シーン121私達の未来へ。
そして私達の世界から魔王が消えていったのです!!
◇
◇
◇
ここはケニージア城ではなくマジェスト本部。
『おおおお…………これは実に美味ですなあ。』
『ええ………これは本当に美味しいですね。』
食事を取りながらそう語っていたのはアキニー様とイーグレンス王だった。
『それはそれは………実に光栄ですぎょ。』
『サーベルさんてば魔王が倒されてから本当にぎょが増えたのよパパ』
『ハッハッハ!それは彼も魚人だからな!仕方の無い事だろう………でも勇敢なナイトでもあるからな!おお!そうだ!我が城の騎士団の騎士長の話考えていてくだされよサーベル殿!?』
『あはは………いやいやそれは大変光栄なことですがね!もう少し考えさせていてくだされ。』
『ああ。わかった!いつかセミルの事もな。』
『ぎょおおおおおーーーーーーーーーーっ!?』
『もお!!パパッたら!!気が早いって!!』
そんな会話がなされいい雰囲気のこの会場。
『へえ…………これは興味深いですね。』
『キャリッシュ殿は魔神具にそんなに興味があるのですか?』
『ええ…………今回の件で魔神具にとても興味が湧いたんです!そして……………勇者様…………。』
キャリッシュちゃんは魔神具に興味を示していた…その一つの原因は世界を救ってくれた魔王を倒してくれたという勇者様への興味が沸き起こったみたい。
あのいつも冷静で私のお姉ちゃん的存在のキャリッシュちゃんは恋をしたようです。
『アキニー様♡私にもっと勇者様の話をお聞かせください!!』
『あはは……………キャリッシュちゃん!わかった
………分かったから落ち着いて!!』
そして私は。
『アルマジャーロ君……………………………。』
消えていったアルマジャーロ君は何故か復活していなかった。
何故だろうかと思っていた皆。
勇者様の力によって復活を果たしていたイーグレンス王はじめ……………ベアズリーさんもライラックさんも復活を果たしていたの。
でもアルマジャーロ君がいなかった。
最後に私にあの力をくれて……………………。
私に希望を与えて消えていったアルマジャーロ君。
そんな彼がここにいなかった。
『勇者様…………………………どうしてアルマジャーロ君だけ………………復活しないの?』
私はそうつぶやき空を見上げていた。
空はもう魔王が存在した時とは違い…………晴れやかな青空だった。
するとアキニー様が肩を叩き声をかけてくれた。
『フェルノちゃん?』
『アキニー様………………………私。』
『きっとアルマジャーロは大丈夫よ……きっとどこかで復活してるわよ………私にはそう感じてる。』
『はい………………………………。』
私は涙していた。
そんなアキニー様は私を優しく抱きしめてくれた。
『アキニー様………………………。』
『フェルノちゃん…………………私の愛した人はもう戻らなかったけれど…………きっとフェルノちゃんは大丈夫だから。』
『はいっ!!』
私がそう返事を返したその時。
きらりと上空で何かが光った。
すると。
ドーーーーーーーーーーーーーーーーンっという激しい爆発音。
辺りには噴煙が巻き起こった。
『なんだ一体!?』
『これは!!!???まさか敵がまだ!!??』
誰かの声がそう聞こえた。
すると。
そこには二人の影があった。
『えっ!???』
『パパ………………とママ!!!????』
『『なにいいいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?』』
皆が驚きの声を上げた。
『ハッハッハ!!!おおっ???我が愛娘ーーーーーーーーーーーーフェルノおおおおおーーーーーーーーーーーーーっ!?』
『いやあああ!!パパ!!急に抱きつかないでええええーーーーーーーーーーーっ!?』
『あれが………………………………』
『フェルノ殿の父上………………冒険王………レイオール殿!!!???』
皆が騒然とする中…………パパは私を抱きしめるのをやめない。
『んんーーーーーーーーーーーー!!フェルノ可愛い本当に可愛いぞおおおおおっ!!』
『あなた………………………………そろそろやめましょうか?』
『『ひいいいいっ!?』』
パパと私が身震いする。
そう、私とパパが一番怖いのはママなのです。
そしてパパから私を引き剥がす。
『フェルノおおおーーー。』
ママに圧倒されたパパはビクリと震える。
するとママは私を見つめる。
『ママ……………………………………………………』
『フェルノ………………………本当にお疲れ様……………頑張ったわね。』
そして私を抱きしめてくれたママ。
私は色々な感情が入り交じり……………。
ないたのでした。
◇
◇
◇
お読みいただきありがとうございました




