シーン99アルマジャーロ君の過去。
私の目の前で復活を果たしたキャリッシュちゃん。
『キャリッシュちゃあああん!ふえええーーーーーーーーーーーーーん!!』
『もお…………フェルノは。』
私は自分の本当のお姉ちゃんのように思っているキャリッシュちゃんが無事だったことに涙を流していた。
『ぐす…………でも本当に良かったよお。』
『ええ…………でも…………本当にありがとうアルマジャーロくん!』
キャリッシュちゃんはアルマジャーロくんに感謝の言葉を告げていた。
『アルマジャーロくん!!』
『うわあああっ!!フェルノさんっ!?』
泣きながら感謝して思わず抱きついてしまった私。
『フェ………フェルノさんっ!?』
顔を真っ赤にしているアルマジャーロくん。
(お………推しのフェルノさんがこんなに近くに!!)
『あらあらフェルノは、でも本当にすごいわねアルマジャーロくんの力。』
『実は僕は元々マジェスト協会にいたのですよ。』
『そうだったんだ………じゃあベアズリーさん達と一緒にいたんですね?』
『はい………そこではマジェストと魔神の研究をしてましてね……それを追及して………』
そしてアルマジャーロくんが語りはじめたの。
◇
◇
◇
当時僕の研究の手伝いをしてくれていた子がいたんです。
その子は僕の妹のような子でした。
そんな僕たちは日々研究に打ち込んでいました。
僕の魔神アルマウッドは防御系の魔神……そんな僕が調査に行くために相棒となってくれたのがその子でした。
彼女の魔神は攻撃に特化した魔神で。
だからこそのパートナーでした。
そんな僕達が向かった先は歴史的建築物………砂漠の地にあった『ピラーミッド』…………そこで僕達は襲い来る敵と遭遇しながらも先へと進みました。
かねてから妙な噂のあった歴史的建築物への侵入。
僕達がそうして先に進むと。
そこにはなんととあるヒューマン達がいたんです。
怪しげなヒューマン達……そんな彼らはなんと僕達へと攻撃を始めたんです!
襲い来るヒューマン達はそこでなにかの研究をしていたらしくそれを偶然目にした僕達へと襲いかかってきました。
普段ならなんでもない戦い……防御の僕の力と攻撃の彼女は優勢に戦いを進めました………でも。
奴らはなんと魔神の研究をしていて………魔神を吸収してしまうという僕達マジェストにとっては恐るべき能力でした。
見られたことに激昂したヒューマン達……それは僕達に向けられました。
そんな一瞬をついてきたヒューマン達は機械の魔物を仕向けて来たのです。
圧倒的なその能力に僕達は何とか逃げるしかなかった。
そして。
僕は一瞬ミスをしてしまったのです。
そんなミスを知った彼女は僕の身代わりになり………彼女の魔神はたちどころに吸収されてしまい…………そんな彼女は空っぽになり………。
『アルマ………ジャーロ……先輩……………足手まといになってごめんなさい』
『なぜ僕を庇って………………君がこんな事に。』
『私だって………マジェストで……研究員の一員です……今回の事でまた………アルマジャーロ先輩の研究の力になれそうです。』
『どうして僕のためにこんな。』
『違いますよアルマジャーロ先輩…………私は未来のために消えていくんです……………先輩がそれを………………引き継いでくださいね。』
『うわあああっ!!』
『泣かないでくださいよ…………魔王の力にこの世界は破壊されようとしてるんです!そんな魔王を倒すために、平和な世界を取り戻すために………私の生命も繋がっていくんです……。』
そういった彼女………その声は次第に小さく力なく。
『うわあああーーーーーーーーーーーっ。』
◇
◇
◇
『そんな事があって僕は研究を続けてこの力を手にしたんです………これからは僕がいます……きっとあなた達を僕は守って見せます!!』
『アルマジャーロくん……………………………。』
すると空中から降りてきたセミルちゃんとサーベルさんがスーッと降りてくるとセミルちゃんが告げる。
『本当に…………………もっと早く会いたかった。』
『セミル殿……………………きっとあなたの悲しみは。』
『ありがとうサーベルさん…………でも今はこんな事してる場合じゃないわね。』
『セミルちゃん?』
『ずっとサーベルさんと空から見ていたんだけど……………このケニージアに驚異的な何かが迫ってきているの。』
『セミルちゃん……………それって。』
『ええ……………………あの男…………『シャロン』がこちらに向かってきているわ。』
こうして私達の戦いはさらにヒートアップしていくのでした。
◇
◇
◇
お読みいただきありがとうございました。




