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EP2


 職員室に避難した麻由理達は担任に預けていた自分達のスマホを見つけた。麻由理達は急いで警察に電話をしようとしたがスマホはアンテナが立っておらず圏外になっていた。


洋子「何で!?ここは山奥の田舎とかじゃないんだよ!?何で繋がらないの!?」


麻由理「電波が死んでるのね。これじゃケータイは使えないわ」


飾利「ネットもダメだな。しゃーねーラジオかテレビのリモコン探すか」


 飾利はそう言って立ち上がりリモコンかラジオを探し始めた。


吉弘「ったくマジかよ」


麻由理「どうかしたんですか?大久保先輩」


 麻由理は吉弘の方を見ると吉弘は職員室にある電話を使って警察を呼ぼうとしていたのだ。だが。


吉弘「110番がいっぱいだった。今かけても繋がらない」


麻由理「110番がいっぱいって・・・・それってもしかして」


アーシャ「少なくともこの学校以外の所でもゾンビがいるのよ。でなきゃ110番がいっぱいなんてあり得ない」


 アーシャはそう言うと。


飾利「リモコン見つけたぞ」


 飾利はそう言って職員室に置いていたテレビをつけた。


『現場はどうなっていますか!?』


吉弘「!?」


麻由理「なに?」


 ニュースでは慌しい動きが映されていた。


『はい。こちらは大城ホテル周辺の道路にいます。こちらでは複数のパトカーが交通封鎖をしており詳しい状況は分かっていません。ただ、情報によりますとホテルの中にいた俳優の倉井 優斗さんが突然、一般の客に首を噛みちぎられ死亡しました。ですが突然優斗さんが立ち上がり今度は優斗さんがホテルのスタッフに噛みついたようです。もうすでにホテルでは多数の死者が出ており警察はホテル近くの道路を封鎖・・・・』



バァン!!


『!?発砲音です!!警察が今し方、何かに発砲をしました!!』


バァン!!バァン!!


『発砲音が続いています!!警察は一体何に発砲しているのでしょうか!?』


 女性レポーターがそう言ってると。


『何をしているんですか!?早くここから離れなさい!!』


 そう言って女性レポーターの肩を掴んだのは髪も白くなった年配の警察官だった。


『えっ?』


『えっじゃない!!死にたいのか!!?』


『えっ?ええっ?』


 突然のことにレポーターも驚愕しており年配の警察官は銃を抜いて自分の後ろにいるものに向けた。レポーターや警察官に隠れて見えにくかったが微かに別個体のゾンビが映った。カメラマンはその姿を見て恐怖したのかカメラを落とすと。


『う、うわああああっ!!!!』


 悲鳴をあげて逃げた。


『な、何よあれ?化け物?・・・・ちょっ!私を置いて逃げないでよ!!』


バァン!!バァン!!


『この近づくな化け物が!!』


『アアァァァ』


『ギャアアアアァァァッ!!!!』


 年配の警察官は噛まれたのか映像が赤くなっていきその景色が見えなくなっていくと映像は止められスタジオに戻った。


『・・・・・げ、現場では何が起こったのでしょうか?詳しい情報が入り次第お伝えします。テレビのご覧の方はできるだけ外に出ず戸締りをして家に避難してください』


麻由理「・・・・・・今の一瞬だったけどゾンビよね?」


 麻由理は指を指しながらそう言うと。


吉弘「他の所でも同じことが起きてるんだ。他のチャンネルも見てみよう」


 吉弘がそう言うと飾利はチャンネルを変えた。学校のテレビは別の国のニュースチャンネルを見ることができるため麻由理達はそれぞれの国のニュースを見た。


 アメリカではゾンビの出現とゾンビによってホワイトハウスが占領された為、ホワイトハウスを放棄、一時的に首都をニューヨークに変えていた。


 中国では突如現れたゾンビに国民も政府も混乱しており政治機能も麻痺している状態だった。


 韓国はゾンビを対処する為に軍を動かし民間人ごとゾンビに攻撃を開始していた。


 イギリスはまだそれほどゾンビの被害は出てないがパニックを起こした国民が食料や水などを手に入れる為に略奪を起こしていた。


 ニュースでは世界中にゾンビが出現していることを報道されていたのだ。麻由理達はそれを見て呆然としていた。


洋子「どうなってるの?なんで?なんでなの!?少なくとも朝まではいつも通りの日常だったじゃないの!?」


 洋子は涙を流しながらそう言うと。


アーシャ「Pandemikkuね」


 アーシャはそう言うと。


麻由理「パンデミック?確か病気とか拡大するあれだっけ?」


 麻由理がそう言うと。


アーシャ「そうよ。あのMonsutaは、世界中にウイルス感染のように世界中に広まっているのよ」


飾利「ゲームとかならゾンビ化するウィルスを誰かが開発していてそのワクチンを手に入れるけど」


吉弘「これは現実だ。そんな物ない」


 吉弘はそう言ってため息を吐くと。


ガンっ!!


「「「「「!!」」」」」


 何者かが扉を叩いた。麻由理達は警戒して武器を構え、何も持ってない洋子は隠れた。吉弘は木刀を持ったまま警戒しながら歩み扉の鍵を開けた瞬間。


ガララッ!!


 勢いよく扉を開けて中に入ってきたのは出っ歯が目立つ嫌味そうな顔をした男だった。


洋子「出歯先生!」


 洋子はそう言うと。


「ハァハァ、ま、松井か!生きてたのか!」


 出歯はそう言うと。


「ここにいるのはこれで全員なのか?」


吉弘「はい。今のところですが」


 出歯の質問に吉弘は木刀を納めながらそう答えると。


「・・・何、ボーッとしている!!早くバリケードを作るぞ!」


 出歯はそう言って職員室にある机を動かし始めた。


飾利「!?おい!」


 すると突然、飾利が声を上げた。


「何だいきなり!あの化け物共が来るだろ!」


 出歯はそう言うと。


飾利「その足は何だ?」


 飾利が指を指してそう言った。麻由理達は出歯の足を見ると出歯の足は出血していた。履いていたズボンの裾が血で汚れるほどの出血量だった。


「こ、これはさっき逃げてる時に切ったんだ」


 出歯がそう言うと。


洋子「ちょっ、大丈夫なんですか!?」


 洋子がそう言うと。


「あぁ、問題ない。それよりも急いでバリケードを・・・・・」


 出歯がそう言うと飾利が出歯に近づいた。


「な、なんだ?早く手伝ってくれ」


飾利「・・・・脱げ」


「はぁ?」


飾利「ズボンを脱いでその傷を見せろ」


 飾利がそう言った瞬間、出歯は顔色を悪くした。


「な、何だいきなり!」


飾利「いいから脱げって言ってんだ!」


「お前まさか噛まれたと思ってるのか!私は噛まれてなどいない!」


 出歯はそう言って飾りから離れるように後ずさると。


飾利「神崎!大久保!コイツを取り押さえるぞ!」


 飾利がそう言うと麻由理と吉弘が出歯に襲いかかった。


「よせ!止めろ!私は噛まれてない!!」


吉弘「だったら傷を見せてください!俺達が安心するためにも!」


 吉弘はそう言って何とか取り押さえると飾利はズボンを脱がして足を見た。そこには何かで切ったような傷はなくどちらかと言うと人間に噛まれたような咬み傷があった。


吉弘「こ、これは咬み傷?」


飾利「先公から離れろ!!コイツ感染してるぞ!!」


 飾利がそう言うと吉弘すぐに離れ木刀を構えた。飾利もメリケンサックを持ちアーシャは薙刀を構えた。


「ま、待ってくれ!私は噛まれてない!本当なんだ!教師の言うことが信じられないのか!?」


飾利「じゃーその傷は何だ!明らかに切ったって傷じゃねーだろ!!」


「こ、これは・・・・・そう、そうだ。犬だ!犬に噛まれて」


飾利「んな訳あるか!嘘つくならもっとマシな嘘つきやがれ!」


吉弘「すいませんが出歯先生。今すぐにここから出て行ってください」


「なっ!教師に向かって出て行けだと!?大久保!お前は何様のつもりだ!」


吉弘「もう生徒も教師も関係ない!アンタは噛まれた!もう人間じゃない。外にいる化け物と同じだ!」


洋子「出て行ってよ!早く出て行って!!」


 洋子は怯えた顔でそう言った。出歯は顔を真っ赤にし怒鳴ろうとすると。


「グゥッ!」


 出歯は突然頭を押さえ始めた。突然のことに吉弘達は警戒するが麻由理だけはこの光景を知っていた。


「ガハッ!」


 そして出歯の口から血を吐いた。吉弘達はその光景を見てすぐに離れた。


「や、やめろ!そんな目でオレそんなめでみるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


 出歯はそう言った瞬間。


バキャッ!!


 出歯の後頭部を麻由理が金属バットで殴った。出歯はそのまま床に倒れると完全に無力化するために麻由理は何度も何度も金属バットで殴り続けた。


「フンっ!フンっ!フンっ!!」


ドカッ!ドカッ!バキャッ!!


 麻由理の制服は返り血で汚れた。だが、彼女は何も気にせずに出歯が完全に死んだのか確認した。そしてそれを見た吉弘達は驚愕していた。


吉弘「神崎さん!お前は自分が何をやったのか分かってるのか!?」


麻由理「見て分からなかったんですか大久保先輩!もうゾンビになり始めてた。ここで殺しておかないとわたし達がゾンビになってたのよ!」


洋子「でも殺すことないでしょ!力づくでも先生を追い出した方が」


麻由理「出て行くのは嫌がってたから殺したのよ!どんな風に説得しても無理!無駄!だったら生き残る為にもここで殺しておいた方がいいのよ!」


アーシャ「でもまだゾンビになってなかった!分かる!?今、アナタがやったのは殺人なのよ!」


麻由理「関係ないわよ!どうせゾンビになってたんだから!わたしは死にたくないからやったの!文句があるならアンタ達でやればよかったでしょ!」


 麻由理がそう言うと校長室の方に向かった。吉弘達は、麻由理に対し警戒し始めていた。

星川 飾利 ほしかわ かざり


性格 女

年齢16

身長174センチ

体重58キロ

スリーサイズB83W55H82

容姿 男性寄りのイケメン顔と茶色の瞳、背中まで伸ばした茶髪が特徴


性格 暴れるのが大好き


初期装備

頭 なし

同 橋川学院のセーラー服

腕 なし

腰 橋川学院のスカート

足 黒いスニーカー


メイン武器 なし

サブ武器 メリケンサック

支援装備 1、タバコ

2、ライター

     

部活 帰宅部


プロフィール

 橋川学院の二年生であり不良。女性にしては喧嘩が強く男性が3人掛かりで襲いかかって来ても返り討ちにできる。その強さから「姐さん」と呼ばれ星川グループのリーダーとなった。ゾンビパンデミックが起きてからはグループは飾利を残して全滅し生き残るために麻由理と行動を共にする。

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