シーン88ケニージアマジェスト協会。
私をエルザックというイケメン男性に紹介するアキニー様。
エルザックさんは私をじっと見ている……すると。
エルザックさんは向き直る。
私とキャリッシュちゃんそしてセミルちゃんにサーベルさんにドエルゴそれぞれを見回し口を開いたエルザックさん。
『なるほど…………どうやら君たちもマジェストのようだね…………僕はこのケニージアのマジェスト協会の司令塔である『エルザック』だ………知っておいてくれ。』
するとドエルゴが丁寧にお辞儀をし口を開く。
『おおっ………遠くはアメリスアードの地に確かにその名を聞いた事がございます………そして………我が名は『ドエルゴ』と申します………冒険王レイオール殿の荷役でありパーティメンバーの一人……そして現在……レイオール殿の護衛を兼ねフェルノ殿の旅に加わっている者でございます…………以後お見知り置きを。』
『ほお………………君があのレイオール殿の……レイオール殿は確かに我がマジェスト協会の始祖でり………代表であった『ヤシュア』様よりその名は聞かされていたよ………そうか君たちがあのレイオール殿の……ならばこの度は僕の力ともなり………共にアキニー様をお守りしていただこうか。』
そう語ったエルザックさん………そしてまたその目は私に向けられる。
エルザックさん………確かにその整いすぎたお顔………吸い込まれそうな鋭い目、それはきっと誰もが憧れをもってしまうのかもしれない……私がそう考えていると………キャリッシュちゃんとセミルちゃんが挨拶に入ってくる。
『あの………エルザックさん………私はセミルと言います……天空の城の鳥人『イーグレンス』の娘です………良かったら覚えておいてください。』
『ほお………そうか…………情報にはあったが………鳥人と会ったのははじめてだ……覚えておこう。』
『はい………嬉しいです。』
セミルちゃんは顔を赤らめている。
するとそこへなんというキャリッシュちゃんもエルザックさんに声をかけていく。
『あ、あの………私は幼い時からのフェルノの友人で……………キャリッシュ………と。』
キャリッシュちゃんを目にしたエルザックさんはスーッと出てきたアイスちゃんに気がつく。
『ん?おお………………………そういえば君はあの時の。』
『はい…………私………どうやらこの子の魔神として動くことが私に道だと悟り………今はこうして彼女の力となっております。』
『ああ………ヤシュア様からその話は聞いていた………これからも頼むぞ。』
『はい………意のままに。』
『あのエルザックさん………私も力になってくれたアイスちゃんと共に……フェルノを助けていきます………よろしくお願いいたします。』
アイスちゃんに引き続きなんとあのキャリッシュちゃんもエルザックさんの魅力に照れたのか……緊張気味のキャリッシュちゃんに私は新鮮に感じていたの。
『ああ………君もよろしく頼んだぞ。』
『はい……エルザックさん…よろしくお願いいたします。』
キャリッシュちゃんもなんだかその顔を赤らめていた。
すると再び私に目を向けてくるエルザックさん。
私はエルザックさんの目に緊張してくる。
その時入ってきたのはサーベルさんだった。
『エルザック殿………………………。』
『サーベルさん?』
『ん?どうしたのかね?君は………ああ…………魚人かい?なんと珍しいね。』
『ええ………僕は魚人であり………そこにいるフェルノ殿の…………騎士であります……『サーベル』と申します……………』
そういったサーベルさんがエルザックさんから向けられた私への視線を遮るように挨拶をしている。
『以後…………お見知り置きを。』
二人の目に緊張してしまった私。
するとアキニー様が口を開く。
『エルザックさん………エルザックさんの方もそこの三人をご紹介してはくれないかしら?』
『ああ………そうだったなアキニー………お前達。』
三人が横並びに整列する。
『僕はマジェスト協会『チーター』の獣人三兄弟の長男『チーム』です!!』
『そして僕は次男の『チール』です!!』
『私は長女の『チーク』です!!よろしくお願いいたします!!』
三人の可愛い兄妹がそう挨拶をしてくれた。
なんとも可愛い三兄妹とエルザックさんに私は改めて挨拶をする。
『私はこのケニージアを守りたく………是非アキニー様のためにも協力したいと思っています………『フェルノ』です!!皆さんよろしくお願いいたします!!!』
可愛いなあと思っていた私。
すると三兄妹の一人、次男の『チール』くんの姿が見えない。
次の瞬間。
私のスカートがひらりと浮き上がる。
『にひひ!!おねえちゃん白い!!』
『キャッ!!???』
私の顔が熱くなりも思わず手で抑える。
目の前で驚きの目をしているサーベルさん。
『こら『チール』!!またあなたは!!!』
長女の『チーク』ちゃんが怒りの声をあげる。
そしてエルザックさんは目を塞ぎため息をつく。
『やれやれ……………君たちは………………。』
そんな私達はこれから戦いに巻き込まれていくのでした。
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