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虹と戯れる砂の底魚  作者: 藤泉都理
第一章
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第二十七話 話し方




「………ねえ、土羽梨」

「はい、何でしょう?」

「何かねー。土羽梨の身体の振動がどんどんどんどん大きくなっているような気がするんだけどー」

「はい。自力でスタスタ歩けるようになるにはどうしたらいいのか色々模索中です。ハシビの背中が平らで大きくて確りしていてくれるおかげです。ありがとうございます」

「えへへ。褒めてくれてありがとう。嬉しいなあ………じゃなくて。オレが運んでいるんだから、土羽梨は無理に動かなくていいんだよ。しかもー何かー話し方が他人行儀になってない?」

「気のせいですよ」

「えーそっかー気のせいかー」

「そうです」

「………ううん。やっぱり気のせいじゃないよー。距離を感じる。オレ。何かした?」


 しょんぼりするハシビに罪悪感が生まれるも、土羽梨は平然とこの話し方も身体を動かす為に必要なんですと嘘をついた。


「話し方を変える事で力がみなぎるんじゃないかって考えたんです。ごめんなさい。嫌な思いをさせてしまったのですね」

「ううん!いいんだよ!そっか。そうだよね!話し方を変える事で身体に変化が起こるかもしれないもんね!」

「はい」

「土羽梨はすごいね!色々考えて、色々試して!オレ!土羽梨が早く動けるように祈りの舞いを心の中で捧げ続けるよ!」

「ありがとうございます」

「えへへ」


(そもそも身近に感じた事がおかしかったのに)


 土羽梨は歌い出したハシビに、心中でもう一度謝罪の言葉を呟いたのであった。











(2023.8.23)




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