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私の秘密

緋薔薇ちゃんにシチューがかからなくて

本当に良かったわ。


緋薔薇ちゃん

お風呂はきちんと入るのね。


それこそ、背中ががら空きなのに。


ふふ


とても可愛いわ〜。


私が優しい?


いいえ。優しくないの。


私はね。

人を簡単に殺せるの。


どこを狙えば苦しむか、

どこを狙えば狂うのか。


それを


「知ってる」


緋薔薇ちゃん。

私は、怖くて残虐な悪魔なの。


もう。


「慣れてる」


可憐な女の子


儚い女の子


元気な女の子


気弱な女の子


みんな、み〜んな

私が殺したの。


沢山の女の子を

苦しめたの。


だから

早く私を嫌いになって殺してね。


緋薔薇

「お先でした。」


あら。早いのね


夜華

「緋薔薇ちゃん?」


緋薔薇

「なんだよ?」


夜華

「コンディショナーは?」


緋薔薇

「必要なのか?」


え?...


夜華

「してないの?」


緋薔薇

「頭ささっとだけだな」


きったな!


夜華

「緋薔薇ちゃん、ちょっと来なさい!!」


私は緋薔薇ちゃんの腕を引っ張り

お風呂に入れた。


わかった


緋薔薇ちゃん。

貴女、太りにくい体質ね。

.....羨ましいわ。


まぁ、いいわ。


夜華

「緋薔薇ちゃん、痒いところある〜?」


わしゃわしゃ


緋薔薇

「ない...ってか!!

なんで当たり前のように

お前も入ってんだ!」


夜華

「あら?恥ずかしいの

まさか、お姉さんに惚れちゃった?」


緋薔薇

「なるわけないだろ!!殺すぞ!」


夜華

「あら♡」


緋薔薇

「きもっ!!」


夜華

「褒め言葉よ♡

じっとしなさい。次、コンディショナー

するからね。」


緋薔薇ちゃん、お手入れしたら

必ず綺麗になるわよ


緋薔薇

「なぁ.....

夜華、今まで何人。殺したの?」


夜華

「......」


緋薔薇

「だって...

今、夜華は私の後ろにいる。」


....

緋薔薇ちゃん。


緋薔薇

「殺せるじゃん。」


夜華

「そうね。

私はいつでも殺せるわ。」


緋薔薇

「で、私を殺さない。

そこは理解した。だから聞く。

夜華、お前。今まで何人殺したの.....」


夜華

「沢山...

人数なんて覚えてないわよ。」


緋薔薇

「たくさん...?」


夜華

「ええ」


緋薔薇

「どのくらい?」


夜華

「そうね。はっきり言うわね。」


緋薔薇

「......?」


夜華

「覚えていない。

でも、殺した女の子の顔は覚えてるの。」


緋薔薇

「...そうか

怖くないのか?」


夜華

「緋薔薇ちゃん。私はね。」


「夜を生きる女だから」


「誰でも殺せる」


「情なんて湧かない」




緋薔薇

「...じゃあ

なんで私を殺さない?

今だって私の髪を洗ってるだけ。」


夜華

「...」


緋薔薇

「今までの話を聞いたら余計に分からなくなった。」


夜華

「ふふ。」


「それはね。」


「私にも分からないのよ。」






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