表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
三頭の鷲  作者: アドラー
戦場の景色
5/8

ベオグラード内戦

 統一暦600年 9月

      五国条約都市ベオグラード


 ここ条約都市ベオグラードは十五年前のハンガリー侵攻を受けたベオグラード条約により、統一政府が存在する首都の役割を果たしている。


 ベオグラード統一帝であるデミクレス・フォン・ルーマニアは未来を憂慮していた。


 『ベオグラード政府はもはや崩壊寸前か、どうするべきなのだ。』


 ベオグラードは五つの国が15年前のハンガリー侵攻を受けて統一された国であり、共和国の参戦に助けられて生き残った国であるが故に、国土は荒廃し経済は疲弊していた。そして、5年前のプロシア統一により、これ以上の大国の台頭を恐れた共和国はベオグラードへの援助を打ち切り、ベオグラードは瀕死の状態であった。

 デミクレスは宮殿前で行われる抗議集会に悩まされていた。


 『もう自国民さえも抑えられないとは、やつらは私にどうしろと言うのか。』


 デミクレスが窓の外を覗くと、赤い夕焼けが広がっていた。




 同日22:30


 『総員、配置完了』


 『フクロウからの合図は85パーセント確認、残りはダメかと。』


 『了解。計画を前倒し、これより[ベオグラードの夜明け]作戦を開始する。鉄衛団各員は23:00より予定行動を開始せよ。夜が明けた時には全てが変わる。』

 

 『はっ!』


 『チトー団長、もうあと戻りはできませんよ。』


 鉄衛団団長であるアドルフ・チトーはそれを聞き、口元を歪ませた。

 

 『もはや私に帰る家などないし、仕えるべき祖国は私を蹴飛ばした。ただ倒れるまで走り続けるだけだ。』 

 

 

 この日よりベオグラード政府は鉄衛団の手に落ち、各地で内戦が起こることとなる。



 

 

  

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ