↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/21

甘い毒蛇

私は夜華に流されるまま

1日を終えた。


久しぶりに誰かに

髪の毛を洗って貰った。


普段使わない匂いで

少しだけ

ドキドキした。


夜華.....

よく、無防備で寝れるよな。


服整えろよ!

目のやり場に困るのだが。


夜華....


私は


運が良かったんだよ。


前の殺しの対象だった剣闘士は

夜華より年上でさ。


殺し過ぎておかしくなって

私の前で自害した。


皮肉にも、

夜華と出会った森に

似ててさ。


ただただ

私と剣闘士さんは

2人で他愛ない話をしてた。


彼女はみるみるとやつれ

最後は発狂して

短刀で頸動脈を切って死んだ。


でも、

想い人や楽園の追放者の存在は知らなかった。


裁定者は......


腕にグリグリされた時、

やんわり教えて貰った。


多分。

追放者が来なかったのは____


いや。


なんでもない。


私は夜華が寝ているベッドに

向かい直した.......


懐から短刀を抜き

息を整え短刀を握る。


今なら。


今なら。


夜華を殺せる


はぁ。はぁ。


カチカチカチカチ__


秒針の音だけが無情に進む


はぁ。はぁ。はぁ。はぁ。


殺したいのに。

まだ出会って間もない奴に。


情なんて。

あるはずがないよ。


...........................


気づいた時には

夜華に覆い被さってた腕が

だらりと落ちていた。


夜華の長い髪


潤っている唇


長いまつ毛


高身長で健康体


スースーと

響く寝息。


ダメだ!ダメだ!


毒過ぎる。

まるで甘い毒蛇が這って

いるかのような。


冷静になれ私!


一旦

私も寝るか。


絶対に隣には寝ないからな!


念の為?

起こさないように?


静かに夜華の部屋を後にした。


階段さ

降りる時、嫌でも音響くよな?


誰か共感してくれ、と

1人虚しく思ってたんだよな。


とりあえず降りて

冷蔵庫を開けてみた。


殺すのに神経すり減らしたからな。

額や手から汗が止まらなかったし。


結果。夜華

殺せませんでした?


はっ

笑えるな


とりあえず水分。


___ゴクゴクッ


なんか

当たり前に飲み食いしてる。


気をつけないと

なんか仕組まれてたり......


ないか。


ソファ〜

お前だけはワイを

癒してくれる。


私はソファにダイブした。


___スンスン


げっ。


夜華の匂い


大人っぽい

謎の匂い


せっかく離れてんのに

ソファカバーまで。


当たり前か。


夜華の家だから。


とりあえず

疲れた。


色々あったな。


夜華の火傷

大丈夫かな?


考えても

埒が明かない!


ねる!おやすみなさい!


____________


私はしっかり寝た。

恥ずかしいが、

ガッツリと熟睡した。


健康優良児ですか?

って朝イチ考えたもんな!


なんか。


血生臭い。


夜華?!

なんかあったのか?


夜華


夜華。夜華!!


私は必死探した。

広すぎんだよ。


この家。


ソファ周り。キッチン。風呂場。


2階もいねぇ!


あいつ。


どこ.....


だ_____


目と目が合ってしまった。


夜華は玄関に立ち尽くしていたのだ。


は?


なんで夜華が血まみれなんだ?


緋薔薇

「夜華?!

お前!!怪我したのか.....

おい。その手にあるのはなんだよ?」


夜華

「おはよ。緋薔薇ちゃん」


緋薔薇

「おはようじゃねぇんだよ!

いや。おはようは正解。いやいや

危ねぇ、またペース飲まれか思った。」


夜華

「ふふ。飲まれてもいいのよ?」


緋薔薇

「うぇ、気持ち悪っっ

じゃなくて!なんで血まみれなんだ!

で。その塊は何を持ってるんだ!!」


夜華

「えぇ。血はね」


______返り血



塊?あぁ。コレね。


楽園の追放者の「生首♡」

















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。