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大正浪漫なスチームパンクの蒸気都市で、ドラッグストア機能とポイントを駆使してスローライフを送ります  作者: Fos B


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第74話: 暁のデレクトアティオでのはじめての行く年来る年は準備だけで大騒動!ゆっくり黄昏れる暇もなし

今日は百貨店に注文した大量の布団を受け取る日。

注文したその時に特別なお客様扱いを受けた。「なんでもご用命ください」と言うから、じゃあちょっと言ってみようかなぁと思ってご用命してしまいました。元日本の大正時代でも組重(おせち料理)の注文が始まってるのと一緒で、新聞にこの世界でも洋風おせちと和風おせち注文賜りますってあったので、「悪いんだけど、50人前分の洋風おせちと和風おせちを注文したいし、あと最近出始めたホールでショートケーキ30個と、外国人大好きなオーソドックスなずっしりとした洋酒たっぷりフルーツケーキに生クリームではなくて、甘々の砂糖と水からできた白いフォンダンがケーキ全体にかかっていて、その上に銀のプチプチ(アラザン)が載っているやつもホールで20個ほどお願い」と言って注文してしまいました。担当者は驚いていたけど、顔を引きつらせながら「ご注文賜りました」って言ったからまぁいいかってお願いしたよ。布団を届けるのと一緒に届けられるかって聞いたら、担当の人が「やります、やります。絶対大丈夫です」と言うので「無理しなくていいんですよ」と言ったんだけど、本当に大丈夫だと言うからね。「パーティーでもするんですか」って言うから、にこって笑っといたよ。

百貨店は、クリスマスイルミネーションっぽいのをしてたよ。さすが大正浪漫でハイカラだね。この頃から元日本でも百貨店とかクリスマスイルミネーションしてたのかなあ?知る由もないけどね……。

百貨店に行くときに、食堂がすごい楽しいんだよね。お子様ランチの原型、『御子様洋食』と言うものがあって、チキンケチャップライスが富士山の形で盛られてて、結構細かくて頂上は白いご飯で雪の表現までしてあるんだよ。その上に百貨店の社旗が刺さってて、コロッケ、スパゲッティー、サンドイッチ、ハムとか、デザートのボンボンまであったよ。なんとかけそば6杯分になるみたい。高い高い、でも食べる。この頃にはカレーライスもメニューにあったけど、やっぱり理さんのカレーライスが1番だね。食堂ではメインの食事だけでなく、ショートケーキや『ハットケーキ(ホットケーキ)』、プリン、アイスクリームとかもあったよ。ほんとハイカラだよね。

最近は洋菓子を売るケーキ屋さんでもショートケーキが売り出され始めた。

外国人が好きな洋酒たっぷり・ドライフルーツのホールクリスマスケーキがかけそば20杯分位で、ショートケーキ小さいピース1個分がかけそば1.5杯とお高い。だから買える人は、外国人が故郷の味を求めて買うほか、車付きの富裕層とか華族、銀ブラデートするモガやモボ、文化人やハイカラな学生、プラエクスの優秀なスーツ姿のサラリーマンが家族にちょっとお土産で贅沢に買っていく、そんなお高い値段だったよ。

我が家のあの大きな玄関ホールに所せましと、大量の新品の布団と組重(おせちのお重)とケーキが積み上がった。運んできてくれた人がここで本当にこのままでいいのかと聞くので、スーパー忍法・ごまかしを発動し、「大丈夫です、すぐ手伝いが来ます」と笑顔で言い、とっとと帰ってもらった。そして運んできた結構な人数の人が門を出て視界からいなくなった瞬間に、全部亜空間収納にポイって入れた。文明開花に行って理さんから大量の料理をもらい、これも亜空間に収納して、それから瞳さんにお願いして私は先におさらばえ〜と鎌倉の我が城に籠城しに行った。


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