EP4
[全校生徒にお知らせします。校内で暴力事件が発生しました。生徒は教室に待機し先生方の指示に従ってください]
事が起きたのは突然だった。
[繰り返しお知らせします。校内で暴力事件が発生しました。生徒達は教室に戻り・・・・・ピーッ・・・・ガガガッ!]
教室で1人で弁当を食べていた時に事件が起きた。
[だ、だすげてぐれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!]
[や、やめろ!!やめてくれ!!]
[か、金か!?金が欲しいのか!?す、好きなだけやるからこっ、こっちに来るなあああああああ!!!]
[ギャアアアアアアアア!!!!!!]
[グチャッ!!ブチッ!!グチャグチャ!!ァァァァァ!!]ブツンッ!!
洋子はこの放送を聞いた時こっそりと教室を抜け出していた。しかし生徒達の悲鳴が聞こえた瞬間、洋子は急いで女子トイレに隠れてやり過ごした。生徒達が走って逃げる音を聞いていた洋子は個室のトイレの中で震えていた。そして落ち着いたのか洋子はトイレから出て廊下を確認すると何人かの生徒は何かから逃げるように逆走していた。
「どうしたの?」
洋子はそう言って確認するとそこにはうめき声を上げながら逃げている生徒を追いかけている化け物、ゾンビがいた。
「な、何あれ?まるでゾンビみたい」
洋子はそう言うと危険と判断したのか全員と同じ逆の方向へと逃げ出・・・・・・さなかった。洋子は自分のクラスに入り自分の席の中にある教科書を出しそれを黒色のショルダーバッグに入れた。洋子は警戒しながら廊下に出ると周りを警戒しながら走った。廊下の曲がり角で洋子は姿勢を低くして覗き込むとすでに何匹かのゾンビが彷徨っていた。
「こ、怖い」
洋子は思わずそう呟き階段の方を見るとそこから5匹のゾンビが階段を降りていた。洋子の存在を確認しているのか分からないが洋子は急いでその場を離れた。
そして洋子が避難した場所は技術室だった。洋子は技術室でガムテープを見つけると教科書を腕に回しそれをガムテープでくっつけた。
「不安だけど無いよりはマシ・・・・・だよね?」
洋子は不安そうな顔をすると今度は武器になりそうなものを探した。
「なんでもいいのよ。カナヅチでもバールでもなんでもいいから何か身を守れそうなもの」
洋子はそう言って使えそうなものを探し続けた。そして洋子は見つけたものを技術台に置いた。
「あったのは、カナヅチとノコギリ、キリと彫刻刀・・・・・・・・。身を守れそうな物ってカナヅチとキリぐらいじゃないの?」
洋子はそう言うと。
「!?」
外にゾンビが見えた。慌てて姿勢を低くして隠れた洋子が見えなかったのかそのままゾンビは洋子を素通りして行った。
「閉まってるって言っても窓越しからわたしを見る事が出来るよね?なんで素通りしたの?」
そう言った洋子はカナヅチとノコギリ、ガムテープ、そしてキリを5本ショルダーバッグに入れると扉を開けて周りを警戒しながら廊下に出た。
(とにかくまずは生き残っている人と合流しよう。最悪だれかと一緒ならなんとかなるかも)そう思った洋子は生存者と合流するためにこっそりと行動るのだった。




