ゴムゴムの男
セクばんにゃ!
リアルタイム10分前に書き終えました 笑
今回はセクハラ皆無の繋ぎの回ですので。
投稿します。
旅行2日目の朝‥‥なのだが。
「あー寒い!」
現在時刻は朝5時。
健全な大学生ならまだ夢の中のはずだが僕はシャワーを浴びていた。
もっと正確に言えば冷水を、だ。
なぜ朝からそんな修行みたいなことをしているかというと、同室の彼女のせいである。
「ん‥‥むにゃむにゃ」
僕の布団で寝息をたてているのは我が姪っ子の沙春ちゃんだ。
この春小学4年生になった所謂JSというやつである。
さて、そのJS‥‥もとい沙春ちゃんだが。
非常に寝相が悪いのである。
いやある意味いいというべきか。
彼女の寝相―――それは近くにあるものに抱き付くことだった。
うん、大々的にいうことじゃないなコレ。
その癖のせいで、僕が目覚めた時目の前には思いっきり僕を抱き締める沙春ちゃん。
そして彼女の腹部に押し付けられた朝は元気な僕の分身だった。
婚前旅行みたいなもの(※妄言です)とはいえ、小学生の彼女にはまだ早いと煩悩を鎮めるため滝行することと相成った訳です。
「むにゃ‥‥とーは‥‥」
可愛いなぁウチの姪っ子は。
浴衣がめちゃくちゃ肌蹴てるから、桜色の頂点とか薄水色のパンツとか丸見えだけど。
その辺は脳内ファイル名前をつけて保存だけど。
「ふふっ、可愛いですね沙春様」
「うおっ!?」
突然聞こえた声に振り向くと、そこにいたのは。
「おはようございます、笠原様」
「‥‥おはよう、むつきさん」
この旅館の仲居メイドで3日間僕ら専属のむつきさんだった。
‥‥いや、呼びにくいよー。
昨日の"笠原くん"、"お姫さん"呼びはこの旅館の規則に違反するとのことで僕は彼女を下の名前(というか従業員名)のむつきで呼ぶことになった。
正直僕にとってはお姫さんはお姫さんだし、心の中だけでもお姫さんと呼ぼう。
「あっ!笠原様、こちら当女将メイドから笠原様に贈り物とのことです」
「ん、何だろ?」
あのキャラがよくわからない女将メイドさんの顔が浮かんでとてつもなく不安になる。
お姫さんが差し出した物は布に包まれた小さな箱だった。
恐る恐る開けると。
『超密着!0.01ミリ―――あ、これダメだ。
内容は言えないが男女のコミュニケーションで必要なやつだった。
うん、大事だよねそういう配慮って。
「笠原様、それって何ですか?」
不思議そうな顔で箱を見るお姫さん。
あれ、キミって屋上でお一人様ごっこしてませんでしたっけ?
そういう知識はないんですか、無知シチュですか。
いや僕の思考もアウトだわ。
「何だろうね、僕もわかんないや」
そうごまかしつつ、ブツはポケットに。
ほら‥‥いつか使うかもだしね!
旅行2日目は観光することになった。
長閑もとい田舎な街なので別に観光に期待してはなかったが、お姫さん曰く有名までは行かなくともそれなりの観光地はあるらしい。
「とーは、お待たせしましたっ」
先に支度を終えた僕が外でスマホを見つつ待っていると沙春ちゃんが出てくる。
今日は桃色のパーカーにスカートというシンプルな服装だ。
ちなみに僕は前に沙春ちゃんに選んでもらった春物のジャケットにジーンズである。
そして彼女の後ろからは。
「お待たせして申し訳ありません、笠原様」
メイド服―――ではなく普通の服装のお姫さんがいた。
薄い緑のワンピースと本当にお嬢様みたいだな、と思う。
ちなみに沙春ちゃんには昨日、お姫さんが中学の同級生だという話はした。
すると彼女は普通に『じゃあ仲居さんも一緒に行きましょう』と言ったのだ。
どっちにしろ僕と沙春ちゃんだけより地元の人がいた方がいいと思った僕も了承した。
女将メイドさんからは昼過ぎから夕方までならいいと許可をもらい、ついでに例の頂き物の感想を聞きたいというアホな質問をスルーし現在に至る。
「ねー、お姫さん。その様付けは何とかしてくれないかな?」
「申し訳ありませんが規則ですので」
「今は旅館の中じゃないけど?」
「旅行の内外は関係なくお2人様を担当している間はこうお呼びしなければならないので」
ぐぬぬ‥‥手強いな。
昨日軽く話したのだが、お姫さんはこの旅館で修行的なことをしているらしい。
礼儀作法や所作など勉強しているとのこと。
高校に行かなかったその間も別の修行をしていて、この旅館は4月から来ていると。
で、あの女将メイドさんが教育係で、彼女が超厳しいらしいのだ。
厳しいといっても怒られるのではなく、恥ずかしい目に合わされるとのことで。
具体的に聞こうとしたが、秘密と言われてしまった。
そんな訳で旅行2日目は、姪っ子・元同級生との3人観光で始まった。
書き溜め欲しい。




