第24話:小悪魔ですか?はいそうです。かわいいですか?わかりません。
チョココロネをテーブルに置いた途端、さっと3本の手が素早くチョココロネ3個を持っていった。そしてガサガサっと乱暴に袋を開ける音とともに、チョココロネから良い匂いがただよってきた。すると「お前ら何してんだ!それは俺のチョココロネだぞ。俺の命の元だぞ。何してくれてんの?」と組合長は叫んだが、もうすでに3人の口にチョココロネが半分ほど入っていた。もぐもぐしながら、源さんが「組合長特許の話、まだ全部してないじゃないですか。もぐもぐもぐ。」元さんも「あの特殊なガラスの話と、画期的な食堂車の話とスイートルームや個室の話もしなければ。もぐもぐも」風ちゃんは、ひたすら「もぐもぐもぐ」「そうだ、その件もだ。今まで誰も考えたことがなかった。動くホテルのようなその使用。今回取り入れさせてもらって、大幅に蒸気機関車を改造したからな。各方面からお褒めをいただいてるから、特許料だけじゃなく、特別手当も報酬としてもらえると思うから、それも口座に振り込んでおくからな。基本は料理組合と一緒だ。税金も手数料も全部一緒だから、説明しなくて大丈夫だな?」「はい、大丈夫です」(キタキタキタキタキタ➖!私の不労収入ちゃん)
と突然、組合長が胃のあたりを手で抑えて「いたタタタタタタ」と言い出した「組合長どうしたんですか?」と聞くと「いろいろなプレッシャーで胃がやられてるんだよ」と源さんが言った。「ひとまず落ち着いたんだけどね。なかなか治んないんだよ。痛タタタ」(さぁさぁ恩を売るチャンス、またまた到来。痛がってる。組合長に悪いけど…。)「私、実家から秘伝の薬をいくつか持ってきてて。よかったら飲みますか?」「いいのか?秘伝だろう。あんまり表に出しちゃいけないんじゃないか?」「組合長さんには特別ですよ。いろいろとこれからもお世話になるし、ちょっと待ってください。」(ヴォルプタス様〜聞こえてますか切に切に願います。どうか元の日本の外装でなく、これから亜空間収納から出すドラッグストア機能で交換したものはこちらの世界観に合った外装にしてください。じゃないと、ドラッグストア愛の普及ができませんよー。どうしますか?今ここが決断の時ですよ)急に私だけに聞こえる。着信音がコンパクトじゃなくて、懐中時計からピロロ〜ンとなった。「ちょっと失礼します」と言って、私は誰にも見えないように部屋の角のほうに行って懐中時計を開けた。そうすると『承りました…』と一言。(よっしゃ!)私は亜空間収納から、日本から私とともに半分になってこのデレクトアティオにやってきたお父さん用の胃薬を取り出した。そうするとこちらの世界の使用の油紙のようなものに包まれたものが出てきた。(やるね。ゴスロリちゃん、いえいえ。ヴォルプタスさ〜ま)それを3日分、9包みを手に取って、テーブルの上に置いた「ちょっと飲みづらいですけど、スッキリしますからこれ飲んでください。3日分あります。もしどうしても合わなかったらやめてくださいね」
早速、組合長は水差しからコップに水を入れて、一気に粉薬とともに水をあおった。組合長は「飲み心地も味も爽やかで、今まで飲んでいた。胃薬とも全然違うぞ。なんかすっきりしてきたぞ。」(そんなにすぐ効かないって…チョココロネといい、胃薬といいプラシーボ効果が半端ないよ)「ところで、お前ら時代屋!俺は誤魔化されないぞ!許せないぞ!チョココロネ3個奪ったのは許せないぞ!」「俺たちがどれだけ今回、貢献したと思ってるんだ?」「私たちは、救世主の暁ちゃんを連れてきたじゃないですか?」「そんなケチケチしたこと言っていいのか?」「ウグググ…」(食い物の恨みは、恐ろしいと言うが…あんたら子供かな?)「こちらをどうぞお納めください…」と私はさらに3個のチョココロネをテーブルの上に置いたのであった。これで最大の恩は売ったろう。これで私のドラッグストア機能も今後も安泰だ!ちょっと小悪魔なあ・た・し…ナンチッテ!




