第51話:無事にバグは解消!健康優良児の私の再起不能の原因はまさかの推しの低音ボイス⁈
薫さまと環さんが思ったよりとってもお偉い華族なのか、ヴォルプタス様が凄いのか、この世界の謎技術が凄いのか私にはわからないが、私が我が城で日々の仕事に勤しんでいる間に、事態は収束したようだ。
毎日お昼に生存確認の報告のために文明開花に行くと、そのたびに新しい情報が入った。
まず新聞に疫病が発生したことが知らされ、実際に病気になっている人たちは薬によってすぐに完治したとのことが載っていた。ただし今までにない疫病なので、乳幼児や高齢者の方は体力がないので罹患する率が高く、症状も急速に進むため予防するように訴えていた。
(ふむふむ。私の教えがちゃんと伝わってるぞよ)
また、地区の呼びかけも毎日行われて、薬をもらいに役場に行くようにと町中にこの世界の謎技術でアナウンスされていた。きちんと1人1つの薬が与えられるので、パニックにならないようにとも知らされていた。
(私も貴重な仕事の時間を割いて役場に行って、一応薬をもらうふりをした。もらわないと、後からチェックされて家にまで来られると嫌だからな)
そして疫病はひろまらずに1週間もせずに収束した。めでたしめでたし、よかったよかった。これで私のスローライフは守られるなぁ。
それにしても、薫さまと環さんはほんとに大物なんだなぁと思った。さすが薫様。お忙しいのに環さんとの共鳴歯車で、今回のことが収束したとちゃんと連絡をくださった。
やっぱりできるお方は違うわね……。
――その声を、直接耳元でダイレクトに聞いた。
私はしばらく再起不能になった……。
ある意味、健康優良児の私を再起不能にするとはさすがっす! 薫様♪




