第90話:地方活性化の大事業! 美しくもたくましい背中を盾に見つめる薫さま♡のご尊顔の方が大切さ♡
湯沢温泉は元の世界のイメージで行ってはダメだ。旅番組やニュースで見ていたイメージとあまりにも違って、実際に行って衝撃を受けた。
(♪ダダダダーン♪ デデデデー♪ ドッドーーーン♪♪ ガッビーーーン!)
蒸気機関車は、プラエクスからはまだ谷川連峰の三国山脈が険しすぎて、そこを直線で突っ切るルートが存在しなかった。
(この世界の謎技術をもはねのける谷川連峰、凄い山だな……最強ラスボスだな!)
だから、信越の方をぐるっと回るか、福島の方をぐるっと回って新潟にまず来るしかない。
(ぐるりんパッ!)
この世界の優れた蒸気機関車を使ったって新潟まで5時間はかかるからね。元の世界の当時の蒸気機関車の倍くらいのスピードが出るし、乗り心地も全然いい。
(おしりや腰が痛くならないのは合格!!)
ましてや石炭の真っ黒い煙じゃないからね。純粋にクリーンエネルギーの蒸気だけだから快適そのものさ。
(元日本の蒸気機関車のように、トンネルに入ると『窓を閉めろ〜』の風物詩がこっちにはないよね。クロクロもくもくノンノンNO!!)
新潟県側からは線路が徐々に伸びてきて、もうすぐ越後湯沢駅ができる予定だそうだ。
(元日本のスキー場のある新幹線の近未来的な湯沢駅を想像してはダメだぞい! 秘密基地っぽいのもここにはナッシンGo〜よん!)
だから、「ますますリゾート化を進めよう!」って薫さまをはじめ、皆様で一大事業化しようとしているみたいだ。
(大人たちのやる事は、私はようわからんからね。だから、1人でプラプラお土産買いや美味しい物センサーの探索に行かせてくれ〜〜〜)
今の予定だと駅ができるっていっても、まだまだ駅自体は終点、行き止まりの何もない駅になりそうだったみたいだけどね。
(山の中にポッツりある駅っ? 何処っ? にもともとなるはずだったみたいだけど…♪はてさてフッヒッーーーン♪♪)
もちろん今は周りにリゾートホテルや飲食店なんてなくて、豊かな山林と、冬には雪景色になるだろう湯治宿が数件こじんまりとあるだけさ。
(むか〜し、昔、雪、深い山の中に、おじいちゃんとおばあちゃんがおったそうな…って感じの場所さ! わかるかなぁ? わからないだろうなぁ? デヘッ!)
ここがリゾート化されれば、温泉もあるから高級エステ三昧の温泉リゾートホテルができるし、スキーもできる。
(ウィンタースポーツ&ホスピタリティに溢れるリゾートざんす。横文字並べてみました…プッ!)
冬に若者が都市部に出稼ぎに行かなくても地元で雇用ができる。
(さぁー皆様揃って!! ♪ウッハウハウハウッハハー♪ ガッポガポガポガッポフォーーー!!)
そこから今度はスキーのゲレンデなのか〜がある布場スキー場に歩いて行ってみた。
(♪コンコンコンコン雪無しゲレンデ♪ グリングリングリングリン緑色〜♪♪)
湯沢温泉からはすぐ近くの山麓にあるから、大体800メートルくらいで10分~15分くらい歩いたよ。
(♪いざゆーけや守銭奴達♪ メザシは美味しいぞ〜〜〜♪ ゼーゼー山道キツイって!)
車が通れるような道じゃないから、道を整備するだけでも大変だね。
(私の知ったことではないけれど、まぁ大人たちがいいようにやるでしょう。それにしても、もうこの山道疲れたんだけど…もうお腹も減ってきちゃったんだけど…)
ここでは冬場に、近くの小学生たちに地元の郵便局員や学校の教員がスキーの講習会を開いて、子供たちの冬の運動不足解消のために滑っていたみたい。
(冬場は、とんでもない雪の量なんだろうね。想像つかないな〜)
だけど、今は湯沢小学校がスキーを50台備えて学校行事としてスキー大会を開くなど、スキーがどんどん盛り上がってきたみたいだよ。
(♪す〜べるスキーの♪ 風圧で冷たいよ〜ん♪♪)
でも、元の世界みたいにリフトやゴンドラがないから、山に登っては滑り、登っては滑りの繰り返しだったみたい。そして麓までまた歩いて帰るって……
(皆様一体どれだけ体力あるんだか?! なんの修行ですかねー)
たまに来るスキー客や湯治客は、麓の温泉街?にある趣のあるレトロな温泉旅館⁇に宿泊しているんだって。
(寒さに温泉のぽっかぽかが身に染みるざんすね。多分…きっと…)
最近は冬のスキー人口が男女とも増えてきたみたいだから、事業を起こすには良いチャンスだね
(って、なんで私が上から目線? マウントとるのはノンノンNO!)
もちろん、今はゲレンデの周りに案内所やレストラン、レンタルショップなんてないない。
(もしあったら逆にびっくりだよね〜)
今の季節は、緑豊かな景色と水色の空に白い雲が浮かんだのん気な景色が見えるだけだよ。
(ぽけっとしちゃうよポンポケポン!)
だからこそ「チャンスだ!」とばかりに、あーでもない、こーでもないと大人たちがみんな好き勝手に喋っている。
(皆様、ようしゃべりますなぁ。あ〜き〜た〜脱走計画練らなきゃ!)
風ちゃんも源さんと元さんとで、リフトやゴンドラについてあぁでもないこうでもないって協議してるよ。
(キョロキョロ! 指差し確認!! 右ヨシ? 左ヨシ! 前と後ろもヨシ! さぁ〜実行!!)
私は暇だから散歩でもしようかと思ったけれど、しっかりと環さんににっこりと微笑まれて釘を刺されてしまった。
(環さん、あなたはやっぱり私の心が読めるのですね。私の行動はすっかりお見通しですね。流石ッス! スーパー麗し素敵筋肉エスパー!!)
仕方がないから、環さんの美しくもデッカイ背中の影から
(環さんの背中の筋肉良き♡ ツンツンしちゃダメですか? エッ!? ダメ…ガクッ…)
薫さま♡のご尊顔を堂々と見つめていたよ。
頼もしき
麗し後ろを
巌にして
愛しき君を
覗くうれしさ
(イヤイヤこっちか?!)
びくともぬ
美しき壁を
頼みにて
愛しき君を
心ゆくまで
(それにしても元の日本の半分になっちゃった暁ったら古文に沼活動してんのかな? 和歌に沼ってるのかな? どんどんレベルが上がってるよ。良きかな良きかな)
神! 薫さま♡が私にとっての命の泉だ! 潤いの素! あぁ〜薫♡さま♡ 薫さま♡〜〜〜温泉より効能抜群さ!!




