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【読者参加型ライトミステリ宝探し】島根と斑目  作者: 有馬とお


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第11話 斑目のポケット 発見編

 斑目のポケットに隠されたオレの玉将へのヒントは三つ。


『島根から隠れて』

『命を』

『守っている』


 オレは考えを巡らせた。


「『命を』『守っている』は、一行でよくない?」


 斑目は黒目を上に向けた。


「……そうかも」



 ◇



 オレは斑目と対峙していた。


「ヒント、もう一個欲しい?」


 そう戸惑ったように眉根を寄せる斑目を観察する。

 オレは自分の尻に手をやった。

 玉縁ポケットを確認する。

 制服のスラックスには尻にも脇にも、左右にポケットがあった。

 脇ポケットはシームポケットだ。

 全てオレからは見えない。

『オレ(島根)から隠れて』に全部のポケットが当てはまりそうだ。

『命を』を考える。

 オレは胸に手をやった。

 先日、斑目と見た映画を思い出した。

 胸ポケットに入っていたドッグタグが男の『命を』『守っている』。

 オレはセーター越しにわずかな段差を確認した。


「ワイシャツの胸ポケットだな」


 言うと、斑目は口角を上げた。

 Vネックのアキから手を入れる。

 引き抜かれたその手はオレの玉将を摘んでいた。


「簡単だった?」


 オレに玉将を渡しながら斑目。


「まあね」


 受け取るオレも口角が上がっていた。


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