第68話:どこまで増える不労所得!ポイントとは違うから、お宝拾いはやめないぞ!!
やっとスローライフが送れるかなぁと思っていたら、今度は蒸気機関組合に呼び出された。組合長室に都子さんに案内されていくと、そこには組合長の鉄さん、副組合長の鋼さん、いつもの通り時代屋の3人が待ち構えていた。
嫌な予感がしながらソファにつくと、鉄さんが「やっと地熱エネルギーの問題が解決したよ。今回はだいぶかかったなぁ〜」と言う。
すると源さんが「そりゃそうだろう。こんな試みは今までなかったんだから、いろんなところと調整しながらだからしょうがないだろう」と返した。
鉄さんが「とにかく目処が立って、特許の申請も取れたから、また登録をしてもらうからね」と言った。
(ウォー!! またまた不労所得ですよ! これはかなりの額になるな、イヒヒヒヒヒ……)
「はい、わかりました。私はこの書類にサインすればいいんですね?」
そう言うと、都子さんが「ちゃんと読んでサインしてね。もし何か質問があったら言ってね」と言ってくれた。
「みんなの前だと集中できないので、会議室か何か借りられますかね……」
そう言うと、都子さんは「そう言われると思って用意してあるから……案内するわね」と言ってくれた。(さすができる職業婦人は違いますの〜!)
そして部屋にこもった途端、自分のイメージ魔法でしっかりと書類に目通しして、スラスラとサインを済ませた。さすが私だ、たくさんのラノベを読んでいてよかった!
すぐに部屋に戻ると、みんなに「おいおい、ちゃーんと読んだのか?」とびっくりされた。
「大丈夫です! 私に抜かりはないですよ、ほほほほほ」
とドヤ顔で答えると、いつものごとく風ちゃんが冷たい目でこちらを見ていた。(……まあ、気にしない気にしない!)
私は気を取り直して聞いてみた。
「じゃあ、これでエネルギーの枯渇問題は少しは解消されたんですか?」
源さんは「ああ、これから徐々に地方に普及していくから、ゆっくりではあるが解消されていくはずだ。これも暁ちゃんの思いつきのおかげだよ、ありがとなぁ」と笑った。
「いやいや、いつも私が好き勝手なこと言って、結局は皆さんの素晴らしい技術がなければ実現できないことですよ」
そう謙遜すると、皆さんは楽しそうに笑っていた。
そして私はまたまた、不要になった廃棄待ちの歯車やナットなどを回収させてもらい、蒸気機関組合を後にした。その帰りには、いつものリサイクルステーションでお宝の山をいただくのも絶対に忘れない。
いくら不労所得のお金が増えたとしても、ドラッグストア機能で使えるポイントは、あくまで「ぶつぶつ交換」の品物だからね。そこは勘違いしちゃいけないんだ。
……まあ、前に貯めた分以上にポイントもかなり取り戻して増えているんだけどさ!
ハハハハハ!!
守銭奴・暁の快進撃は、まだまだずっと継続中なのであった。




