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大正浪漫なスチームパンクの蒸気都市で、ドラッグストア機能とポイントを駆使してスローライフを送ります  作者: Fos B


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第28話:あるあるがあるあるのあるあるであるあるのオンパレードだ!

「ただいま帰りました! もうお腹ペコペコです。瞳さん、まかない食べさせてくださ〜い」

「お姉ちゃん、お帰りなさい」

「暁ちゃん、お帰りなさい。ずいぶん遅かったわね。またあの人たち、話に夢中になってたのね……ほんと、凝りないわね。一度、源さんと元さんの奥さんたちに話をつけなきゃいけないわね……」

(ほら、やっぱり逆鱗に触れてしまったね。ひひひひひ、自業自得だね。私をこんなに空腹にしたんだから)

「奥でまかない食べてきます!」

「お姉ちゃん、ウェーブは終わってるからね」と花ちゃんが耳元でこっそり教えてくれた。花ちゃんも、本当にもう1人で大丈夫そうだ。

(魔法少女、ここに爆誕)

そして私は美味しいまかないを食べに行った。食べ終わると満腹になり、機嫌が良くなったので、さっき思いついた酵母の作り方とイチゴジャムの作り方を理さんに伝授した。良きかな良きかな。

その後は順調に夜を迎え、さぁ3階の部屋に帰って寝ようと思ったら、瞳さんに呼び止められた。とても優しい笑顔だったが、逆らってはいけない雰囲気をまとっている。

そんな優しい笑顔に促されるまま、お客様がいなくなった食堂のテーブルについた。瞳さんは優しく緑茶も入れてくれた。

(怖いぞ……何が始まるの? 怖い怖い)

あらま、花ちゃんも一緒ですか? なんですか? 私何かしてしまいましたか? 逆鱗に触れましたか? でも、理さんはキッチンで仕込みしてるしなぁ……。

そうすると、とても素敵な笑顔で瞳さんが切り出した。

「暁ちゃん、ちょっと聞きたいことがあるんだけどね。幼馴染みの皆とも話題になってるんだけど、前から聞きたかったんだけど、なかなか聞けなかったんだよね。でも、思い切って聞いちゃうね。なんで暁ちゃんの髪って、サラサラしてツヤツヤして、いい匂いがするの?」

(でたー! 皆さん、出ましたよ! これはスルーかと思いましたが出ました。シャンプーとトリートメントの問題です。やっと出ました、あるあるが! さぁ、私のチートスキル『ごまかし』が始まるぜ。1日の終わりを締めくくるぜ!)

「あぁ、これは……まず、ちょっとだけ理さんを呼んできてもらえますか?」

「別にいいけど……」

「はい皆様! これから第何回かわからないけれど、『文明開花戦略会議』を始めます。全員、至急お集まりください!」

「ハイ! 師匠、お父さん呼んでくるからお待ち下さい!」と、花ちゃんが姿勢正しく、理さんを慌てて呼びに行った。

2人ともすぐに来た。

「暁ちゃん、また戦略会議だって?」

「はいそうです。まぁ、お座りください。先ほど蒸気機関組合で時代屋の皆様と組合長様にはお話ししたんですが、私のちょっとした秘密を文明開花の皆様とも共有したいのでよろしくお願いいたします。少しのお時間、お付き合いください。皆様、準備はよろしいでしょうか? ご覚悟もおありですか?」

「「「ハイ!」」」

「実は私のこのカバンは、収納カバンではなくアーティファクトになっておりまして、かなりの容量が入ります。それに、時間の経過もないんです。はい、これだけです。皆さん、内緒にしてくださいね」

そう言ったら、3人とも固まってしまった。

また私はみんなの前で、パチンパチンと2回ほど手を叩いた。

そしたら花ちゃんが、「もちろん内緒にするよ! アーティファクトのことは、ヴォルプタス様のお言葉で『触れてもいけないし、持ち主に無理矢理聞き出してもいけない』って学校で教わったもん!」

「「うんうん」」

「では、まぁそういうことで。今後、このカバンから何が飛び出してきても、どんなに大きなものを入れることができても驚かないでくださいね。あと、聞かないでくださいね」

「「「もちろん!」」」

「では、第何回目かの文明開花戦略会議はこれにて終了いたします!」

「ちょっと待って! そのツヤツヤサラサラ髪の秘密を教えてくれるんじゃなかったかしら?」と、優しい笑顔で瞳さんが聞いてきた。

「ですよね〜! これは、私の故郷から持ってきた『シャンプー』と『トリートメント』というものを使っているので、こんなサラサラツヤツヤになっているんですよ。よかったら、瞳さんも花ちゃんと使ってみますか? もちろん、理さんも!」

「「「やった! ありがとう!」」」

そして私は、瞳さんの優し怖い逆鱗を回避することができたのであった。

今日は長い1日だった……あれ、昨日も長かったかな?

まぁ、あるあるの連続で、まぁいっか!

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