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新!獣人世界へようこそ!~とある獣人はマジェストだった!?~  作者: 黒羽冥


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シーン96キャリッシュとアイス。

三人の小さな騎士が敵を粉砕した。

予想以上の激しい戦いに私達もその目を奪われていたの。

そして喜び舞う三人。

私はそんな三人に駆け寄っていく。


『やったぜ!!これは僕が勝ちじゃないか?』

『えーーーーーっ!?私の攻撃が効いていたのですわ!!』


そんな会話をしていた三人………彼らの戦いは本当に凄くて私も感動を覚えていた。


『うんっ!!三人とも本当に凄かったよ!』

『ああっ!フェルノお姉様あ♡♡♡本当ですか?私嬉しいです♡』


そう言って抱きついてくるチールちゃんは本当に可愛すぎる。

そんなチールちゃんに癒されていると。


『ハハッ!!でもやっぱり決めたのはこの僕じゃない?ってことで今晩の夜飯は僕が一番食えるんじゃない?』

『何言ってるのチーム?それは私が一番ですよねフェルノお姉様あ♡』


そんな二人と団欒していた私……するとそこにあの子…………チーク君の姿が見えないことに違和感を覚えていた私。


(これはもしかして……………………………。)


私にしがみついて嬉しそうに甘えているチールちゃん…………きっと彼ならこの時を狙ってくるかもしれない。

私は何度もその手には乗らないと心に誓う。

すると。

背後に嫌な殺気というか怪しい気配を感じた私。


『にゃあああーーーーーーーーーーーーっ!?』


突然のおかしな叫び声…………それは確実にチーク君のものだった。


『チークくん!!何度も同じ手には乗らないよ!!』


目を輝かかせそう叫んだ私。

背後から気配を感じた私はスカートをおさえている。

その時背後にいつの間にか現れたのはアルマジャーロ君。


『任せてフェルノちゃんのパンツは僕が守る!!』

『えっ!?アルマジャーロ君!?』


驚いた私は思わず気を緩めてしまう………次の瞬間。

黄色のチーターが私の周りを駆け抜ける。


『きゃっ!?』

『うわっ!!!???』


アルマジャーロ君とチールちゃんが飛ばされる。

風圧でふわりと浮いてしまう私のスカート!!

チールちゃんとアルマジャーロ君が尻もちをつき私に目を向けていた。

そして背後に感じた視線………それはニコッと笑うチーク君がそこにあったの。


『またあああーーーーーーーーーーっ!!こらあ!!チーク君!!!!???』

『へへっ!!だって俺頑張ったしご褒美いいじゃんお姉ちゃん!!』

『どうしてそうなるのよおおおーーーーーーっ!?』

『またアンタ!!チーク!!!』


突然のチークくんに怒り叫ぶチールちゃん。

すると私の前間近で驚いた顔をして見ていた アルマジャーロ君…………視線は私の…………。

思わず顔が熱くなる私。


『ああ………これはフェルノちゃんの…………。』

『へんたいいいいーーーーーーーーー!!!』


思わず叫ぶ私。


『本当に困ったやつだなチーク………やれやれ………お姉ちゃん………でもまた……敵はいるみたいだよ。』


そういったチーム君………私がそちらに目を向けるとそこにはキャリッシュちゃんの姿があった。

そんなキャリッシュちゃんの目の前には数体の魔物の姿があった………それはなんと機械ボディの『ガーゴイル』の姿。


『キャリッシュちゃん!!???』

『フェルノ…………全くアンタは……でもいいの、私はアンタの力になりたくてここにいるの……でもね…さっきそこの三人の戦いを見て私何かを感じたの。』

『えっ!?キャリッシュちゃん!?』

『きっとその子達はマジェスト協会で鍛えられてあそこまで強くなれたのね……私マジェストになれたばかりだけどこのままではこの強敵の魔物達と戦っていくのに私は足手まといになってしまうかも………そう感じちゃったの。』


せつなそうな表情でそう告げるキャリッシュちゃん。

するとそんなキャリッシュちゃんに声をかけたのはベアズリーさんだった。


『キャリッシュと言ったな………君はこの俺と同種である『氷の魔神』を持つ者……この俺の。』


ベアズリーさんが語り途中………キャリッシュちゃんに襲いかかっていったのは数体の機械ボディの魔物の群れ。


『はあああああーーーーーーーーーーっ!!魔神アイス…………………。』


次の瞬間、機械ボディの『ガーゴイル』が腕を構えると、突然炎を吹き出す!!!!!


『えっ!?あああああっ!?』


キャリッシュちゃんの身体目掛け爆炎が放たれてしまう!!!!!


『キャリッシュちゃん!!!???』


私は叫びキャリッシュちゃんの元へ駆け出す!!


『キャリッシュちゃあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!???』


目の前で炎に包まれているキャリッシュちゃん。

私の手は………………とどかなかった。

お読みいただきありがとうございました。

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