邪王炎殺大魔王
我が名は大魔王ヘル・カイザー
不必要な人間共を滅ぼしてくれる!
さあ、我々の力を・・アレだ・・・その・・何だ?・・・存分に・・・
いや、違うな・・・何て言うか・・・こう・・もっと・・・
「大魔王様・・・?」
「おう、ダーク・リヨンではないか!」
「何で語りから入っているのですか?」
「いやなに最近やってないな~と思ってさ~入れてみたんだけどさ~
思い付かんね、こじゃれた感じの言い回しって奴がよ。」
「今更要らないでしょ。」
「でも俺だっていつまでも格好の良い憧れの存在で居たいじゃん?」
「大魔王様に憧れる様な存在が未だに居ますかね?」
「居るだろ!居るよね?
でもアレだかんね?俺をネットで中傷しようもんなら即特定して監獄行きだかんね!
そんでもって其処でプリズンブレイクしてランナウェイでもしようもんならソイツの趣味・趣向・性癖全部晒して公開処刑だから!」
「陰湿な公開処刑ですね。
大魔王様に憧れる輩は居ませんのでもう金輪際格好つけるのは止めましょうね?」
「やだ~語りやる~」
「何急に芹川さんみたいな声出してんですか!気持ち悪い!!」
「語りやらしてくんないならずっとこの声で居る~」
「今後その声で通すなら急に殴られても文句を言えないですからね?」
「え~やだ~こわい~
語らせてくれないなら目ん玉刳り抜いて磨り潰す~はぁと」
「うあああああーーーー!!!」
「どうした・・・?
そのオブジェ結構値が張ったんだけど・・・」
「私言いましたよね?
その声続けるなら殴られても文句言えませんよ?って。」
「言ってたけど・・・俺の事殴るのかと思って構えてたんだけど・・・
物に当たるの良くないよ?」
「そうですね・・・。
許しも貰ったので今から大魔王様を殴らせて貰います。」
「え?何で?言ってないよ?どう言った解釈したらそうなるの?」
「では行きますよ?」
(「右ストレートでぶっとばす 真っすぐいってぶっとばす
右ストレートでぶっとばす 真っすぐいってぶっとばす・・・」)
「何この声怖い・・・何時の間に俺室田君になっちゃったの?」
リヨンの右ストレートが大魔王の顔面目掛けて放たれる
大魔王はそれを頬で掠めながらも躱しクロスカウンターをリヨンにぶち込む
だがしかしリヨンは瞬時に肘を曲げ軌道を変えようとする
まさにブラッディクロスが炸裂
と思われた瞬間、大魔王はそれを力で捻じ込みジョルトカウンターをリヨンに叩き付けた
「何てお方だ・・・漫画の知識だけでそれだけの事を遣って退けるとは・・・
もう私は何も言いません・・・どうぞ、存分に語って下さい・・・。」
「リヨンよ・・・お前の命は無駄にはしない・・・。」
我が名は大魔王ヘル・・・
「あの大魔王様?」
「は~や~い~!
止めんのは何となく解ってたけど早すぎんよ~」
「頃合いかと思いまして。
どうせ良いセリフ何て浮かんでないでしょう?」
「そんな事ね~し!
今ので最高に面白カッコいいセリフが真っ白になっちゃた~
あ~あ本当に面白カッコいいセリフだったのにな~」
エクスキューズミー!
「何だコイツら?」
「ダメですよ大魔王様!その方々を捕まえては!」
「でも急に俺の前を素通りしようとしたから・・・」
「その方達が横切らないと場面が変わりませんから~
見た事ありません?EXマンを」
「あ~はいはい、魔神の英雄伝的な感じの奴ね!
でもそんな事は俺には関係ない、他人の家に上がったら先ずは主に挨拶だろ?
それも怠ってただ通り過ぎるとは・・・
せめて会釈でもして行ってくれれば引き留める事はなかったのに・・・」
「大魔王様・・・この方達に何を言っても・・・。」
「い~やっ!こう言う事は始めが肝心なのだよ!
始めに注意しなければ次に見掛けた時にそれを咎めたら此奴等は『この前はそんな事言われなかったのに・・・』みたいに憮然とした態度に出るぞ?
解るか?それにな・・・ネチネチ・・・。」
「この人説教をした体で略す為にネチネチって言った・・・。」
「そこ言うなよ!ちゃんと長々説教したの!!
もう時間軸的に小一時間経ったからね?
それとも何?本気で小一時間説教する所を拝見したいのか?
本当お前は細か過ぎるから・・・」
私は本気の説教を小一時間ほど受ける事になってしまいました・・・。




