シーン95マジェスト協会の三人の騎士。
チークくんの攻撃に倒れていく魔物。
そしてニッと笑みを浮かべたチークくん。
『なんだよチークずるいぞ!』
『そうよそうよ!私が倒してフェルノお姉様に褒めてもらう予定だったのに!』
二人がそう言いチークくんに駆け寄っていく。
『へへん!お前達が遅いんだって!!』
そういったチークくん。
でも次の瞬間。
ぴくりと動く魔物の腕。
それはたちまちチークくんの身体を握っていく。
『チークくん!?』
私が構えると二人が口を開く。
『ほらな、つめが甘いなチーク。』
『そうそう!次は私の…………番っ!!』
構えたチールちゃんはそう言った瞬間。
ババっとチールちゃんの姿が目に見えなくなっていた。
するといつの間にかチークくんの持っていた杖である魔神具を奪っていた。
『チール!!』
『なんだよ次はチールか。』
二人がそういった瞬間。
杖を手にチールちゃんがニヤリと笑みを浮かべた。
『次は私の番なんだから……フェルノお姉ちゃん…見てて♡』
するとチールちゃんの手にしていた杖から赤い光と共に赤い光のチーターの魔神が現れる。
『えへへっ!いくよ!』
すると赤い光のチーターはより具現化を強めていく!!
タタタンっとチーターの魔神に飛び乗りまたがるチールちゃん!!
『いっけえええええーーーーーーーーーーっ』
と彼女の掛け声と共に赤い光のチーターがチールちゃんを乗せ走り出す!!
動き出しチークくんを握ったままその巨腕を振り回す巨大な魔物。
次第にその巨腕を振るいなんとチーターに乗るチールちゃんへと向けて拳を放っていく。
『へへっ…………私は魔獣使いのチール……負けないんだから!!』
そういったチールちゃんは手に持った杖を振り翳す!!
その瞬間どこからともなく現れた魔物達。
それは数頭のウルフ、そして数羽の怪鳥の姿だった。
『チールスタイル!!いっけえええーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!』
するとウルフの群れと怪鳥が一斉にオーガへと向かう。
だがその巨腕が止まることなくチールちゃんに届こうとしていた。
次の瞬間。
数羽の怪鳥がオーガの目に向かい一斉に攻撃を開始する!!
『ぐがああああーーーーーーーっ!?』
オーガの目に突き刺さっていく怪鳥の鋭い嘴………たまらずもがき目を抑えていくオーガ。
『おおっ!!すごいわチールちゃん。』
『えへへっ!お姉ちゃんまだまだだよっ!!』
そう叫んだチールちゃん………そしてチールちゃんがさらに叫ぶ。
『さあ皆………………いっけえええーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!』
ダダっと一斉に駆け出すウルフ達。
暴れるオーガに飛びかかり噛みつき爪で切り裂き攻撃していくウルフの群れ。
たまらず仰け反るオーガ………そして。
なんとふわっと身体が浮いていくアルマジャーロ君の身体。
『えっ!?これって何?』
そう叫び空中で丸まっていくアルマジャーロくんの身体。
『ええっ!?アルマジャーロくん!?』
すると口を開いたのはチームくんだった。
『チールのあの能力は魔獣を従える能力なんだけど…………時々強力な時があって気を抜くとああやって。』
アルマジャーロくんが完全に獣化し、空中で丸くなり浮いていたの。
そして。
『チール…スタイル…………………。』
『魔獣戦線!!』
ドーーーーーーーーーーーーンッと激しく飛び出しオーガのボディに飛んでいきヒットしたアルマジャーロくん。
『ぐうおおおおおおおーーーーーーーーーっ』
『えへへっ!やった♡』
そして続けたチームくん。
『獣人もまた心に隙があるとああやってチールに操られるんだ。』
アルマジャーロくんが操られたのを見て驚き固まってしまった私。
私は驚いていると手を握ってくるチールちゃん。
『やりましたわフェルノ様♡』
『えっと、うん!すごいねチールちゃん。』
この子は怒らせないようにしないと……そう思ったの。
『よし!!じゃあ最後は僕がいこう。』
そう言いチールちゃんから杖を奪って立ち尽くすチームくん。
倒れたオーガは身動きができないようだった。
『やったね!私の勝ちじゃない?』
『いや……まだだ………いくぞ…………チームスタイル…………ブルー』
するとチームくんの杖から青い光が漏れだし青い光のチーターが現れる。
起きだしてくるオーガの巨体……それは怒りを顕にし激しく叫び襲いかかってくる。
落ち着き目を閉じるチームくん………すると目を見開く!!
『さあやるぞ。』
そしてチームくんが構えるとオーガがたまらず襲いかかってくる。
激しい咆哮がその恐ろしさを物語っている。
オーガの渾身の一撃である巨大な拳がチームくんの頭上からふりおろされていく。
ドゴーーーーーーーーーーーーンッと地面を破壊し辺りには衝撃で破壊された瓦礫の礫が飛び散った。
そして。
いつの間にかオーガの頭上に立っていたチームくんがニヤリと笑う。
『お前もういいよ………………』
青い光が具現化していく………するとチームくんの手には青い槍があった、そして手に持ち構える。
『僕の力は武器生成なんだ。』
そう告げると飛び上がっていくチームくん………そしてオーガの頭上をとらえる。
『ブルーアイスピア。』
そして彼の槍はオーガの脳天から身体を貫いたのでした。
『三人とも……………すごい。』
こうして魔物は三人の前で倒されていったのです。
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