シーン117アルマジャーロの覚悟。
時は少々巻き戻る。
『フェルノさん!!!???』
アルマジャーロくんが魔神『アルマウッド』を呼び出した。
ポンっとだいちに足をつけると可愛らしく踊る『アルマウッド』くん。
すると大地から巨大な根が飛び出し辺りに広がっていく。
『さあいけ………アルマウッド……………僕の全パワーを使って構わない……………皆を守るんだ!!!』
そんなアルマウッドくんは自分の身体から根を出現させていく。
どんどん辺りに張り巡らせていく木の根。
だがそんな時。
無情にも初めの隕石はこの地に届きそうになっていた。
『くそおおおおおおっ!!!この広範囲に!!!間に合わないのか!!!????』
すると目の前にあのシャロンが立ち尽くしていた。
『何をしようとしてるんだ??』
『くっ………………シャロン!!???お前の好きにはさせないぞおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?』
『フン…………………お前ごときの魔神でこの僕が倒せるとでも思っているのか?』
『うるさい!!!やってみ無ければ分からないだろう!!!!!』
『ほお!?面白い……………なら試して見るがいい……………今やもう二体の魔神を所有したこの僕の攻撃を受けて見るがいいいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!??』
隕石はこの大地に今にも届きそうになっている。
そんな中抗う者たちがいた。
『ぐううううっ!??こんな事…………』
『ああっ!!!』
『ベアズリーさん!!???』
『お前ら!!?僕たちもアレを止めなきゃじゃないのか!?』
既に意識も失いかけているベアズリーさん。
『ベアズリー…………今…………………………』
『アキニー……………今はそちらではない………アレを何とかしなければならない。』
エルザックが不安なアキニーをたしなめる。
『わかってる…………わかっているけどこわいの………エルザック………………………………。』
『大丈夫だアキニー……………………みなでこの状況を打破しなければ……………』
『ううううう。』
『ライラック!!!????貴女大丈夫なの!?』
『あ、アキニー様……………獣化のおかげで………あ………これはアルマジャーロの。』
『私が今この状況を変えます!!!』
するとアキニー様の魔神フェニックスが姿を見せる。
『ふっ…………敵わぬかもしれん相手…………だが今やるしかないのだな。』
バラコンダもその姿を見せ同化していく。
『じゃあ私も。』
そして三人の小さな勇者たちも立ち上がった。
『そうですな………キャリッシュ殿いきますか?』
『分かったわドエルゴさん………セミルちゃん!サーベルさん!!??いける!?』
『ええ大丈夫です……………ですよねセミル殿?』
『そうよサーベルさん……………あいつはこの手で!!!!!』
◇
『みんな…………まだ諦めてはいないよね。』
『そうですねフェルノさん。』
私達は迫り来る隕石に攻撃を開始する。
重力もその隕石を手助けし隕石群の落ちるスピードは加速していく。
『フェルノさん?』
『なあに?アルマジャーロくん?』
『この戦いは必ず勝ちましょう!』
『うん………………………………』
『フェルノさん……………………僕とフェルノさんの魔神の相性なぜいいのか分かりますか?』
『えっ!?それはちょっと分からなかった。』
『木は炎の燃料となるんですよ?』
『あ、そっか。』
『はい……………………だから僕はこの力を貴女のために使うんです。』
『アルマジャーロくん!?』
『そして…………………貴女の魔神をより燃え上がらせる事ができる。』
『えっ!?』
『いいですかフェルノさん……………この僕になにがあっても貴女は決して諦めないでください………………………………………。』
『アルマジャーロくん!?ちょっと何を言ってるの!?』
するとアキニー様がやってくる。
『待ちなさいアルマジャーロ……………………』
『アキニー様!?』
『アキニー様……………………………』
『アルマジャーロ………この私がフェルノちゃんにはこの力を譲ります……だから貴方はそんな事を。』
次の瞬間。
私の短剣から発したのは激しい炎だった。
フレアちゃんの声が聞こえる。
『うおおおおーーーーーーーーーーーーーーっ』
『これは!???』
『遅かった…………………ようですね…………なぜ若き貴方が…………………………………アルマジャーロ。』
アキニー様の身体が震えていた。
その時。
私の身体に流れこんできた激しい炎。
すると。
シャロンが叫んだ。
『クックック……………………さあ終わりだ。』
『全員死ねえええーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!』
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