シーン110スネイカーフェニックス
『クククッ……そいつが勇者の仲間……………まだこのケニージアに残っていたとはな。』
『フン………僕はお嬢様に約束しているのでね…………そして、ここの女王アキニーは僕の主の旧友なんだ…………。』
『そうなんですか?アキニー様?』
『ええ………そうよ………私と同じく伝説の三大魔神エレファモスを従えた今は亡き旧友レギオンは彼エルザックの主だった………そしてそんなレギオンの娘のリオさんもまた、このケニージアの薬師イシメールと共に『勇者』の力になる為に旅立ちました…………。』
『そう……………そんな我が主レギオン様もリオお嬢様も、この地ケニージアを愛していたのだ………このような魔族に好き勝手させる訳にはいかない。』
そんなカッコイイエルザックさんについつい目が止まってしまう私。
『エルザック様♡♡♡♡♡』
『た…………確かに…………………か、カッコイイ………かも…………………。』
セミルちゃんとキャリッシュちゃんもエルザックさんを夢中で目で追い声を上げていた。
『セミルどのおおおーーーーーーーーーっ!』
サーベルさんの叫び声が聞こえると我に返るセミルちゃん。
『そ、、そういえばエルザックさんて。』
『ええ……………………男性好きだったわね。』
『『はあ……………………………もったいない』』
二人が深いため息をついていた。
すると三人の元気な声が聞こえてくる。
『おおっ!!エルザックさん!!』
『私達も一緒に戦いますわ!!』
『エルザックさん!白パンツ姉ちゃんのパンツ見た事ある!?』
『ちょ!!!チークくん何言ってるのおおおーーーーーーーーー!!やめてええーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?』
『ん!?なんだそれは?俺は興味が無いぞ?』
赤面して叫ぶ私…………だけどエルザックさんは………やっぱり男の人が好きなのかなと思ってしまう私。
『ドエルゴ殿……………我々もいきますか。』
『ええ…………ベアズリー殿………………………………今こそ我々の力も!!!!サンドゴーレム!!!』
『フン!!魔神……凍熊王』』』
二人もイシメールさんという薬師さんの薬によって回復していたみたい。
砂と氷の競演が静かに放たれていく。
『『絶対凍土』』
ドドドドドドーーーーーーーーーーーーっと氷と砂の嵐が巻き起こり大地を広範囲で凍られた。
二人の激しいまでの攻撃………その共闘技はかなりのものだった。
『ドエルゴ!!!!』
『ベアズリーさん!!!!!』
『すっげーーーーーーーーーっっっっ!!l』
そんな共闘技を見ていたエルザックさんは考える表情をしていた。
『なあアキニー…………………………………。』
『なあにエルザック??』
すると何故か少しだけ顔を赤らめた気がしたエルザックさん。
それに顔を赤らめ応えるアキニー様。
『この戦いだけでいい……………君の力と僕の力を………………………………………。』
『えっ?エル……………………。』
『ひとつにしてはみないだろうか?』
『きゃあああーーーーーーーーーーーっ!!』
『あ…………私が言われてみたいかも…………』
大興奮のセミルちゃんと素直に言葉にするキャリッシュちゃん。
私はそんな事よりアキニー様のあんな可愛らしい乙女の様な、お顔に目が釘付けだった。
『アキニー様あああ♡♡♡』
すると三人兄妹がやってくる。
『お姉ちゃん達さあ』
『うんうん。』
『うるさいよ?』
『ああっごめんねえ!!つい』
すると三人はエルザックさんとアキニー様に視線を向けていた。
『それよりさ…………僕たちも初めて見るんだ……………。』
『そうですわね…………アキニー様とエルザック様の魔神の共闘。』
『これは……………二人の相性が試されるね?』
そういった三人。
するとアキニー様のフェニックスとエルザックさんのバラコンダが姿を現す。
『なんだと…………………そう出るのか…………女王!!アキニーーーーーーーーーーっ!!??』
そう言い放ったシャロンは叫ぶ。
『魔神フェニックス!!!!!!!』
『バラコンダ……………………………………。』
巨大なヘビとフェニックスが姿を現す。
『させるか……………………伝説の魔神フェニックスとあの魔神の融合など…………許さんぞおおおーーーーーーーーーーーー!!!』
『アキニー!!!!!お前のその魔神はこの僕のものだーーーーーーーーーーーーーっ!!』
すると光に包まれていたエルザックさんとアキニー様は微笑みあっていた。
『『魔神………………………………蛇鳳凰』』
二人の魔神は果たして!?
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