歩く。

やがて一つの大きな屋敷の前に着く。

入口である門を潜り、まっすぐその屋敷の庭を目指す。

庭に向かう入口には、見慣れぬ花が咲き乱れている。

メジモルはその花を不思議な目で見ながら庭に入る。


「何の用?」


突如、背後から声が聞こえる。

メジモルは驚くわけでもなく、冷静に答えた。


「少しお話がありましてな。詳しい話をしたいので幻惑を解いて貰えますか?」


メジモルの言葉の後に、右辺りに広がっていた茨が解けていき、レンガで舗装された道が現れる。


「こっちよ」


メジモルは少々呆れ顔になり、その先へ進む。

そこはちょっとした空間になっていた。

日差し避けのついた本人曰く「ガセボ」と呼ばれる物らしい。

その中央で机を置き、優雅に紅茶を飲む、腰に細身の剣を携える女性。


「お久しぶりでございますね。勇者アヤ様」

「えぇお久しぶりね。で、何の用?」


初めて会った時と変わらない態度で勇者は問いかけてくる。


「いやなに、この後、とある冒険者グループがフォーゼ奪還の為に攻めてくるのでその際に手を出してこないようにと思いまして」

「勇者は人類の味方であって戦争をやる為に居るわけじゃない。人類がどこで戦争をやろうがそれは当人たちの問題。私が関わるのは魔王の封印か討伐よ」


戦争に関しては好きにしていい。

これは先祖代々の話らしい。

魔王以外の事、人の戦争や政治争いには関わるのを禁ずる。

勇者一族に決められた取り決めだ。

だが、ゆういつ関わっていいのは…


「だけど、この町の住民に一回でも怪我を負わせたら…分かってるわよね?」

「そこは勿論です。いくらなんでも勇者様を相手には勝てませんから」


フォーゼの民を傷つけた場合のみ、その対象にたいしての戦闘を許す。

初代勇者の旅立ちの基礎となった町を荒らされるのを嫌ったためだ。

故に、フォーゼを占領する時は苦労した。

国王も民だからこそ、無血開城を狙わなければいけなかった。

だが、今回はそんな事を気にしなくても良い。

戦う場所は城壁の外に用意した結界を維持する為の簡易的な祠だ。

中に居るのは全てトゥーラの兵である。


(メテラーゼからこちらまで真っ直ぐ来るのであれば最初に戦うのは光だろう。対策もあまり出来てないが一応釘は差したからな。負ける事は許さないぞ)


メジモルは思考の海に潜りつつ、勇者の庭から去るのだった。


ネタ切れが近くなってきている...

(´・ω・`)ヤバイ

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