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虹と戯れる砂の底魚  作者: 藤泉都理
第一章
30/92

第三十三話 現実+第三十四話 好きだ












 考えた事は、あるか。


 迎える事は決してない現実を。


 髪の毛が生えるという、現実を。



















(2023.8.26)





 髪の毛が生えた現実を考えた事はあるか。


 自身からの問いかけだったのか。

 他者からの問いかけだったのか。


 どちらにしても、否とは言えない。

 考えた事はある。

 もしも髪の毛が生えたのなら、すんなりとこの『砂の国』に溶け込めたのではと。

 考えた事は、ある。

 考えた事はあったのだ。

 けれど。

 今も考えた事はあるか。

 そう問いかけられれば、否と、断言しよう。


 今のこの姿が自分なのだと胸を張って言えるから。

 髪の毛のないこの姿のまま、私は『砂の国』で生きて行きたいのだ。

 私は。

 私は今の姿の私が好きだ。

 落ち込んだり、面倒になったり、嫌になったりする事はあるけれど。

 嫌いではない。

 好きだ。

 好きだ。

 好きだ。

 だから。




「邪魔をしないで」











(2023.8.28)




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