第86話:暁ちゃん、お口にチャック!懲りないから大事に!!でも、推しのご尊顔を拝見できればチャラチャラりん♪
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いつも作品を読んでいただき、本当にありがとうございます!
2026年7月1日に人生初の作品『最期の隣人——看取り屋の私が、見届けたもの』を執筆し、嬉しくてすぐに投稿してからちょうど4ヶ月が経ちました。
これまで『夏のタイムカプセル ―僕と魔法のハムの夏―』『多摩の土手と、四葉の約束』『縁側のひみつ茶屋』『理想のおうち』『妖怪つぶやきシリーズ』、そして本作『大正浪漫なスチームパンクの蒸気都市で、ドラッグストア機能とポイントを駆使してスローライフを送ります』と、たくさんの大好きな世界を描き続けてまいりました。
創作を始めてわずか4ヶ月ですが、読者の皆様の温かい応援に支えられ、毎日更新を継続できております。本当にありがとうございます!
これからも一話一話に心を込めて、皆様に楽しんでいただける物語をお届けしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします!
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第86話: 温泉!スキー!一大リゾート計画⁉︎ 南魚沼の招致と我が心の平和
あ〜、デレクトアティオに来てからもう1年も経つんだなぁ……とポヨポヨしていた時のこと。
またまた、あのラピスラズリの我が城の売り主さんから手紙が届いたのだ。
内容はなんと、「ぜひ見違えるようになった南魚沼郡に来てほしい! 町を挙げてお礼をしたいから」とのこと。
(……えぇ〜、お礼されるようなことなんて何もしてないんだけどなぁ。この家も相場より格安で買えたし、その上立派な家具付きだったしさぁ。めんどくさいのはノーセンキューなんだけどね!)
……と心の中で思いつつ、念のため環さんに相談してみた。
「環さん、私めんどくさいのはノーセンキューなんですよね。別に大して何もしてなくて、むしろあの家を安く買い取れて、素晴らしい家具や日用雑貨までついていて、こっちがありがとうって感じなんです。……ただ、あの辺て温泉とかってなかったでしたっけ?」
そう尋ねると、環さんは親切に教えてくれた。
「昔からあるわよ。やけどや胃腸病に効くって聞いているわ。確か湯治場になっていて、食事は基本的にお米を持ち込む自炊スタイルね。宿に頼んだとしても一汁三菜の湯治場食よ。まあ、暁ちゃんにはあのチートなカバンがあるから関係ないでしょうけれど……」
「え〜〜っ! 温泉の湯治なのに、美肌温泉でマッサージやエステ、ダイエット食とかはないんですか!?」
(元の日本でお母さんと旅番組を見たとき、お母さんが『温泉に行ってカロリー計算されたディナーを食べて、マッサージとエステがしたいわ〜』って言ってたよね? あれ? 湯治ってなんだっけ? それに元の日本の海外番組で見たホットスプリングスは湯治場じゃないの? あれ〜〜〜?)
私がうっかりそう叫んだ瞬間――環さんの目がキラリと光り、まるで獲物を狙う猛禽類のような目になってしまったのだ!!
(……やばい、私また何かやらかしてしまいましたか??ビャーーー)
「暁ちゃん、今の話……詳しくちょっと説明してくれるかしら?」
「あ、いや! 何か私、頭が混乱して訳が分からなくなっていたみたいで……!」
必死にごまかそうとする私に対し、環さんはにっこりと美しい笑みを浮かべた。
「何でもいいから、さっき言いかけたことを言ってごらんなさい?」
(ひぇっ……! 観念します!!)
私は降参して、記憶の引き出しを片っ端から開けて語り始めた。
(出てこい!出てこい!私の記憶〜♪でないと般若の登場だ⁉️)
まず、温泉には弱アルカリ性の泉質があって、これに入るとお肌がスベスベ・ツルツルになること。でも、すぐに化粧水などで肌を整えないと、敏感になっているからダメなこと。
(確か元の日本の番組で見た記憶だと、南魚沼には栃尾又温泉に『湯治宿自由自在』という大正浪漫そのものの宿があり……)
まさに弱アルカリ性のお湯で、ふんわり優しくツルツル感になるエメラルドグリーンの美しき名湯! 油分や古い角質を落とす効果が抜群で、「屈指の美肌の湯」になるはずだということを力説してしまった。
(だって、その食い入る様な目…怖いよ〜)
さらに、そこからアクセスの近い越後湯沢温泉にはスキー場があることにも触れてしまった。
(元の日本と違って、現代のスキー道具もウェアもないけれど……)
長さ2〜3メートルもある太い竹の棒を1本だけ持ち、それを斜面に突き刺してブレーキにしたりバランスを取ったりして滑る「リエンフェルト式」が、この時代は流行っている。
(想像がつかん…棒高跳び⁇う〜んわからなすぎまするぅ〜)
だから、男性はスキー、女性は美容エステでここを一大リゾート化すれば、お金がガッポガッポ入って地元も大活性化するんじゃないか……と、ちょっと口を滑らせてしまったのだ。
(どうしてお口にチャックが出来んのじゃ〜自業自得って言葉は私のためにあるのか〜〜〜い!?)
体に負担のかかる雪山登りも改善の余地あり!
(元の日本みたいに山の上まで運んでくれるリフトやゴンドラはないからね。プッ!リフトと竹槍のシュール感…グハッ!)
滑るためには、重い木製のスキー板を履いたまま、(竹槍付きね!)何十分もかけて自力で雪山をよじ登らなきゃいけない。1回滑るだけでクタクタなのだ。
(レジャー?修行⁈それともアッ!強化訓練かな…何のだっちゅーのさ!こりやまた失礼しました!!)
私は絵心ゼロの画伯なので複雑な図は描けないけれど、説明を交えつつ、リフトや「ロープに捕まって上まで引っ張ってもらう方式」を環さんに必死に伝授した。
(自分画伯ですから…わかってちょーだい!)
服装に関しても、今の男性は学ランやマント、女性は着物に袴、足元は革靴や防寒長靴を紐でスキー板に縛り付けて滑っている状態。
「これも服飾組合で現代風のカッコいいスキーウェアっぽいのを作れば売れますよ!」と画伯なりに提案。
さらに、今の越後湯沢では地元の小学校がスキーを50台も購入して子供たちの大会を開くなど、スキーが身近で最先端の楽しい娯楽になっていると新聞で読んだばかりだった。
「これを商売にしない手はないですよ……ふふふ……」
(ガッポ♪ガポガポ♪ガッポフォーーー♪♪)
と、ついつい悪魔のささやきをしてしまったのだ!
「これで雪深いのがデメリットじゃなくて、最高のメリットになりますよ! わはははは!」と、アイディアだけ全部丸投げした私。
(『忍法丸投げの術至高の極み』爆誕‼️)
……案の定、そこからが大騒動になってしまった。(そりゃそうなるよね〜〜〜!)
すぐに薫さまが登場し、私の目が瞬時に「♡」マークになり――。
(神が…神が…降りて来た〜〜〜♡至高の極みーーー♡)
技術面で蒸気機関組合と時代屋のおじさま方が一斉に登場し、私の脳内ピンク色が急速に平常心に戻り――。
(スンッてなったよ。ありがとうね。地上に戻してくれたおじさま方…)
みんなが熱く議論を交わす中、私は優雅においしいコーヒーをいただきながら、百貨店で手に入れた絶品ショートケーキをモグモグ。たまに意見を求められた時だけ「一言二言」つぶやいて高見の見物と決め込んだ。
……が!! 気がついたら、なぜか私もラピスラズリの売り主さんが待つ「南魚沼郡」へ旅することになっていたのだ。
(自業自得地獄発生…だから、会議は真面目に聞かなきゃって!後悔するならやめとくれ⁇うん⁈なんかちゃう?あーもー大ごとになっちゃったなぁ〜〜はははは! もう笑うしかない!)
でもでも、大好きな薫さまのご尊顔を間近で拝見できて幸せ……♡と思ってしまう、乙女心全開・14歳の暁ちゃんであった。
(あれ?薫さまと旅行ってこと?ギャー!ムリ!!鼻血プッシャー案件ダーーー!はずッ!でもラブ♡)
【Fos Bより】
いつもお読みいただきありがとうございます!
本日は小説を書き始めての記念日ということで、おまけとして……頭の中で勝手に鳴り響いている脳内煩悩公式『勝手にオープニング&エンディングテーマ』の詩を後書きに載せてみました!
登場人物たちの葛藤や絆をぎゅっと詰め込んだ詩になっていますので、本編の余韻とあわせてお楽しみいただけたら嬉しいです♪
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【タイトル: 『Dignity』(大正浪漫スチームパンク OPテーマ)】
■ 歌唱イメージ:ハイトーンボイスで疾走感のある男性ボーカル
■ 楽曲イメージ:圧倒的疾走感×ブラスサウンド / 津軽三味線・大正琴のレトロイントロ / 蒸気都市の重低音
【1番】
浪漫漂う東雲の時
偶然? 必然? 出会ってしまった
私たちの恋は、まるで歯車のよう
同じところをぐるぐる回って
同じ距離、いつまでたっても近づけない……!?
(Bメロ)
「何者にもなれない私……
何が自分のアイデンティティ?」
自信も微塵もない私じゃ
並んで立てるはずもない
——君は気がついていないだけ
魂の奥から輝いてる
引き寄せられて、逃がせやしない!
(サビ)
プシュッ、ガコンと響く重低音
蒸気が晴れれば、ほら見てごらん
並んで歩く、暁の中
今世も来世も、離れない!
【Cメロ】
ここは現実? それとも異世界?
確かな温もり(もの)を抱きしめたい
甘く切ない かほりの中で
確かな現実、感じてるだろう?
何も考えず ただ心のままに
暁の中を 進めばいいよ
(今世も来世も、ずっと一緒に!)
【ラストサビ】
浪漫漂う東雲の時
偶然? 必然? 出会ってしまった
私たちの恋は、まるで歯車のよう
同じところをぐるぐる回って
同じ距離、いつまでたっても近づけない……!?
「何者にもなれない私……
何が自分の自己肯定?」
自信も微塵もない私じゃ
共に歩けるはずもない
——君は気がついていないだけ
魂の奥が繋がっている
もう溶け合って、離れやしない!
プシュッ、ガコンと響く重低音
蒸気が晴れれば、ほら見てごらん
並んで歩く、暁の中
今世も来世も、もう離さない!
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【タイトル:『東雲の無償、暁の群疑満腹』大正浪漫スチームパンク EDテーマ)】
■ 歌唱イメージ:圧倒的な表現力と芯のある歌声の女性ボーカル × 洗練されたおしゃれなJAZZ&ブラスサウンド
■ 楽曲イメージ:JAZZ調でエモーショナルなブラスサウンド
【1番】
1人孤独になった世界で
光の一筋も見つからない。
希望?
絶望?
何も感じない魂に
じわじわ ゆっくり
包んだ温もり(愛)
無償の愛も
見返り無用も
疑心暗鬼で
掴めない!
突然、必然、
気がついた
温もり(愛)から 逃げ出せないって……
東雲から暁へ
変わる瞬間に 奇跡は起こる?
瑠璃色のバラの花びら舞い散る 現実の世界
添い遂げる愛
感じたい。
【2番】
1人孤独になった世界で
星の一つも見つからない。
困惑?
疑惑?
何にもなれない私の魂
じわじわ ゆっくり
包んだ温もり(愛)
無償の愛も
愛他な心も
群疑満腹
覆われる!
突然、必然、
気がついた
温もり(愛)を 信じられるって……
東雲から暁へ
変わる瞬間に 奇跡は起こる?
瑠璃色のバラの花びら舞い散る 現実の世界
信じる愛 感じたい。




