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居眠り花猫(前編)

セクばんにゃ!

アドバイスに従い、キャラプロフィールを作りました。

そもそものはじまりぱーと4の次です。

投稿します。

というわけで今日から授業である。

1限、2限、昼食を挟んで4限、5限の予定だ。

いやあ本当に。


「かーえーりーたーい!!」


思わず叫ぶと近くを歩いていた女性がドン引きしたように立ち去る。

大丈夫、冬葉くんは人畜無害ですよー。

強いて言うなら、姪っ子にセクハラしたり、裸を見たり、おっぱい先輩のおっぱいをガン見したり‥‥。

あれ、もしかして僕人畜無害じゃなくね?


そんなどうでもいいことはさて置き大学の話だ。

ここの大学は1限が90分なのだが、よく考えて欲しい。

90分も学校という絶望の牢屋に拘束されるのである。

それはさながら大犯罪を犯した咎人と同じ。

‥‥おっと中二病が溢れてしまった。


だから僕はこの学歴社会に一石を投じたい!

学校なんか行かなくても有能な人材はここにいるんだ!

僕はーーーー負けない!!






まあ。


「‥‥であるからしてここはある種の分岐点だったのだ」


普通に授業受けるんですけどね。

所詮は学歴社会、真面目に頑張るしかないのだ。


それに、サボって帰ると沙春ちゃんに絶対怒られる。

朝も彼女が登校する前に告げられたのだ。


『言っておきますけど、大学休んだらとーはのこと嫌いになりますから』


うわっ‥‥僕の信用度低すぎ‥‥。

とはいえ、沙春ちゃんに罵倒されたり、呆れられたりすることが多い僕でも嫌われるのは避けたい。

セクハラという法的ギリギリ(?)なことをやっている以上、嫌われたら逮捕エンドもあり得るのだ。

怖いネ、青少年なんたら条例っ!


だが90分も真面目に受けるのは僕の性格上無理。

そこで考えた作戦が、名付けて。

『授業中だけど教科書を立てて寝ればバレないよね作戦』である。

居眠り研究家が考案した古来より愛されるこの方法なら1時間程度なら乗り越えることができるのではなかろうか!


ーーだがそのためには最大の障害があった。


「ぐごぉぉ〜!」


それは僕の後ろから聞こえる音。

もっと言えばイビキだった。


「ぐがぁぁ〜!」


うるさいなぁ!!

これ、普通に授業受けようと思っても邪魔過ぎるよ!

だからか、この教室そんなに広くないのにこの長机の周りだけ誰もいなかったのは!


「おがぁぁ〜!」


ZO・N・BI・KA・YO!!

なに、僕の後ろバイオがハザードしてるの!?


「ぐごっ!!‥‥んぅ〜」


あ、起きたっぽい。

‥‥え、というか今の声って。


「‥‥二度寝するか」

「いや、起きろよ!!」


思わず振り向いてツッコむ。

そこにいたのは。


「ん‥‥誰?」


ーーーー眠い目を擦る美少女だった。

あと、声超可愛い。





「おい。授業聞く気がないなら出てけ」

「あ、はい」






‥‥というわけで追い出されましたー。

いや、なんで僕だけなんだよ。

僕よりあの子の方がうるさかっただろ。


と、終業の鐘が鳴った。

少しして生徒たちが出てくる。

その中にさっきの彼女がいた。


「ふぁ〜。ん?あ、キミはさっきの」


あくびしながら出てきた彼女は僕に気付いたか歩み寄ってくる。

改めて彼女を観察するとさっき思った通りの美少女だった。


白銀色の長いストレートの髪に小さなヘアピン。

眠気で半分閉じた目すら可愛らしさに変える顔。

身長はかなり低く、沙春ちゃんより僅かに高いくらい。

ーーーーそしてなぜか緑ジャージにサンダル。

何というか、服で全てを台無しにした美少女だった。


「授業中に騒ぐのは感心しないぜ」

「いや君に言われたくないんだけど」


なんか注意してきたんだけどコイツ。

え、マジでなんなん?


「ハナは許可得て居眠りしてるもーん♪」

「許可得てって‥‥」

「高橋君はロリコンだから、ハナには怒れないよ」

「えぇ‥‥」


さっきの先生(高橋講師)のあまり知りたくなかった事実を知らされた瞬間だった。

と、気になる言葉があった。


「君はもしかしてこの大学の教授の娘とか?」


講師を君付けするところと若干偉そうなところからそう聞いてみる。

すると、彼女は悪戯っぽく笑った。


「んー、もっと上かな?」

「もっと?教授より上って学園長?」

「お爺じゃん!?それの娘ってハナがそんなおばさんに見えるってか!!」


いや見た目的にはJSっぽい感じだけど。

というか、この子小さい割にガラ悪いな。


「じゃあ次の授業あるから僕は行くよ」


時間はまだ少しあるけど、この子と話して疲れたしちょっと休みたい。

だが彼女はなぜか不満そうな顔。


「えー、もうちょい話そうぜ!」

「いや授業があるって」

「ちょっとだけだって!先っぽだけ!」

「女の子がそんなこと言わないの。というかそのジェスチャーやめい」


見た目ロリが下ネタとかマジでやめて欲しいんだけど。

沙春ちゃんがこんな風に育たないように気をつけよう。


彼女は僕に引っ付いてくる。

そして上目遣い。


「ホテル行こっ!ハナのテクニックを見せてやるぜ」

「君をホテルに連れて行ったら僕が逮捕されると思うんだけど」


というか、なんでこんなに気に入られたんだろう。

僕的にはビッチ系とか全然好みじゃないんだけど。

あ、ホントに時間が無くなってきた。


「じゃあ授業あるから」

「むぅ‥‥」


歩き出すと、彼女は不満そうな声を出しつつも何もしてこない。

やれやれ‥‥変な人に巻き込まれたものだ。






「‥‥であるからしてこの数式の解き方は」

「知ってた?山本くんってズラなんだぜー」

「‥‥」


‥‥何かいるんですけどー。

え、マジでなんでなん?

なんなのぜ?


「‥‥xを代入する前に私はズラではなくこれはただのヘルメットだと説明したい」

「略してズラメットだな!」


ぶほっ!?

今のはちょっと面白くて吹いてしまった。

やばっ、山本講師こっち見てるし。

別に真面目に受ける気は無いとはいえ、2限連続で退場は避けたい。


「えっと、できれば黙ってくれると嬉し「嫌だ!」‥‥んだけど」


食い気味やめい。

人の話は最後まで聞く、これ冬葉お兄さんとの約束ね。


「わかったわかった。授業が終わったら君と遊ぶから。だから今は勘弁して」

「ホントだなっ!じゃあ今は我慢する!」


そう言って彼女はカバンから本を取り出し読み始めた。

やれやれ。


「‥‥ようやく静かになった」


そうして手に入れた静かな環境で、ようやく僕は。


「‥‥おやすみ」


睡眠学習を謳歌するのだった。

‥‥この後苦しむことになるのも知らずに。

ガチクズ系ヒロインとかどうです?

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