シーン118私は負けない。
ドドドドドドーーーーーーーーーーーーーンっと大地に降り注ぎ爆発を起こしていく隕石群…………それはこのケニージアに広範囲に広がっていた。
隕石が大地に衝撃を与え………大地を破壊し爆発を起こしていく。
それにより地上の者達は………………。
そしてこのケニージア城では……………。
◇
◇
◇
先程まで激しい爆発音が響き渡っていたこのケニージア城…………そして現在……シンっと静まり返る。
一人確実に立ち尽くし震えていた男が声を発する。
『クククッ……………はは……ははは…………………。』
『あーーーーーーーっ……ハッハッハ!!!!』
『どうだ?どおだ!?最強だ…………僕がこの大地最強の存在となったのだあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!』
そう今ここに立っていたものは………先程この大地に隕石を降らした元凶の男………魔族『シャロン』だった。
『はあはあ……………………さあ………これから魔王ゼルドリス様の助力に行くか…………勇者とやらを絶望に…………………………。』
その時……………………シャロンに一瞬何かの気配を感じ取っていた。
『なんだこの気配…………………まさか。』
周囲に目を向けたシャロン。
『魔神フェニックス………………私のフェニックスの最終スキル『再生』……………私は今…………『限界突破』しました。』
『き、貴様………………アキニーか!!???』
震えるシャロンの驚きの声が響き渡る。
すると…………シャロンの目の前に炎が巻き起こる。
『んなっ!?なんだと!?』
『ええ……………今ここに………………私達は再生しました。』
『アキニー様……………これは。』
私はキョロキョロ辺りを見回す。
『フェルノちゃん………先程のシャロンによる攻撃は全てを破壊するだろうと私は実感しました………でも私達は負ける訳にはいきません………そしてアルマジャーロが生命をかけ私のフェニックスを守ってくれました……………。』
『アルマジャーロくん………………』
『もちろん貴女の魔神にも………彼は……………。』
すると私の背後から炎が巻き起こっていく。
それはまるで炎が倍加したように吹き出し………炎の色も変わっていたの。
『そう………彼は魔神をフェルノちゃんに……………渡したのよ………………感じますか?』
私の中で燃えたぎる炎。
それは私の奥底に温かな力を感じていた。
『これは…………あのアルマウッド君の力』
『どうやらそのようですね……………。』
そう声を返してくれるアキニー様。
するとシャロンが口を開く。
『クククッ……まだ…生き残っていたのか?だがこれでわかっただろう?貴様らがどれだけ足掻こうがこの僕の力の前ではまた破壊される事を。』
『シャロン…………あなたはまだそんな事を言っているのですね?でも………………もう二度と…………あなたにこのケニージアを破壊することは許しません。』
『アキニー……………君はまだ分かってない…………そうだ…………今ならお前達二人……………僕の元へ来ないか?そうすればこの世界を魔族のものへ変えるための力として参加させてやろうではないか。』
私は前に出る。
『シャロン………その話は絶対に認めない。』
『なにっ!?』
『私の大切な人達をこんなに傷つけて……………アキニー様にまでこんな酷いことをして…………アルマジャーロくんまで……………………。』
私の中で何かが爆発しそうだった。
『ほお?ならどうする!?いくら貴様がその我が部下であったフレアの力を持っていたとしても…………我が力には遠く及ばない。』
『ううん…………違う…………私の中にはアルマジャーロくんもいるの…………そして皆がいるの!!!!!!』
『何!?』
『私は貴方に………………絶対負けない……………………。』
私の中にあのアルマウッド君を感じた。
(アルマウッド君……………………………………。)
そしてフレアちゃんが燃え上がる。
『魔神フレア…………………再燃』
以前とは比べ物にならない程の炎へと変化したフレアちゃん。
『なっ!?なんだその力は!!!???』
『これが最後の戦いです!!!』
『くっ!!?生意気な!!!全て破壊してくれる!!!!!』
私とシャロンは再び衝突する!!!!!
◇
◇
◇
お読みいただきありがとうございました。




