シーン83セミルちゃんと仲間達。
落ちかけていた空島が復活した。
そして私達は空島の復活により、ここをなんとか離れることができるようになったのです!
つまり…………………………。
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私達はケニージアへ向かっていた。
ドエルゴの馬車に揺られ道を行く私達。
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ここは馬車の中。
私の目の前にはサーベルさんと……………。
甲斐甲斐しくサーベルさんのお世話をしようとしているセミルちゃんがいたの。
『ねえねえサーベルさまあ♡次はこのお料理を食べさせてくれませんかあ?あーん!』
そう言ってセミルちゃんがサーベルさんに甘え口を開けていた。
私はそんなセミルちゃんの口に入れてあげたのは。
この世界でめちゃくちゃ辛いと言われている『ハーバーレーロ』という激辛の食べ物だった。
目を閉じていた事が運の尽き。
セミルちゃんがハーバーレーロをガブリと噛みちぎる。
次の瞬間。
セミルちゃんの顔が真っ赤になっていく。
『きゃあああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!』
口から火を吹き出し馬車から飛び立ったセミルちゃん。
『フェルノ殿!!先程のアレはハーバーレーロではありませんか!?』
『フン!!なあに!?サーベルさんもデレデレしちゃって!!』
『い、いや、アレはですなあ………………………。』
タジタジになるサーベルさん。
次の瞬間。
ザンっと宙から落ちてきたのはセミルちゃんだった。
唇を真っ赤に晴らして涙で私の目の前に立ち尽くすセミルちゃん。
『ハアッハアッ……………よくも…………やってくれたわねえええええーーーーーーーーーー!!』
『べええええーーーーーーーーーーーー!!』
私は走り出す!!
そんな私を空から追いかけてくるセミルちゃん。
私達は馬車を降り追いかけっこを始める。
『待ちなさい!!このワンコ!!!』
『べええええーーーーーだ!!鳥さんなんかに捕まらないよーーーーーーーーーだ!!』
私達は、わあわあ、きゃあきゃあ騒ぎまわる。
馬車の中では。
『うるさくなったわね。』
『ハッハッハ………………セミル殿も、あんなに楽しそうに……………………お嬢も何かしら会う部分もあるのかもしれませんなあ。』
キャリッシュちゃんとドエルゴはそう言って笑っていた。
そんな私達が追いかけ回っていると…………。
空にはあの空島が浮いているのが目に見えた。
セミルちゃんは空中で停止する…………………………そして……………それを見て何かを告げたセミルちゃん。
『パパ……………ありがとう…………行ってきます。』
セミルちゃんが微笑んだ気がした。
そして再び私を追いかけてくるセミルちゃん。
『まてえ!!フェルノーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!』
『いやだあああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!』
この大地に私達の叫び声が響き笑ったのです。
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唇を腫らしながら追いかけてくるセミルちゃんに私は焦り逃げる。
『いやいや!!追いかけてこないでえええーーーーーーーーーーーーーー!!』
すると私達の目の前にはいよいよあのケニージアのお城が近づいていたのを確認できた。
私は立ち止まり美しいケニージアのお城を目にしていた。
『ア……………アキニーさま♡♡』
私はとろんとアキニー様を思い出しうっとりとしてしまう。
すると私の隣にトンっと立ったのはセミルちゃんだった。
『ケニージアのお城ね?』
『うんっ♡そうなのお!!ここには私の最推しのアキニー様がいらっしゃるのおおお♡♡』
『そう……たしかにあの女王アキニー様は素敵ね……………憧れの存在ではあるわ。』
『ねっ!!ねっ!!そうだよねセミルちゃん!!さすが分かってるううう♡♡』
そう返した私。
するとセミルちゃんの目がキラリと光った気がした。
殺気を感じる私…………………。
『ライトニング…………………ネット。』
気がつくと私はセミルちゃんの電気の網の中にいた。
そんなセミルちゃんが私の元へ歩き、ニヤリと笑みを浮かべていた。
セミルちゃんの手にはあのハーバーレーロが握られていた。
詰めよってくるセミルちゃん。
私は恐怖とネットで動けない…………口も勝手に広げられ…………………………。
そして地獄はやってきた。
ガリッ。
『いやああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!』
今度は私が大地を走り回ったのでした。
『やれやれ。』
『平和ですなあ………………。』
キャリッシュちゃんとドエルゴがそう呟いていたのです。
PS、私とセミルちゃんの唇ははれてしばらくキャリッシュちゃん達に笑われました(泣)
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お読みくださりありがとうございました。




