メテラーゼ攻略戦 幻の魔
ミカユVS姑息
これは戦いではない
強者が弱者に強いる
暴力だ
ベルフは一歩、後ろに下がる。
対して目の前の少女…ミカユは一歩、距離を詰める。
ベルフが気づいた頃には右腕は人の腕となっていた。
「お前まさか…魔物か?ユカーラも魔物に殺されていたしな…」
「まーさっきの腕見たらバレルるよね。てゆーかユカーラって誰?」
相手は警戒している素振りを見せない。それはベルフなど警戒などする相手でもないと言ってるのと同じだ。
「…少しは警戒する事を覚える事だな!」
スキル「煙幕網」を発動し、相手の視界を遮る。
この煙の中では発動者自身も周りが見えない。だが、ベルフは「熱源感知」を持ってるので姿は見えずとも、熱で場所が分かる。
が、悪手であった。
「煙かぁ。それは考えてなかったかな。でも【幻想郷】」
その言葉と同時に煙がどこかに移動した。
ベルフは驚いた。何せこの煙は発動者を常に追うように発動する。
それ故、煙幕を張られればほとんどの生物は対応出来ない。
だが、それが生物ではなかったら?
煙が晴れると同時にベルフは顔を歪ませる。
「お、お前…なんだその、頭は…」
「いやー文明の利器最高!今のあたしにとっては幻想郷が現実で文明が幻想郷なんだから、これくらいは良いでしょ!」
ベルフが見たのは、人の頭を失ったミカユ。
その代わり、頭に乗ってるのはベルフに見慣れぬ物だった。
もしもここにサイチとマーネ、アビラトが居たとすれば全員揃って言うだろう。
「【幻想郷】扇風機!涼しくなるし、煙払いには持ってこいよね!」
ミカユの頭は「扇風機」となっていた。
仕組みが分からないベルフはその頭に警戒をせざるを得なかった。
よって足元の警戒を怠った。
ベルフの足にツタが絡みつく。
「な!?」
そのまま、ベルフは木にぶら下げられた。
やったのは言わずもがな、背中からツタを伸ばし、捕縛したミカユだ。
「はい捕獲。捕獲したついでにいくつか聞きたい事があるんだけど良い?」
「…俺は何も言うつもりはないぞ」
「いや聞いてよそれくらい。ちょっとした人探ししてるんだけど知らないかな?」
ミカユはベルフに人探しで知らないかを尋ねる。
だが、ベルフが知るわけもない。
「知らんな。そもそもでお前は探してる奴が誰か分からぬぞ」
「あ、そっか。うっかりしてたなー。その人って「サイチ」って人なんだけど…」
「!?」
ベルフが驚愕したのは、つい先程自身の仲間であったユカーラを下した男江をこの女が探している事だった。
「…知っている」
「え!本当に!!どこ居るの!!」
「どこに居るも何も、ついさっき俺の同僚を殺してくれた男だ」
沈黙。
「あ…それはご愁傷様です」
「まさかお前はアレの仲間なのか?」
「え?んー。仲間ってゆーか先輩ですよ」
そう答えた後、ベルフは唐突に血を吐いた。
「がっ!?」
「んでもまぁ…先輩があなたの同僚?さんと戦って殺したって事はある程度の理由があるんすよね」
ツタが解かれ、地面に倒れる。
「お、まえ、い…」
「ごめんなさいっす。先輩のサポートがメンバーの役目なんです」
喉を貫かれ、ベルフの意識は途切れた。
その一瞬の意識、ベルフが意識を失う直前に見た物は…
左腕を丸い筒の何かに、右腕が刃に変わった謎の頭をした女だった。
ラーケVS剛剣ロップル&謀略のヨゲラン 勝者:ラーケ
マーネ&ウェルVS人形のアスタ 勝者:マーネ&ウェル
アビラトVS双剣のイグナ 勝者:アビラト+籠絡されたイグナ
クロガタリVS余興のヒューマ&防衛のブッコシン 勝者:ヒューマ&ブッコシン
余興のヒューマ&防衛のブッコシンVSトリッキスタ 勝者:トリッキスタ(いえーい)
サイチVS狂乱のユカーラ 勝者:サイチ
姑息なベルフVSミカユ 勝者:ミカユ(先輩どこっすか?)
イニーシャ&フォルテVS??
アルナ&シンシェア姉妹VS??
次回 イニーシャ&フォルテ回




