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どうして

投票結果


夜華の破滅を願う2票。〇

緋薔薇の破滅を願う0票。✕

平和な1日を過ごす2票。〇




私は初めて人の家に入った。


最悪だ。


よりによって大嫌いな夜華。

何を考えているのか分からない夜華。


夜華

「あれ?緋薔薇ちゃんどうしたの?

お家に入らないの?寒いから体冷えるわよ?」


こうゆう

ところなんだよ


私にとっては、殺しの対象

向こうにとっても、それは同じはず。


だけど___

夜華が私に触れた。それだけで


緋薔薇

「.......っ」


少しだけ


本当に少しだけ。


胸が跳ねてしまった。


...今のは、なんだったんだ。


いや。


気のせいだ。


絶対に気のせい。

口が裂けてもいわないからな!


夜華を観察してわかった事がある。


それは


めちゃ!家庭的だったんだよ!!


なんだよ。腹立つな。

私、夜華を殺す剣闘士だよ?


なにが楽しくて

お料理楽しいな、ルンルン


ってオーラだしてんだよ。


しかも、いい匂いだし。


夜華

「緋薔薇ちゃん。シチュー出来たわよ〜」


緋薔薇

「毒なん...」


夜華

「ありえないわ。殺すなら堂々と

殺す主義だからねぇ。前も言ったでしょ

私は貴女に殺して欲しいって。」


緋薔薇

「信用出来ん」


夜華

「もう、仕方ないわね」


夜華が、私のシチューを1口

また、1口と食べた。


夜華

「どう?私、死んだ?」


緋薔薇

「いや、ピンピンしてんな」


夜華

「でしょ?冷めないうちに食べましょ?」


んふふ


そう笑う夜華を見てたら、

釣られて笑いそうになってしまった。


...夜華も笑えたんだな。


2人

「ご馳走様でした」


夜華

「どう?苦手な物あったかしら?」


緋薔薇

「いや、全然ない。美味かった」


夜華

「良かったわ〜」


私はせめて、食器を洗おうと

台所に向かい歩いた。


昔、かぁちゃんに言われたんだよ


「人様のお家に上がった時は。

感謝を伝えなさい。出来ないなら動きなさい」


ってな


そんな事を思いだしてた時だった。


夜華

「緋薔薇ちゃん!!!!」


は?


_____ばしゃーーん


__ガラン


ガラン、ガラン


音が部屋に響いた。


私は理解するのに数秒かかった。


シチューの鍋が__


夜華の顔や腕、身体にかかってたんだよ。


緋薔薇

「夜華!!水!!」


私はパニックに陥ってしまった


夜華の綺麗な体に

火傷をさせてしまった。私の「不注意」で。


なのに___


夜華の口角が上げた。


その笑みは、いつものとは違った。


妖艶さが増したように見えた。

何より、その目に吸い込まれそうだ。


夜華

「大丈夫

私は簡単に死なないわ。」


「緋薔薇ちゃんは、火傷してないの?」


緋薔薇

「.......え?」


夜華

「緋薔薇ちゃん、貴女こそ

気をつけてね。熱かったでしょう?」


緋薔薇

「お前......自分の心配しろよ」


夜華

「私は平気よ」


そして、何事もなかったように笑っていた。


夜華

「洗い物やるから、置いててね」


本当に。


なんでだ。


なんでなんだよ!!


どうして、どうして

そんなに優しくするんだよ。


こっちはお前を警戒してんのに。


殺し合う対象なんだぞ!


どうして、私は__

お前の事が......


分からなくなっていくんだ。


嘘じゃないよ


.......本当に分からないよ







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