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虹と戯れる砂の底魚  作者: 藤泉都理
第二章
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第七十四話 えーっと




「えーっと」


 痛い。とにかく痛い。

 攻撃ではないかと本気で危機感を抱くくらい強く抱きしめられている。

 薄っぺらにされようとしている。

 骨を粉々にされようとしている。


 想いの強さを表しているのよ。

 ほわわんと言う心音の顔が浮かぶも、この場合は違うと断言できる。


「えーっと」


 抱きしめられている、主に胸より上の部分は元より、自由な額が痛い。正確には眉間より少し上の部分がとてつもなく、痛い。

 恐らく、確実に、デコピンされたのだろう。

 お返しを喰らったのだろう。


「えーっと」


 自由な両腕で、後頭部、首、肩、脇腹、尾てい骨、のどこかを殴打して、抱きしめる冴野の力を弱められないだろうか。


「えーっと」


(あれ?もしかして、少しだけ、身体、浮いてる?靴の指先部分は地面を蹴れるけど、踵の部分が地面に届かない)


「えーっと」


 どうしよう。

 えーっと。

 その言葉しか出て来ない。











(2023.9.12)




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