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大正浪漫なスチームパンクの蒸気都市で、ドラッグストア機能とポイントを駆使してスローライフを送ります  作者: Fos B


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88/91

第88話: 酒蔵見学でうっかり美容事業を発動? 環さんが一瞬おネエさまどこいった?の追及と、今日も絶好調な推し活

◇◆◇

【作者よりお知らせ】

なんと、累計ユニークアクセスが2,000人を突破しました…!

読んでくださる皆様、本当にありがとうございます!これからも暁ちゃんのドタバタ旅と推し活を一緒に見守っていただけると嬉しいです!

◇◆◇



今日も皆様は打ち合わせだって。


(ならばならば……買い物タイムーーー!)



私は新潟と言えば、元の日本のお父さんが『お酒を作る酒蔵が沢山ある』と言っていたのを思い出して、酒蔵見学に行こうとスタスクちゃんを出した。


(♪行こう行くぞ♪ 酒蔵へ〜♪)



すると、環さんに首を横に振られ、環さん専用のスタスクちゃんが出された。そして、顎でクイッとサイドカーを示した。


(キャー♡ 麗し格好良い♡ 良き♡ ……じゃなくって、ハイハイ、サイドカーに乗れってことですね)



そして私が乗り込むと、


(ご褒美?! イヤイヤ私は1人気ままにお土産探索に行こうとしたのじゃ!)



「暁ちゃんは迷子になっちゃうから、私がお目付け役をみんなにするようにって言われたのよ」


(暁は子供じゃないもん! 『懐中時計ちゃんのマップ』もあるもん! 迷子にならないもん!)



にっこり微笑まれた。でも、ちょっと目が瞳さんのあの有無を言わせない恐っそろしい目だった……。



「昨日はご心配をかけてどうもすみませんでした。でも、迷子にはなってなかったんですよ。ちょっと調子に乗ってプラプラしただけなんです。共鳴歯車を収納カバンにポイっとしちゃっただけなんです」


(背中に汗がツーーっと…何故!?)



と言うと、


「プラエクスと違って人目がないところもあるんだから、いくら安心で安全って言っても用心しなきゃだめよ。女の子なんだから……」



と言われた。


(イヤイヤ、ゴスロリちゃんの完全防御があるんで……なんてまぁ言えない。仕方ないよね、心配してくれるんだしね。環さんは優しいし、ついつい頼って相談に乗ってもらっちゃうし、安心して気楽にお話できて好きなんだけど、こういう風に心から真面目に心配されちゃうとどうしていいかわかんなくなっちゃう……ちょっと重いっていうか何というか……)



「はい……」



と素直に返事しといたよ。目が怖いしね。


(戦闘民族の射るような目だよ…ブルッ!)



それで環さんが、


「暁ちゃんは、今日どうするつもりだったの?」



と聞いてくるので、


「新潟といえば、酒蔵でしょう! 見学させてもらって、ついでに大人買いしてこようかと思って」


(♪それはえ〜エエッ!?〜〜大量だ〜ぜ〜♪ エンヤドットト♪♪)



と言って、さっそく懐中時計のマップで誘導されながら見学を始めた。


(♪お買い物♪ ショッピング♪ 美オネエさま♡とランラン♪)



やはりここでも私の顔がわかっているようで、みんな快く見学させてくれた。


(♪ちゃらラーン♪ ちゃラララチャチャーン♪)



ただ時期がもう仕込み等は終わった時期で、徹底的に掃除をする時期だった。今年の秋に仕込むための準備期間みたいだ。


(…………ガーン!)



そういえば外では田植えがボチボチ始まってた。


(そうだよね~暁ったらおドジちゃん! テヘッ)



それでも説明してもらい見学しながらふと、


「そういえば杜氏の手が白魚のように綺麗なのは麹や酵母のおかげだよね。そんな化粧水があったようななかったような?………」



と心の中で言ったはずなのに、環さんの力強い手が私の体をクルンと自分のほうに向け、私にその綺麗な顔を近づけてきて、


(アッ! 眼福眼福♡)



「暁ちゃん、あなた今なんて言った?」



と聞いてくる。


(ヤベ! やってもうた!! ついつい心の声が口に出ていたんだーーー!)



「いやいや、なんかねぇ」



と言ったが、


「おネエ様に全部お話ししなさい」



とドスの効いた声で言われた。


(怖い怖い! いつもの乙女はどこ行ったんですか? 優しいオネエさま〜〜帰ってきて~!)



それなので、お酒を仕込むときに使う麹は酵母の力で発酵するけれど、成分が肌を柔らかくして水分を浸透させて、お肌がふっくら白くなる作用があるみたいですよ。


(元の日本のなんかの番組で見たんだもん…詳しくは知らないもん……)



それをお化粧水とかにするといいんじゃないですかね、と適当に言った。



が、ハイ!! いつものお決まりの大事業案件発生!


(戦闘民族振り切ってーーー今だ! 逃げろ~暁~! って……ハイ! 無理だね。ですね)



ここでお買い物タイムは強制終了! すぐにラピスラズリの売主の豪邸に帰って、またまた新しい事業計画のお話し合いだよ。


(なんだよーどうしてだよー自業自得だよーお口にチャックしろよー)



私はそろりそろりとそーっと抜け出そうとしたけれども環さんに首を振られ、一人では外出できなかったよ。


(何故に? さすがだな戦闘民族! 気配がわかるのか? イヤ! 人の気持ちが読めるエスパーだな! え〜っい! もう~やけ食いだ!)



私はみんなが真剣に話している横で、一人で食っちゃ寝パーティーをしていた。私のパーティーなのに、みんな勝手に私のテーブルからいろいろ持って行って飲み食いしながら会議をしてたよ。


(ガルガルウーウーウーッ! もう~勝手にして! アッ! 薫さま♡はお好きなだけどうぞ♡ 積極的に献上奉ります♡ 飲食姿も神々しい♡ 萌え♡ 映え♡ キュン♡♡♡)



私は薫さま♡の真剣なお仕事モードの顔をチラチラ見たり、寝たふりをしながら薄目でジトっと見ながら最高潤いタイムを過ごしたとさ。


(誰ぞ〜〜早う〜早う〜カメラをもてぇ〜〜〜! 我は至急所望するぞよーーー! 今日も薫さま♡への愛しき推し活は最高で絶好調‼️)


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