人物閑話 奴隷商会トルベッテのオーナー
暫く閑話が続きます。
人物閑話はサイチに関わった人物達の会話です。
初陣は奴隷商会オーナーです。
どうぞ見てください。
僕は今日も一人の客を見送る。
「今日も良い奴隷だったよ」
だってね。
僕自身でも変な気分のする感謝だよ。
まぁそりゃそうか。
僕にとって客はただの金をくれるいつか奴隷になる馬鹿ばかりだからだ。
実際、世間に知られては居ないが僕の奴隷を買った庶民は奴隷になる事が何故か多い。
後々の話だけど。
だから沢山の大金を稼ぐ為に庶民には安い奴隷ばかりを売り…
逆に貴族や王族には高いが質の良い奴隷を売っている。
まぁ中には例外も居るけどね。
異世界人が一番良い例だ。
彼らは異世界の知識や技術の一端を握っている。
それが原因なのか奴隷落ちは一切してない。
しかも不思議な共通点を持ち全員「嫌ってる動物・生き物に似た魔物」等に転生する。
初めての異世界人のお客「アビラト」種族はシャクマー。
第二のお客「マーネ」種族はブロライテンド。
そして…つい最近お客になった「サイチ」種族はヴェイト。
サイチさんはまだこちらに来たばかりだからまだ強くないがよりにもよってゾンビとは…
「あの御方と似て非なる存在だな」
「おい。それ嫌味か」
おっと。後ろに居たらしい。
「嫌味では無くていずれ貴方様と同じ様な存在になりそうでしたからね…アンデット様」
「…まだあれは弱い。それにいずれは恐らく無い。既に三すくみ状態だからな。いずれ死ぬ」
「三すくみですか…何と何と何ですか」
「冒険者ギルドと魔王と反逆」
「おぉ。思ったより怖い三すくみでした」
「そろそろ勇者の子孫も増えるとエスパーは予想してるらしい。トキも同意見を出してるしな」
どうやらすぐお客としての意味は失いそうですね…
「ま、それくらい乗り越えないと俺らの仲間にはなれっこねぇよ」
「そうですか」
「だけど…星の奴は少し期待してるみたいだがな」
…これは面白い事になりそうですね。
「それぐらいだ。それじゃ俺は戻るぜ。鬼医者女が定期診断に来いって五月蠅いんでな」
そう言うと同時に腕に付いてる鉄の何かを弄り、その御方は消えてしまった。
…星神様は今日も僕を見てるのだろうか。
星神教信者であるにも関わらず奴隷販売を行う僕を許してくれてるのだろうか。
今となっては知る手段も無い。
この世界…第二人類である僕らを見守ってるだけなら良いが…
実はこの物語の裏に隠されたストーリーの一部を示す言葉
アンデット
エスパー
トキ
星
星神様
星神教
第二人類
これらの意味を調べる方法はもう存在しないのですが
いずれ作中で復活してくれるかも。
以上です。
次回人物閑話は誰もが気になると思うあの緑の方です。
2026年 5/9 (土)
先のストーリーでの名前の不一致故に転生者たちの名前と種族を変更




