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新!獣人世界へようこそ!~とある獣人はマジェストだった!?~  作者: 黒羽冥


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90/122

シーン90ベアズリー。

マジェスト協会に辿り着いた私達。

すると中からのそっと姿を現し目の前に立ち尽くした大男。


『んんっ?なんだお前達?』

『やめろ!!』


そう叫んだアルマジャーロくんが私の目の前に立ち尽くしていた。

震えるアルマジャーロくん。

(こわいのに……庇ってくれてる。)

私がそんなことを考えていると。

三人兄妹が口を開く。


『んんっ!?』

『あれあれ!?』

『あっ!?』

『『ベアズリー!!!???』』


すると大男がニヤリと笑みを浮かべていた。


『おおおっ!?お前ら久しぶりだな!!!』


三人兄妹が表情を変え喜んでいる。


『『わあああーーーーーーーーーーい!ベアズリー帰ってきてくれたんだ!!』』


もう三人は大はしゃぎだった。

そしてアルマジャーロくんがへなへなと腰をつく。


『はあ……怖かったあ……………………。』

『あはは……………ありがとうアルマジャーロくん。』

『い、いえ!!全然大丈夫です!!』


私が手を差し出すと恥ずかしそうに立ち上がったアルマジャーロくん。

するとベアズリーさんが私達に声をかけてくる。


『いやあすまない………エルザックさんからの司令でしばらくここを離れていたのでな………俺はマジェスト協会ケニージア支部の副総監の獣人『ベアズリー』だ…………よろしくな。』

『私達は今日からお世話になるアキニー様にお力添えする冒険王レイオールの娘でありますそこのフェルノとその仲間です。』


そういったセミルちゃん…………分かりやすくお話をするのはドエルゴと共にさすがだった。


『おお………………冒険王レイオール………その名はたしかに遠くまで聞こえておりますな…まあここで話すのもなんです……お話は中でいたすことにしましょう。』


ベアズリーさんはそう言って中へと勧めてくれる。

三兄妹はベアズリーさんにひっつき中へと入っていった……そして私達は中へと入っていく。

『ほお………なるほど………やはり…………実はこの俺もそんな影の話をするためにアフリエイト全土を走り回っていたのですがね。』


私達はこれまでの話をしていた……そしてこの地に辿り着きアキニー様のお力になる為にここへ来たと話したのでした。


『なるほど……やはりアフリエイトではこの地が防衛線になりそうですね。』


そういったベアズリーさん。


『ふむ………そういえば皆様のパーティはこれまた凄いメンバーですねえ………』

『えっ?』

『獣人に……………鳥人…………そして魚人とドワーフ…………このパーティも中々すごそうですな……でもそれでこそ………この戦いを終わらせる鍵となる事でしょうな………今回の背景にはあの魔王ゼルドリスがいるのです………それは正真正銘魔界の主であり世界を滅ぼそうとしています………だが対魔王には世界の『勇者』が向かっています………ですがそんな勇者に任せきりにはできません………自分達の国は自分達で守らなけばなりません……それが世界の意志なのです…………ですので……………。』


立ち上がるベアズリーさんは声をあげる。


『この獣人国家アフリエイトは我々獣人が立ち上がるべきなのです!!!』


力強くそういいきったベアズリーさん。

するとサーベルさんが共感したように手を叩く。


『さすがですな………ベアズリー殿……………僕もその言葉に賛同しますぞ。』

『おおおっ!魚人殿わかってくださるか?』

『ええもちろんですぞ。』


どうやら二人は意気投合したみたい。

するとサーベルさんの隣にいたセミルちゃんを見た瞬間ニヤリと笑みを浮かべるベアズリーさん。


『ほお………風と雷…………か…………』

『どうしたんですか?』


私は気になり問いかける。


『この俺も一応マジェスト協会の知識のある者です………戦いに魔神……そして魔神具を用いるのが我々マジェスト………そして敵はおおいなる魔力を持つ魔族………そんな魔族相手には苦戦も強いられる事もあります…しかもこれからより戦いは激しくなるハズです…………そこで戦いになった時に共闘する事でその力は大きくなるのです……そしてその『鍵』となるのが……魔神同士とマジェスト同士の相性なのです。』


興味ありげに食いつき問いかけるサーベルさん。


『それは一体?』

『簡単に言うために例をあげるとサーベル君……君の魔神は『風のシルフ』そしてそこにいるセミルさんの背後にいる魔神は『雷であるサンダーバード』君達二人の魔神は『風神雷神』といってな………とても相性抜群な魔神同士なのだ………なので君達二人の共闘はさらに戦いを有利に進める力を得られる…………そういう話なのだよ………………。』


そう語ったベアズリーさん。

そんな話を聞いてしまった私はドキドキしていたのでした。

お読みいただきありがとうございました。


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