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虹と戯れる砂の底魚  作者: 藤泉都理
第一章
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第十九話 見たい




 『砂の国』に木の根を行かせているのも、あの方なんだ。

 あの方は『砂の国』を『緑の国』のように、緑豊かな土地にしたいと思っている。

 でも多分、あなたは『砂の国』を『緑の国』の土地のようにしたいとは思っていない。あのままでいいと思っている。

 だから、どっちかが諦めるしかないんだろうけど。

 なんか、諦めるって難しそうだし。

 とりあえず、まずはどっちも休む方法を探した方がいいんじゃないかなー。




 いや問題の棚上げじゃない。

 土羽梨は青炎鳥のハシビの言葉に呆れながらも、同時にその茶目っ気たっぷりの表情に癒されるなーと思った。癒されるなーと思ったら、不思議と疲労を強く感じ取って、思考が緩やかに停止していった。


(ああそうか。ハシビの所為でこんなに静かな気持ちでこの人の目を見つめていられるのか。ハシビの所為で)


 こんな目に遭わせやがってとか、『砂の国』は『緑の国』のようにさせないとか、怒りをぶつけるのではなく。

 ただ単純にこの人の本当の顔を見たいと思ってしまったのか。











(2023.8.16)




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